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宇野 良子, 鈴木 啓介
セッションID: 3J4-OS-20c-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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実験記号論とは、言語などに見立てたコミュニケーションツールの使用法が構造化されれていくのを観察し、言語やコミュニケーションについて考察する手法である。多くの先行研究で、ツールは、外部に目的のあるコミュニケーションで使用されるが、本研究ではコミュニケーションそのものを楽しむためにツール(図形交換実験)を用いた場合の文法の生成について認知言語学のメンタル・スペース理論の知見から観察・分析をする。
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細馬 宏通
セッションID: 3J4-OS-20c-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ババ抜きは子供から大人まで遊べるポピュラーなゲームだが、実際に観察すると、ゲームの開始場面と、誰か一人が手札をすべて場に捨てて勝ち抜けする場面でプレイが頻繁に停滞することがわかる。本発表ではこれらのトラブル場面を観察し、それが「起点」「順番ルール」「役割ルール」の問題であり、「自己」の視点に関わることを示す。その上でババ抜きにおける「自己」の視点問題が身体相互行為によって安定する過程を記述する。
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細田 滋毅
セッションID: 3K1-OS-08a-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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地球温暖化に伴う気候変動が地球規模で起こっており、その長期的な変動は主に海洋が駆動していると考えられる。国際アルゴ計画は、リアルタイムでデータを取得できる自動昇降型観測フロートを世界各国で連携して全球に3500台展開し、海洋内部の水温・塩分変動を監視するプロジェクトである。講演では、気候変動の監視・予測に対する海洋観測の重要性とアルゴ計画、即時公開されるデータについて紹介し、議論の展開に資する。
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三浦 輝久, 伊藤 憲彦, 堤 富士雄
セッションID: 3K1-OS-08a-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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家庭での節電は、非常に労力がかかり、やる気だけでは長続きしない。節電をより容易で持続可能な活動とするために家電の操作を一括して行えるツール「節電ボリューム」を開発し、開発期間を含め約6ヶ月間の家電操作ログを記録した。 今後は、ユーザの家電操作ログから家電利用の選好を学習し、無理なく節電が行えるように支援する方法を開発する。そのために、ログを分析し、学習の可能性、課題の抽出を行った。
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森長 誠, 月岡 秀文, 松井 孝典, 松本 慎平
セッションID: 3K1-OS-08a-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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我が国の国防の安定運用と,それに伴い排出される航空機騒音のトレードオフ問題を解消することを目的とし,ジェット戦闘機から排出される騒音の音源情報から機種を把握する分類機の開発を行うことで,自衛隊等の飛行場周辺におけるジェット戦闘機の騒音を長期的に自動監視することを試みている.昨年度のニューラルネットワークを用いた検討に引き続き,今回はサポートベクタマシーンによる分類を試みたので報告する.
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福井 健一, 稲場 大樹, 沼尾 正行
セッションID: 3K1-OS-08a-5
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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2011年3月11日に発生した東日本大震災は、我が国における未曾有の大災害となり、 本震の後も全国の至る所で余震や誘発地震が起こった。 本研究では、我々が以前に提案した共起クラスタマイニングという手法を震源リストに適用して、 地震発生の共起パターンを抽出することで地域間における力学的な相関関係を調べる。 本手法により、地域間における地震発生パターンの関係、および発震機構解との関係が得られた。
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大場 真
セッションID: 3K3-OS-08b-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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生態系研究分野においても測定の最密化やリアルタイム化、過去のアナログデータ(標本や紙地図など)のアーカイブ化、これらを収納するデータベースの巨大化と複雑化、それらを組織化する様々なレベルの技術とネットワークが急速に成長を始めている。本発表では生態系研究におけるビッグデータの状況を素描し、それに対する生態系情報学の展望や新たな情報科学分野との学際研究の可能性について紹介する。
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松井 孝典, 土屋 翔平, 町村 尚
