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松山 洋一, 藤江 真也, 齋藤 彰弘, 小林 哲則
セッションID: 1O2-OS-18-9
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
会話ロボットを多人数会話に介在させて会話を活性化させるシステムの開発を行なっている.このシステムを設計するにためには,様々な会話戦略が状況に応じてどのように活性化に寄与するかが整理されている必要がある.本稿では,会話ロボットを介在させた会話実験を通して,多人数会話活性化システムのための会話戦略をパターンとして系統的に整理する.
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須永 剛司, 小早川 真衣子
セッションID: 1P1-OS-14-1
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
今日、さまざまな学問分野において「デザイン」への関心が高まっています。そこ生まれるのは、デザインの創造と構成(シンセシス)とは何か、拡張するデザイン対象とは何かを問うことです。本発表では、本セッション「コトのデザイン」の基本概念を提示し、報告される教育、研究、実践の取り組みを位置づけます。
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小川 俊二, 田中 泉
セッションID: 1P1-OS-14-2
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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従来のデザインの目標の一つは、目に見え手に触れることのできるモノのカタチを決めることであった。一方近年、デザインの受け手の時間や経験を含めたコトのデザインという視点が提示されている。ここでは実際の製品提案や製品作りにかかわるデザイン・プロセスの中で、モノとコトのデザインがどういう関係にあるのか、事例とともに議論する。
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濱崎 雅弘, 沼 晃介, 田中 克明
セッションID: 1P1-OS-14-3
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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社会が抱える問題の複雑化に伴い,異分野越境型プロジェクトの重要性が指摘されている.本稿では筆者らが関わる,美術・社会学・工学の三分野のメンバーから構成される研究プロジェクトにおけるコミュニケーションとコラボレーションの履歴を俯瞰することで,異分野越境型プロジェクトがどのように進展しうるのかについて考察する.
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小早川 真衣子, 岡本 誠, 原田 泰, 藤井 晴行, 須永 剛司
セッションID: 1P1-OS-14-4
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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次世代デザインとは、その対象を「モノ」から「コト」へ拡張した広義のデザインを意味する。本発表では、その方法と理論をカリキュラムとして構築することにより、イノベーションを起こす組織とそれを実践するデザイナーや研究者を育成することを目指すプロジェクト の活動を報告する。その活動は、次の2層の活動で構成される。1)「コトのデザイン」を学ぶ層、2)「コトのデザイン」の学び方を振り返り構想する層
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塩瀬 隆之
セッションID: 1P1-OS-14-5
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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新興国市場で先行する韓国の家電メーカーでは,マーケティングにおいてもデザインリサーチを専門とするデザイナらが重用され,製品開発における発言権も日本におけるそれとは大きな差があると言われている.日本においてデザインはいまだロゴスよりもむしろパトスで語られる場面が少なくなく,モノからコトのデザインへ,パラダイムの大きな転換期を伝統的なものづくりの世界に説得するデザインのロゴスが今もとめられている.
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谷 雅徳
セッションID: 1P2-OS-9a-1
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本講演では「仕掛けない」という仕掛けの可能性について述べる。今から30年前、TV業界が漫才ブームに沸いていた頃、あえて街に出て道行く人に即興で「何か」を仕掛けて笑いを作り出した。その後、動物に仕掛けて反応を見る、外国人に言葉を無視した会話を仕掛ける、等の方法論で次々に笑いを創出してきた。そして最終的には、出会った人々とただ喋るだけという方法論に辿り着き、それでも面白い事が起きるという確証を得た。
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内平 直志, 崔 舜星, 平石 邦彦, 鳥居 健太郎, 知野 哲朗, 平林 裕治, 杉原 太郎
セッションID: 1P2-OS-9a-10
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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音声つぶやきによる医療・介護の時空間コミュニケーションシステムを開発している。本システムの特徴は、「発話状況を用いたつぶやき配信制御」である。今回、実際の看護・介護現場およびそれを模した仮想フィールドで、つぶやき配信・共有が看護師・介護士の行動をどのように変えるかについての観察結果を報告する。
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岡 駿一郎, 山根 承子, 松村 真宏
セッションID: 1P2-OS-9a-2
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究は仕掛けによる食生活の改善を目指す。まず、生協食堂年間利用定期券(ミールカード)のデータを用いて大学生の食生活の実態を把握した。その結果、カードの利用限度額ちょうどで商品を購入する傾向があることがわかった。この傾向を利用し、「目につきやすい場所に南瓜の小鉢を置く」という簡易な仕掛けを設置した。実験の結果、この仕掛けはより健康的な食選択に誘導する効果をもつことが明らかになった。
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平岡 敏洋, 野崎 敬太, 高田 翔太, 塩瀬 隆之, 川上 浩司
セッションID: 1P2-OS-9a-3
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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運転操作に直接介入して自動的に燃費改善を図るシステムは,運転者が省燃費運転を試みる機会を奪い,運転技能が向上しない恐れがある.一方,情報提供のみを行うことで,運転者に自発的な省燃費運転を促す支援システムがある.本研究ではシミュレータ実験を行い,2 種類のエコドライブ支援システムにおける運転者に対する能動的工夫の余地の違いが,省燃費運転に対する動機づけや運転技能の習熟に与える影響を調べる.
