音楽知覚認知研究
Online ISSN : 2434-737X
Print ISSN : 1342-856X
25 巻, 1 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 北村 柚葵, 北 洋輔, 奥村 安寿子, 稲垣 真澄, 奥住 秀之, 石川 裕司
    2019 年25 巻1 号 p. 3-12
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/06/06
    ジャーナル オープンアクセス
    音高弁別能力とは,音の高さの差異を聴き取る力であり,音楽の聴取・演奏の両面で重要となる。しかし,幼児の音高弁別能力の発達過程については,言語的な制約もあり,これまでほとんど検討されていない。そこで本研究では,継時的に流れる2 音の音高の変化を非言語的に表現する方法を用いて,年中(4-5 歳)から小学校2 年生の小児における音高弁別能力の発達的変化を検討した。その結果,同音の同定は年中から年長にかけて向上するが,高低弁別は小学校1-2 年生にかけて獲得されることが示された。また,2 年生では音楽経験の効果が認められ,小児の音高弁別能力の発達には段階的な自然獲得と継続的な音楽訓練の両方が関わることが示唆された。
  • 坂内 くらら, 遠藤 伸太郎, 大石 和男
    2019 年25 巻1 号 p. 13-20
    発行日: 2019年
    公開日: 2023/04/03
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,音楽を専攻する大学生を対象に,演奏前不安尺度(PPAS)を作成することであった。探索的因子分析の結果,PPASは,「演奏の質に関する不安」と「演奏することに関する不安」の2因子で構成されることが示された。クロンバックのα係数により,十分な内的一貫性が,確認的因子分析により,許容できる妥当性が確認された。加えて,PPAS の合計得点および各下位尺度得点と,あがり経験特徴質問紙得点,CES-D得点,感覚処理感受性得点の間には正の相関が,自尊感情尺度得点との間には負の相関が認められた。以上のことから,PPASは,妥当性と信頼性を有しているものと考えられる。
  • 高田 由利子, 石黒 千晶, 岡田 猛
    2019 年25 巻1 号 p. 21-28
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/06/06
    ジャーナル オープンアクセス
    演奏者は作曲家の意図や演奏者自らの意図や,聴衆への伝わりやすさなどを省察しながら練習を重ねる。本研究の目的は,音大生のような学習者の表現の自覚性を測定する心理尺度を開発することである。音楽教育家と心理学者が共同して,演奏表現の特徴を踏まえた演奏表現の自覚性尺度を作成し,音楽学科に所属する 180名の大学生を対象に質問紙を実施した。その結果,演奏表現の自覚性尺度は聴衆への伝達性,演奏者の表現意図と表現方法の調和性,楽譜への忠実性という 3因子からなることが示された。また,各因子に十分な信頼性が確認された(αs>.70)。この尺度は音楽演奏の学習過程を理解する上で役立つ。
  • 平田 圭二, 東条 敏
    2019 年25 巻1 号 p. 29-39
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/06/06
    ジャーナル オープンアクセス
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