セッションID: 3K3-OS-08b-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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現在、シカの個体数増加に伴う植生被害が深刻であり、この管理においてシカの捕食者であるオオカミを再導入して食物連鎖を均衡させようという議論がある。米国イエローストーン国立公園などの少数の例を除いて実装例がなく、動物相の持つ種々の不確実性から困難が伴う。そこで本研究では、マルチエージェントシミュレーションによるオオカミーシカの個体群動態モデリングを行い、再導入の意味を議論する。
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加島 智子, 松本 慎平, 松冨 達夫, 伊勢田 博志
セッションID: 3K3-OS-08b-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年、農産物直売所の数はコンビニの店舗数を超え人気を得ている。しかし、農家にとって課題も多い。生産者の高齢化、安い輸入農産物、安心・安全の問題など国内農業への影響を懸念する声もある。これらの問題により今後、環境に与える影響も大きくなると予想される。そこで本研究では農業の知恵の継承、輸送コスト削減、露地栽培での生育時期の調整という目標を掲げ、農業分野における環境問題を解決するための仕組みを提案する。
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三上 亮, 中野 宏美, 大和田 勇人, 堂脇 清志
セッションID: 3K3-OS-08b-4in
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年,レシピ検索サイトが普及しているが,単品レシピが多くその中から献立を考えるということは負担になる.一方,CO₂排出量は年々増加しており,それを削減することが必要とされている.そこで,本研究では献立管理を必要とする高齢者や食事制限がある方に対して中・長期献立推薦を行うことを目的とする.また,推薦の際にCO₂排出量も表示することにより,ユーザが環境のことを目に見えてわかるシステムの構築を行う.
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松本 慎平, 不動 雄樹
セッションID: 3K4-OS-08c-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年,観光においても,徒歩や自転車,公共交通機関を活用したグリーンモビリティが注目を集めている.本研究では,京都観光を対象に,環境にやさしい観光を楽しく実行できるようにするためのモバイルアプリケーションを開発する.現在位置を取得し,負担のない移動圏内で利用者の嗜好に合った観光拠点を提示する.必ず訪問したいと希望する次の拠点までの間に発見と探索の機会を創出することで,グリーンモビリティを促す.
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伊藤 裕二, 川本 真司, 柴田 博仁
セッションID: 3K4-OS-08c-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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オフィスワークにおける環境負荷削減を目的とし、今回当社のビルで発生する環境負荷の構造を分析し、削減への検討を試みた。オフィスの環境負荷は、ビルのインフラに依存する部分と個人に依存する部分とに分けて議論する必要があり、この両面から環境負荷削減を考えないと予想した効果が現れないことを示した。それは、グリーンby ITで問題となる公共交通機関の利用削減による環境負荷削減にも適用可能と考える。
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熊澤 輝一, 松井 孝典
セッションID: 3K4-OS-08c-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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地域の持続可能性は、社会と環境の変化に適応し、時に何らかの変革がもたらされることで確保される。しかし、その駆動力となる知識の在り様が明示的な状況にあるとは言い難い。本発表では、グラウンデッド・セオリーのアプローチでコード化し体系化したイノベーション知識について、持続可能性を対象とするオントロジーへの組み込みを試みる。その上で、イノベーションをガイドする知識体系を構築するための方法について検討する。
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小野 智司, 前原 武, 宮本 龍二, 谷山 大介, 坂口 裕一, 池田 亮, 中山 茂
セッションID: 3K4-OS-08c-4in
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ペーパレス化に向けて 航空機の搭乗券等の電子チケットが広く普及しつつある. 近年は2次元コードを利用することで認証を迅速に行うことが多いが, 2次元コードの不正な複製が懸念されている. 本研究では,半脆弱な電子透かしを埋め込むことで, 印刷された2次元コードや,携帯電話のディスプレイに 表示された2次元コードの真贋判定を行う方式を提案する.
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神嶌 敏弘
セッションID: 3L1-OS-06a-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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データ分析技術は社会の中で多方面で利用されるようになり,その分析結果が様々な意思決定に利用されるようになった.この意思決定に際し,情報の取り扱いの公正性や中立性に配慮が必要な場合が生じている.例えば,ローン審査などにおいて,性別や人種などの情報を決定にあたって直接的・間接的に利用してはならない.このような制約に配慮したデータ分析手法について俯瞰する.