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白水 菜々重, 木津川 翔太, 松下 光範
セッションID: 1P2-OS-9a-4
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究の目的は就職活動における内省支援システムの実現である。就職活動において、エントリーシートの練度は選考に影響を及ぼす。多数の参考情報が存在するにも拘らず、現状ではすべての学生がその内容を汲み取って実践できていない。この問題解決の一助として、本稿ではユーザ観察を通じて文章を批判的に内省できる学生の特徴を明らかにし、参考情報提示に関わるシステムデザインが内省過程や文章生成に与える影響を分析する。
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松村 真宏
セッションID: 1P2-OS-9a-5
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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仕掛学の根底には「副作用性」がある[松下11]。本稿では、なぜ主作用ではなく副作用なのか、主作用と副作用は本質的に何が違うのか、という問いへの答えとして、双対問題としての仕掛学について考察する。社会的課題からなる目的関数とその制約条件からなる仕掛学のラグランジュ方程式に対し、主問題の解が主作用を利用するものであり、双対問題の解が副作用を利用するものであるとする考えについて述べる。
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折田 明子, 吉川 厚, 寺野 隆雄
セッションID: 1P2-OS-9a-6
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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グローバルなビジネス教育の実践では、文化、慣習、環境の違いをどう扱うかが問題になる。例えば、ケース教材にて「オフィスにて」と記述があったとき、大部屋か個人のオフィスか思い浮かぶものは国や地域によって異なるが、情報が埋め込まれた描画であれば状況の理解を共有した上で参加者の多様性を引き出すことができる。本発表は、著者らが制作してきたマンガ教材による海外のワークショップにおける試みについて報告する。
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岡本 真, 大向 一輝
セッションID: 1P2-OS-9a-7
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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東日本大震災を受けて3月12日に開始したWikiシステムを用いた文化施設の被災状況・救援情報の集約と共有における「仕掛け」の事例を紹介し、オンラインでの共同編集行為を成立させる要因を検討する。
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斉藤 賢爾, 中村 俊介, 黒澤 伸一郎, 緒方 大輔, 南 政樹
セッションID: 1P2-OS-9a-8
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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「アカデミーキャンプ」は、東日本大震災や福島第一原子力発電所事故の影響を受け、心身ともにストレスを受けて生活している福島県の小中学生を対象に、静岡県御殿場市にて実施しているキャンプ型の遊びと学びのプログラムである。この報告では、2011年夏および2012年冬に実施したキャンプを通して、参加したこどもたちのみならず、ボランティアとして参加した大学生等に生じた心的・行動的変化を述べ、評価を試みる。
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杉原 太郎, 藤波 努, 三浦 元喜
セッションID: 1P2-OS-9a-9
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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認知症者やその介護者を支援する情報機器は,工学的に高度であることよりも,介護の文脈の中にいかに埋め込まれるかが普及の成否を決めると考えられる.本研究では,著者らがこれまでに行なってきた研究および英国における機器開発の試みを通して,文脈に埋め込むための仕掛けのあり方について考察する.
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安田 清, 桑原 教彰
セッションID: 2A1-NFC-6-6
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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演者らは認知症の程度に合わせて、日常生活を支援するさまざまな道具の開発や電子機器の応用を試みてきた。例えば、認知症専用日記、各種メモ帳、ICレコ-ダー、最近ではスマホの応用を試みている。それらを、体系的に紹介する。
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佐藤 由紀子, 田口 良江, 武下 秀子, 蓼沼 芳保, 根岸 勝寿, 黒田 征二, 鬼武 眞人, 明神 愛輝, 塚脇 章生, 前川 晃子, ...
