最近の労働安全衛生法の改正を受けて,労働災害防止,作業者保護に対する意識が一段と高まってきているが、粉体を扱う現場では、粉じんが飛散する厳しい環境が依然として多いのが現実である。粉体の性状が多岐に渡る事から環境改善が有効に機能していない状況が多くみられ,さらなる環境改善を要望するケースが増えている。本稿ではワンランク上の環境改善を目指し,規制の整理,把握と粉体製造現場にマッチした封じ込め技術の実績,関連機器が紹介されている。
乾燥による小ジワの予防・改善する一般的な方法は、ヒアルロン酸などの保湿成分を皮膚表面に吸着させ,そこに水分を留めて皮膚の乾燥を防ぐものである。しかし,ヒアルロン酸は親水性であり,脂分の多い皮膚(角質層)表面には長時間滞留できず、また、その分子サイズが角質細胞間隙に比べて非常に大きくなるので角質層内部への浸透も起りにくい。 一方、生体適合性・生分解性の乳酸・グリコール酸共重合体PLGAナノ粒子は表面が両親媒性であり、顔面上で挙動する ので,角質層や毛穴・シワ内部への浸透性に優れたDDSキャリアとして応用できる。そこで、ヒアルロン酸に本技術を適用して,これまで角質層表層にのみ形成されていたヒアルロン酸の保湿帯を角質層深部まで拡張することにより新発想の保湿効果が体感できるようになった。本報は本保湿効果,抗シワ効果の検証結果について紹介している。