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福地 一斗, 佐久間 淳, 神嶌 敏弘
セッションID: 3L1-OS-06a-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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実社会にて機械学習の手法を用いる際には,差別を排除するために,性別,人種,信仰などのセンシティブ属性に関して中立でなければならない.しかし,センシティブ属性の違いが曖昧であったり,データに欠損値があったりすることで,センシティブ属性が明示的に与えられない場合もある.本稿では,センシティブ属性が与えられなくとも,その予測分布が与えられれば中立性に配慮可能な手法を提案する.
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呉 双, 照屋 唯紀, 川本 淳平, 佐久間 淳, 菊池 浩明
セッションID: 3L1-OS-06a-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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Stochastic gradient descent is a widely used paradigm for solving optimization problems by performing a series of iterations to reach a local minimum. In this work, we propose a preliminary approach to enable privacy preservation in stochastic gradient descent and demonstrate its feasibility in linear support vector machine. In our proposal, data is distributed among different individuals. We achieve privacy-preservation when the inquiries to server are disordered.
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楊 斌, 中川 裕志
セッションID: 3L3-OS-06b-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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Numerous methods have been proposed for privacy-preserving data mining (PPDM). Most of these methods are based on an assumption that semi-honest is and collusion is not present. In other words, some parties may collude and share their record to deduce the private information of other parties. We considered a general problem in this issue - multiparty secure computation of functions on secure summations of data spreading around multiple parties. In order to solve above collustion problem, we have proposed a secure computation method that entails a high level of collusion-resistance. Unfortunately, the private inputs of some parties may be infered because unnecessary information is disclosed in the process of this method. In this paper, we will improve this method, so that the final result is directly computed without any intermediate information being revealed. Moreover, this method can be used to securely compute almost any kind of function on secure cummations.
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大木 哲史, 甲藤 二郎
セッションID: 3L3-OS-06b-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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金融機関や入国管理などにおいて、指紋や静脈を利用した本人認証技術の導入が進んでいるが、金融ICカードへの普及は全体の5.5%程度と一般利用者への広がりは伸び悩んでいる。この普及の妨げの要因のひとつとして、生体情報のプライバシー保護への杞憂がある。本報告ではこの阻害要因の技術的な対策の一つであるテンプレート保護型生体認証に関して、標準化動向および技術的な課題をまとめる。
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星野 伸明
セッションID: 3L3-OS-06b-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本講演では、日本の官庁統計調査における情報保護技術へのニーズをまず紹介する。そこで重要なのは、データについて個体識別が可能か判断する基準である。この問題について個体識別リスクを任意の閾値で抑えるという研究は多いが、閾値の設定の理論はなく、そのままでは実務に使えない。本講演では、個体識別が不可能と観測に基づいた基準で判断する論理を提案する。
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松田 隆宏
セッションID: 3L3-OS-06b-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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個人情報からなるデータベースに基づく統計情報の公開では、何をもって個人のプライバシが守られるとするかの定義が非常に難しい。差分プライバシは、2006年にDworkが提唱したクエリ応答型の統計データベースでのプライバシの定義であり、近年、データベースや暗号理論を始め計算機科学の様々な分野で急速に普及している。本発表では、差分プライバシの簡単な紹介、及びそれについての暗号理論的な視点からの考察を行う。
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舩冨 卓哉, 川西 康友, 美濃 導彦, 森村 吉貴, 満上 育久
セッションID: 3L4-OS-06c-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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街中にはたくさんの防犯カメラが設置されているが,プライバシ問題が障壁となって有効活用できていない.例えば,映像を公開すれば混雑状況等が一目で分かるが,無関係な人物の映りこみは好ましくない.また,顔認識技術によって人物を検索することができれば,迷子の捜索や見守り等にも有効活用できるが,安易に利用されるのは好ましくない.これらの問題への対処として,我々が開発した防犯カメラ映像の加工技術を紹介する.
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川本 淳平
セッションID: 3L4-OS-06c-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年,モバイル端末やカーナビシステムから得られる位置情報を用いたサービスが普及しつつある. 一方で,こうしたサービスが利用する人々の位置情報対するプライバシ保護が重要な問題となっている. 本発表では位置情報に対するプライバシ保護技術の研究動向を紹介する.
