本稿は, 製造業におけるロジスティクスのレベルが企業経営の成果に与える影響について述べたものである!具体的には, 自社の業務, 意思決定の方法や実績について, 顧客起点のサプライチェーン・マネジメント (SCM) を意識したうえでロジスティクスの視点から自己診断するSCMロジスティクス・スコアカードを活用し, ロジスティクスのレベルが高い企業は, ROAやキャヅシュフローなどが高いことを統計的に検証し, その結果を踏まえ, さらにヒアリングを行うことによって, ロジスティクス部門の役割について, 再確認したものである。
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