セッションID: 2A1-NFC-6-1
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ふれあい共想法を用いた社会的交流の促進により、高齢者の認知症発症と進行抑制を支援する共想法実施人材を育成する課程を開発したので報告する。具体的には、千葉県東葛地域の高齢者を対象に、研修コース、継続コース、入門コースの三つの課程を実施し、活動の担い手となる人材を発掘し、育成した。さらに、埼玉県の福祉活動を行うNPOスタッフ、長崎県の病院に勤務する医療スタッフを対象に、実施研究支援を行った。
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野中 裕子, 酒井 洋一, 安田 清, 中野 有紀子
セッションID: 2A1-NFC-6-10
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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高齢者増加に伴い、高齢者を支援する情報技術が行われている。その中で,患者の状態把握,認知状態の評価は重要な課題の1つとなっている。高齢者の状況把握を目指し、本研究では会話エージェントとの対話より高齢者の頷きといった非言語情報やピッチなどの言語情報を取得し、会話における反応性の計測を行った。そしてその結果を使い詳細表示方式と簡易表示方式の2種類について可視化システムを実装した。
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加藤 昇平, 遠藤 英俊, 本間 昭, 佐久間 拓人, 渡邊 恵太
セッションID: 2A1-NFC-6-11
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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我々は,認知症の早期発見・診断の支援を実現するために,高齢者に対して極めて簡便で非侵襲な認知機能障害のスクリーニングシステムを研究開発している.本研究ではこれまでに,認知課題実行中の高齢者の発話音韻,ならびに,脳血流賦活特徴に着目し研究を行ってきた.本稿では,それらの研究を総括・統合し,ベイジアンアプローチに基づく音声と脳血流を用いた認知機能障害のスクリーニングシステムを提案する.
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松浦 弘幸, 和崎 克己
セッションID: 2A1-NFC-6-12
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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神経伝導の軸索伝達プロセスを分極ベクトルの回転とみなすと量子化が可能となる.これはポラリトンであり,量子力学の方程式に相当する.この知見を用いるとベイズの定理やニューラルネットも量子効果,量子干渉を含む形式に書きなおせる.また,神経疼痛なども量子電磁気干渉の可能性にかんしても言及する
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大武 美保子, 小栁 洋子, 土井 悠希江, 辻畑 光宏, 田崎 誉代, 野口 宗昭, 安部 晨, 永田 映子
セッションID: 2A1-NFC-6-13
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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共想法は,認知症予防回復を目的として開発された,テーマに沿った写真などの素材と話題を持ち寄り,話題提供と質疑応答の持ち時間と順序を決めて,話し手と聞き手が交代する会話支援技術である.複数の施設で共想法を実施し,実施記録を蓄積し,改良につなげることができるよう,ウェブデータベースと連携する共想法支援システム「ほのぼのパネル」を開発した.各地の医療介護福祉施設における実施研究に活用されたので報告する.
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永田 映子
セッションID: 2A1-NFC-6-2
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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デジタルコンパクトカメラの普及により回想法などでのカメラの利用が増えている。筆者はこれまでコラージュ療法や写真療法、共想法に取り組み、高齢者との写真活動を実施してきた。その中で自ら持参した写真を改めて撮影しなおして使用した女性Aさんの事例では、被写体によって撮影回数に差が生じた。その中の一枚がAさんの内面を反映しているのではないかと思われるため、その撮影プロセスについて考察する。
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寺井 紀裕, 杉原 太郎, 藤波 努
セッションID: 2A1-NFC-6-3
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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介護を工学技術により適切に支援するためには,業務プロセスを詳細に分析し,介護者たちが業務内でどのように自らのリソースを配分し,どのような状況下で負担を感じるかを明らかにする必要がある.本研究では,熟達介護者と深甚介護者を比較することを目的とし,食事介助時の介護者の業務フロー分析を実施した.その結果,業務遂行が上手い職員はリソースを,忙しさの事前推定を行うことにより的確に配分することがわかった.