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櫻井 祐子, 岡 雅晃, 沖本 天太, 篠田 正人, 横尾 真
セッションID: 3M1-OS-07c-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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クラウドソーシングは,多数のワーカの能力を活用可能なシステムとして注目を浴びている.様々な種類のタスクが存在するが,本論文では,選択肢問題に着目する.一般に,選択肢問題では,事前に必要なワーカ数が決定されているが,リクエスタが達成したいタスク品質を保証可能なワーカ数は,集まったワーカの能力によって動的に決定される方が望ましい.そこで,本論文では,動的に必要なワーカ数を決定する方法の提案を行う.
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岡 雅晃, 沖本 天太, 櫻井 祐子, 篠田 正人, 横尾 真
セッションID: 3M1-OS-07c-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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クラウドソーシングでは,多数のワーカを安 価で集めることができる一方,ワーカらに実 行されるタスクは必ずしもリクエスタが満足 できる品質を得られるものではない.そこで ,本論文では,メカニズムデザインの概念を 適用し,ワーカらに自分の能力を発揮し,正 しいと思う回答を申告させるための金銭的イ ンセンティブの設計について議論を行う.
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Andrew Vargo, 松原 繁夫
セッションID: 3M1-OS-07c-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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Determining the archival value of information in Question and Answering (Q&A) forums is often a difficult and costly undertaking. In this paper we look at how these archives are created by use of behaviors within a reputation and voting system by studying the users of Stack Overflow, a Q&A site devoted to computer programming.
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伊美 裕麻, 早川 知道, 伊藤 孝行
セッションID: 3M1-OS-07c-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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コラボレーションツールでは, 貢献者数の変化が成果物に対して大きく影響する. 本稿では, OpenStreetMapの貢献者数と成果物数の成長過程を明らかにすることを目的とする. 本稿の結果を, OpenStreetMap全体および今後発展を進める地域への成長度合の1つの指標とする. 次の2つの結果を得た. (1) 貢献者数は線形的に増加する. (2) 成果物数は成長曲線的に増加する.
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早川 知道, 伊美 裕麻, 伊藤 孝行
セッションID: 3M1-OS-07c-5
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年日本では経済産業省によりオープンガバメントが推進されており、オープンデータとしての OpenStreetMapの品質向上が期待されている. 本稿では, 日本のOSMの成果物を他地域と比較調査し、日本のOSMの成果物の品質を分析する事を目的とする.次の仮説により分析を行った。 成果物数は直線的に増加している。 ウェイの平均距離は短くなり、エリアの平均面積は小さくなっている。
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東田 圭介, 櫻木 伸幸
セッションID: 3M1-OS-07c-6
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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クラウドソーシングの利点を最大限生かした様々な情報の収集スキームの構築を目指し、実証実験を行っている。クラウドソーシングは委任型、かつ不特定多数であるがゆえの欠点も同時に併せ持つため、アウトソーシングとの併用によって最適化することを考え、ビジネスとして利用可能なスキームの構築を目指している。本書は本スキーム構築のための実証実験結果とその課題をとりまとめたものである。
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後藤 真孝, 吉井 和佳, 中野 倫靖, 緒方 淳
セッションID: 3M3-OS-07d-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本招待講演ではメディア処理におけるクラウドソーシング利用の先駆事例として、音楽理解技術によって音楽の聴き方を豊かにする能動的音楽鑑賞サービスSongleと、音声認識技術によって動画中の音声を書き起こせる音声情報検索サービスPodCastleを紹介する。いずれも自動理解誤りの訂正インタフェースをWeb上で提供し、不特定多数による自発的な訂正がユーザ体験の改善に結びつくことでさらなる利用を促していく。
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芦川 将之, 有賀 康顕, 宮村 祐一
セッションID: 3M3-OS-07d-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
音声認識・合成や自然言語処理において、日々新しく生まれる新語により解析誤りが発生してしまう。新語など辞書に登録されていない未知語を減らすため、我々は、Webクローラによるデータ収集と、プライベートなCrowdSourcingを構築することで、継続的に新語を獲得する言語資源獲得プラットフォームを開発した。本稿では、CrowdSourcingにより得られた言語資源とその応用例について述べる。
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中田 康太, 芦川 将之
セッションID: 3M3-OS-07d-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
