1976年の夏, 著者の一人は, 北海道大学教育学部講師として, 教職課程「理科教育法」の一部をうけもった。その講義の聴講者は理系各学部(理・農・工・薬・獣医)にまたがっており, 総数が約200名くらいだったので, 高校理科教育についての学生たちの意見を見るよい機会と考え, 講義のあとでアンケート調査を行なった。その結果を以下の表1∿7にまとめて示す。専攻別学生数は理学部(他学部)物理系23(10)名, 化学系37(45)名, 生物系15(33)名, 地学系地鉱9(7)名, 地学系地物14(0)名である。カッコの中は理学部以外の学生の数である。
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