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細馬 宏通
セッションID: 2A1-NFC-6-4
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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グループホーム型の介護施設では入居者の生活空間と介護者の介護空間とのほとんどが重なる。カンファレンスもまた、会議室ではなく入居者の生活空間で行われる。こうしたカンファレンスではしばしば、介護者自身が普段の入居者の動作を演じたり、お互いを入居者に見立てることで、介護行為を論じあう。本発表では、生活環境に埋めこまれた身体動作がどのような形式をとりうるかを、行為連鎖分析から考察する。
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小島 一浩, 梶谷 勇, 谷川 民生, 永見 武司, 麻生 英樹, 大場 光太郎, 橋田 浩一, 西村 拓一, 本村 陽一
セッションID: 2A1-NFC-6-5
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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産総研は,民間企業等からなるコンソーシアムを立ち上げ,気仙沼〜絆〜プロジェクトをスタートさせた.被災地では,生活不活発病,買い物困難者,コミュニティ崩壊等が問題となっている.これらの問題は将来の日本の縮図である.本プロジェクトは,ある仮設団地を一つの街と考え,いまあるリソースですぐにできることを基本スタンスとし,先の問題を現地と協力しながら枠組みから構築する.本発表で進捗状況を報告する.
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大島 千佳, 伊藤 直樹, 西本 一志, 安田 清, 細井 尚人, 中山 功一, 堀川 悦夫
セッションID: 2A1-NFC-6-7
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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我々は認知症などの精神症状による常同言語(同じ言葉を繰り返す症状)を,音楽により緩和することを目的としたシステムを構築している.システムから提示する音楽について検討するために,患者に対してシステムを試用した結果を報告する.
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桑原 教彰, 安田 清
セッションID: 2A1-NFC-6-8
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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インターネット上で提供されているテレビ電話、写真共有、動画共有といったクラウドサービスを、在宅および施設での認知症介護に活用した事例を紹介する。テレビ電話によるボランティアと患者とのコミュニケーション支援や、写真共有、ビデオ共有サイトを利用した思い出ビデオによる患者の情緒安定など。
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伊藤 安海, 久保田 怜, 根本 哲也, 奥谷 知克, 大瀧 雅世, 山田 陽滋
セッションID: 2A1-NFC-6-9
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
平成21年から富士河口湖町等で高齢ドライバー支援講座(1.運転体操、2.シミュレータを用いた運転トレーニング、3.安全運転座談会、4.認知機能検査等)を実施してきた。開始当初参加者の過半数に認知機能の低下(MMSEスコア≦26)がみられたが、継続して講座に参加したドライバーでは、認知機能の向上、シミュレータスコアの向上、講座への参加姿勢の向上(生き生きとした会話が増える等)が見られるようになった。
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櫻井 茂明, 牧野 恭子, 松本 茂
セッションID: 2B1-R-3-1
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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複合時系列データの分析技術において、複合時系列データからルールを発見する際に利用する学習データを拡充する方法を提案する。提案法においては、従来は学習データとなり得なかった複合時系列データに対して、対象とする評価主体を拡充するとともに、評価主体に関連するトピックを記述したトピック辞書を活用することにより、学習データを拡充する。注目株式銘柄の検知タスクに基づいて、学習データ拡充の効果を検証する。
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井出 典子, 岩沼 宏治, 山本 泰生
セッションID: 2B1-R-3-2
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
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トランザクションDB上の相関ルール抽出は多く研究されているが,その殆どは共起する事象を扱う正の相関ルールに関する研究である.負の相関ルールは,ある事象が発生した際に別の事象が発生しない現象を現すもので,あまり研究されていない.既存の負の相関ルール抽出法は,正負両方の事象を同時に抽出しており探索空間は膨大で効率に問題がある.本研究では,負事象の明示的な生成を抑制し,効率的な抽出法を新たに提案する.
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中澤 里奈, 伊藤 貴之, 瀬々 潤, 寺田 愛花
セッションID: 2B1-R-3-3
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
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未知の遺伝子機能や他の遺伝子との関係を解明するために,遺伝子をノード,遺伝子間の相互作用をエッジとする遺伝子ネットワークが利用されている.しかし,そのノードとエッジの数は非常に膨大であり,そのまま可視化したのでは機能と相互作用の関係性を視認しづらい.そこで本研究では,遺伝子機能情報であるGO (Gene Ontology) をノードの色で表現し,遺伝子ネットワークと統合した可視化手法を提案する.
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橋本 武法, 田島 直嗣, 福島 雄太, 中山 功一
セッションID: 2B1-R-3-4
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
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フリー
駅で電車を待っているときに,次に到着する車両の混雑状況や,空いている車両番号を知ることができれば,乗客は嬉しい.本研究では,ユーザの保持する加速度センサーの値のみから,そのユーザが立っているか座っているかを自動で判別し,車両ごとの着席率(混雑状況)を駅で待っているユーザに案内するアルゴリズムを提案する.また,Androidスマートフォンへの実装例について述べる.