音声データの収集は時間的・経済的コストが大きいことが知られている。本研究では、クラウドソーシングを利用した読み上げ音声収集により、安価かつ高速に音声データを収集する。また読み上げテキストと音響の情報を用いたフィルタを設計することで、正確な読み上げ音声データを自動抽出できることを示す。収集した音声の音声認識タスクへの応用や、ゲーミフィケーションの可能性についても報告する。
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西 智樹, 小出 智士, 大野 宏司, 長屋 隆之
セッションID: 3M3-OS-07d-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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クラウドソーシングにおいてデータの品質は重要な問題である。従来研究ではワーカのネットワークは考慮されて来なかった。そこでソーシャルネットワークの様に一部のワーカ同士が知り合いであることを仮定し、「他のワーカを推薦できる」仕組みを追加したクラウドソーシングを提案する。本報告では、上記の仕組みにより正解率の低いワーカ(スパマは除く)が多数である場合にも、高品質のデータが取得可能であることを示す。
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秋吉 政徳, 松本 慎平, 荒木 直樹
セッションID: 3M3-OS-07d-5
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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e-Learningの単語学習などの選択式テストは、自動採点プログラムにより運用側の手間をかけずに実行できる反面、正しく回答できたものが学習者の活用できる知識として定着しているかを判定することはできない。本稿では、学習者の選択式テストでの習得状況に応じて、その学習内容の定着を促進するために、クラウド上に散在するコンテンツから自動生成し、かつその判定をクラウドソーシングにより行うサービスを提案する。
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段 磊, 小山 聡, 佐藤 晴彦, 栗原 正仁
セッションID: 3M3-OS-07d-6
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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Expression of emotion, namely affect, is an important part of natural language. For a text-based affect prediction system using supervised learning algorithms, quality of training data is critical to its performance. This paper explores some methods for estimating multiple affects from multi-affect annotations obtained by crowdsourcing, taking into consideration relationships among the affects.
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神沼 英里, 藤澤 貴智, 中村 保一
セッションID: 3M4-OS-07e-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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生命科学分野の技術革新によりゲノム解読データの規模が急拡大しており、専門知識に基づいた遺伝子領域等の注釈情報を付与する手動によるデータキュレーションの高コストが問題となっている。我々は、自動注釈やコミュニティ・キュレーションを実践して来た経験から、キュレーションタスク設計における「キュレーション精度評価」と「タスク設計による作業最適配分」を問題解決の糸口と考えており、この取り組みについて紹介する。
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三木 康暉, 佐藤 晴彦, 小山 聡, 栗原 正仁
セッションID: 3M4-OS-07e-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本発表では、クラウドソーシングを用いてゲームレベルの設計を効率的に行うシステムを提案する。ゲームのステージをインターネット上のワーカーに配信し収集したプレイログから、ステージの難易度を判定し、ユーザーに適切なゲームレベルを構築する方式を開発する。
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松原 繁夫, 水島 拓也
セッションID: 3M4-OS-07e-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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クラウドソーシングにおいて,最終的に得られる解の品質を高めるには,適切にワーカをタスクに割り当てることが必要である.本研究では,リクエスタが事前にタスクの人気度合いに関する情報を持つ場合に,選好に関するワーカの虚偽申告を防ぐ割当決定法を提案する.
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土斐崎 龍一, 飯場 咲紀, 阿部 厳, 岡谷 貴之, 坂本 真樹
セッションID: 3N1-OS-01a-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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素材の質感を微細に捉えることができるオノマトペ(例.ふわふわ)を介して、ユーザが所望する質感に合致した商品ページの検索手法を提案する。オノマトペの質感印象を形容詞尺度で定量化し、その質感印象を強調する色彩を選定する手法を拡張し、オノマトペに付与された形容詞尺度・色彩を商品ページのレビュー記事に含まれる形容詞・商品画像の特徴量と対応づけることで、オノマトペの質感印象に合致した商品ページ検索を行う。
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清水 祐一郎, 吉村 圭悟, 上田 祐也, 坂本 真樹
セッションID: 3N1-OS-01a-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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HMIデバイスを操作した時の直感的な評価を,被験者に「すっきり」「さくさく」といったオノマトペで自由に表現してもらう被験者実験を行った.その際に被験者が用いたオノマトペを研究室で開発したオノマトペ感性評価システムに入力し,操作感評価に関連のある形容詞対尺度ごとに各オノマトペの情報を出力し解析することにより,操作感評価を行った.デバイスの快不快とオノマトペの関係性などについて解析した結果を報告する.