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東條 亮平, 澤村 一
セッションID: 2B1-R-3-5
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
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フリー
近年, SNS, Blog, Twitterなどが世界的に普及している. そのようなWeb上の場で世界中の人々が述べる主張は, 基本的に根拠と結論からなる議論形式を有していると考えられる. 本研究では, 議論が木構造で表現出来ることを利用し, 頻出部分木マイニングにより, Web上の議論から頻出する議論を抽出する. そして, 人々が共通にもっている思想, 信念を発見できる可能性を示す.
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杉村 博, 松本 一教
セッションID: 2B1-R-3-6
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
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フリー
本論文では時系列データと背景知識を用いた知識発見をおこなう手法について提案する. Big Data解析の重要性が増すなかで,一種類のデータだけを用いたデータマイニング技術 では得られる知識に限界がある.そこで複数のタイプのデータを扱うために,本論文では 時系列データとそのデータにまつわる背景的な知識をメタデータとして付与して,それらを ともに利用する知識抽出方法について提案する.
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北川 哲平, 福井 健一, 鈴木 聖人, 冨士井 裕之, 山口 慶大, 沼尾 正行
セッションID: 2B1-R-3-7
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
インターネットの安全性・安定性を確保するためには, ネットワーク異常の際に効率的に原因診断を行い, ネットワークを復旧させることが重要である. 本研究ではオペレータによるネットワーク異常の原因診断の支援を目的として, サーバログの相関分析を行った. その際, ネットワーク構造・サーバログの非周期性・サーバログの重大性を考慮して重み付けすることにより異常原因の候補サーバログを抽出した.
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玉川 奨, 森田 武史, 山口 高平
セッションID: 2C1-NFC-2-1
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
オントロジー学習の情報資源として,Wikipediaに注目した研究は多いが,その多くはクラス階層に注目しており,プロパティの定義域・値域を含めたクラススキーマ階層を構築する研究は少ない.本論文では日本語Wikipediaからクラススキーマ階層を備えたオントロジーの構築手法の紹介と,その利用法として,近年注目されているLinked Open Dataとの連携を考慮した一例を示す.
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白川 真澄, 中山 浩太郎, 原 隆浩, 西尾 章治郎
セッションID: 2C1-NFC-2-2
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
文書をあらかじめ設定したカテゴリに分類するタスクは,情報検索の分野において重要な課題である.文書分類の一般的なアプローチとしてナイーブベイズが挙げられるが,教師データを用意するためのコストが問題であった.そこで本研究では,Wikipediaのカテゴリ構造を解析することで,ナイーブベイズに必要な教師データ,すなわち,ある語句が出現したときのカテゴリの事後確率を自動的に計算する手法を提案する.
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藤原 裕也, 鈴木 優, 小西 幸男, 灘本 明代
セッションID: 2C1-NFC-2-3
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
多言語Wikipediaはあるトピックに対し情報が多い言語版や少ない言語版などが多数存在する.そこで本研究では複数の言語版を比較し,ユーザが閲覧している方の言語版に不足している情報を他の言語版から補足する手法を提案する.このとき補足する情報の質をWikipediaのバージョンを用いることで計り,より質の高い情報をユーザに提示する.研究のはじめの一歩として日本語版と英語版を比較し情報の提示を行う.
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藤原 嵩大, 吉岡 真治
セッションID: 2C1-NFC-2-4
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
Wikipediaには階層的なカテゴリが付与されている。この階層に存在する様々な関係を 利用したWikipediaオントロジーの研究が行われている。 しかし、カテゴリに対する網羅的な分析は行われておらず、アドホックな利用法が提案 されているのみである。そこで、本研究ではWikipediaの全てのカテゴリに対して表記 パターンによる分類を行い、その結果を用いた階層間の関係の分類を行う。
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Chan Patrick, 土方 嘉徳, 西田 正吾
セッションID: 2C1-NFC-2-5
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
情報検索や自然言語処理においては,単語間の関連度がよく用いられる.本稿では,Wikipedia記事を用いて概念ベクトルを生成することで,単語間関連度の推定手法を提案する.提案手法では,Wikipedia記事内における単語の頻度情報とレイアウト情報を用いて,概念ベクトルの要素値を計算する.人手で与えた単語間関連度のデータセットを用いて,推定手法の有効性を検証する.
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落合 純一, 狩野 均
セッションID: 2E1-R-1-1
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
本論文では,TSPを対象に,MAX-MIN Ant System(MMAS)の高速化手法を提案する.MMASは,最も性能が良いアントコロニー最適化法の一つであるが,収束が遅い問題点がある.そこで,局所最適解の辺を集中的に探索するようにフェロモンの初期値に偏りを与えることで,探索を高速化する.TSPのベンチマークを用いて実験を行った結果,従来手法と比べ探索効率の向上を確認した.
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三木 光範, 吉田 健太, 小野 景子, 平野 裕也
セッションID: 2E1-R-1-2
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
我々はオフィスワーカが要求する照度を提供し,かつ省エネルギーを実現する知的照明システムを提案してきた. このシステムは照明が照度センサに及ぼす影響度合いを最小二乗法により推定し,効率的に照明の光度を制御している.さらに効率的に照明を制御するために照度センサの位置座標を推定し,最小二乗法による推定結果を補正する方法を提案した.本研究では照度センサの位置座標の推定精度について検討を行う.
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間瀬 英之, 大和田 勇人
セッションID: 2E1-R-1-3
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
協調フィルタリングは多くのユーザ嗜好情報からユーザの嗜好に合った情報を予測する方法であるが、情報の欠損が増えると予測の精度が低下してしまう。従来手法では欠損値を含んだままクラスタリングを行っており、ユーザクラスタリングのみを使用する手法が多い。そこで、本研究では欠損値を補間した後にハイブリッド・クラスタリングを用いた新しい手法の提案を行った。結果として、提案手法は高い精度の予測を行うことができた。
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太田 翔護
セッションID: 2E1-R-1-4
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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議論研究の分野において, 議論は論理学と密接な関係がある. 論理学というのは一般に西洋論理学のことを指し, 議論もこの西洋論理学に則して行われているが, この他にも東洋の論理学としてインド論理学というものが知られている. 本研究では, インド論理学における典型的な「五支論証」を議論の中に取り入れることにより, 事例(比喩表現)を使った論証がより高い説得力を持つ「東洋的な議論モデル」を提案する.
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石下 裕里, 戸次 大介
セッションID: 2E1-R-1-5
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年、組み合わせ範疇文法(CCG)が頑健なパーザのための文法記述に有用だということが示されつつある。一方、意味解析においては言語処理の観点から記述言語が計算に適していることが期待される。本研究では、言語処理の意味との対応が明らかになりつつあり、一階述語論理に変換可能な量化動的論理に基づいたCCGの意味記述について提案し、論理型言語LiLFeSによってその意味合成を実装するための技術について述べる。
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大原 剛三, 斉藤 和巳, 木村 昌弘, 元田 浩
セッションID: 2E1-R-1-6
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ソーシャルネットワーク上の情報拡散に関する2つの代表的, かつ対照的な確率モデルである独立カスケードモデルと 線形閾値モデルを対象に,ネットワークにおける入出次数相関 とノードの期待影響度間の関係性についての理論解析を与える とともに,実ネットワークを用いたシミュレーションを通して その関係性を実験的に示す.
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大谷 紀子, 田所 克敏, 栗原 聡, 沼尾 正行
セッションID: 2E1-R-1-7
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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個人の感性モデルと楽曲の構造形式の両者を考慮し,進化計算により楽曲を生成する手法が提案されている.ある程度の感性の反映には成功しているが,「好き」「嫌い」など,ユーザごとの相違が特に明確に表れる感性を反映することに課題が残されている.本発表では,音楽家の即興過程を模倣した最適化アルゴリズムであるハーモニーサーチにより楽曲を生成する手法について検討し,他の手法と比較した結果を報告する.
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平岩 優里
セッションID: 2F1-R-10-1
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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服飾デザインの場面において、コンピュータ上でユーザにあうデザインを確認できるようなシステムは実際に運用されている。 しかし、その多くは静止画によるものや人物の動きが制限されるものである。 本研究では上記の問題を解決するため、リアルタイムに取得した背景を含む人物画像をとりこみ、上半身、とりわけ腕や胸部などの身体部位を分割するアルゴリズムを提案する。
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真部 雄介, 松尾 翔太, 菅原 研次
セッションID: 2F1-R-10-2
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では,簡易なセンサーを用いた人の行動による認証技術の1つとして,空中での手の動きによる個人認証の可能性について議論する.提案手法では,ゲームデバイスであるKinectを利用し,空中での手の動きを3次元データとして計測した.発表では,DPマッチングによる類似度に基づく個人照合シミュレーションの結果を報告する.
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