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吉野 淳也, 屋形 叡, 清水 祐一郎, 萩野谷 雅春, 坂本 真樹
セッションID: 3N1-OS-01a-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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実金属と模造金属を見た時の直感的な印象を、被験者に「さらさら」「ざらざら」といったオノマトペで自由に表現してもらう被験者実験を行った。被験者が用いたオノマトペを、研究室で開発したオノマトペ感性評価システムに入力し、質感評価に関連のある形容詞対尺度ごとに各オノマトペの情報を出力し、解析した。実金属と模造金属の違いがオノマトペによって把握し、金属加飾デザインに活かすことができる可能性について報告する。
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上間 大生, 蓮井 大樹, 松下 光範
セッションID: 3N1-OS-01a-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
本稿ではユーザとの直感的なインタラクションを目指して、オノマトペを用いて絵本の要素に動きを与えるようなインタラクティブ絵本を提案する。本システムでは、絵本に対してオノマトペを入力することで「花が揺れる」「雨が降る」といった動的な変化を与えることが出来る。またその実現に向けて、オノマトペと絵本内に描かれる要素との対応関係を調べるために、Twitter を利用して対応関係を把握することを試みた。
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寺島 宏紀, 小松 孝徳
セッションID: 3N1-OS-01a-5
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
昨年報告した,ユーザがオノマトペに込めたイメージを数値化し抽出し,画像中にエフェクトとして反映させるシステムは,エンタテイメント性が高く評価された一方で,エフェクト数が少ないことや直感的なインタフェースシステム上に実装するべきなどの課題が明らかとなった.本研究ではそれらの課題を解決し,オノマトペを利用した表現支援システムの有用性を検証するために,タブレット端末上で動作する新たなシステムを開発した.
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田中 恒彦
セッションID: 3N3-OS-01b-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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不安障害に対して認知行動療法を実施する上でSUDはと呼ばれる症状評価が重要である。発表者は、多彩な身体感覚(内部感覚)を有する不安症状を、オノマトペを用いて評価することが患者の詳細な症状把握と治療介入に有用な事を発見した。本発表では、実際の症例の経過を追いながら既存の方法と比較してオノマトペを用いたSUDがもつ可能性について考えてみたい。
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岩佐 和典
セッションID: 3N3-OS-01b-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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我々は,実際に対象物に触れることなく,それを見るだけで,対象物の触感を認識することが可能である。本研究は,そうした視覚情報をもとに行われる触感の評価が,対象物に関する知識をベースとした,トップダウン処理によってもたらされるという仮説を検証したものである。その際,触感の評価にオノマトペを利用することによって,認識される触感の違いを,より鮮明に捉えることが可能となったため,そのデータを報告する。
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清河 幸子, 加藤 由梨子, 小松 孝徳, 松香 敏彦, 植田 一博
セッションID: 3N3-OS-01b-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では動きを表現する際のオノマトペの役割について検討した。実験1では動きを他者に伝える際にオノマトペを用いた場合とそうでない場合の伝達性について比較した。実験2では自らの記憶手がかりとしての有用性について検討した。その結果,他者への伝達性についてはオノマトペが優れているという結果は得られなかったが,自らの記憶手がかりとしての有効性に関してはオノマトペの方が優れている傾向にあることが示された。
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北條 宏季, 中村 剛士, 加納 政芳, 山田 晃嗣
セッションID: 3N3-OS-01b-5
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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スポーツやダンス,楽器演奏等における熟練者の高度なスキルは,身体知として知られる.身体知のような暗黙知を言語化し,“身体知オノマトペ”として形式知に変換することは、高度なスキルを知識として,他者と陽に共有することを実現できる.我々は、“身体知の言語化”を“パターン認識の課題”として捉え直し,筆記スキルを例として認識系の特徴抽出,識別に関する調査・検討を試みた.
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大海 悠太, 久出川 果雄
セッションID: 3N3-OS-01b-6
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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オノマトペは身体イメージと深く関係していると考えられており、他の種類の言葉よりも個人差が大きくなるのではないかと考える。本研究ではiPad上でバネマスダンパモデルのパラメータを変えることで、様々な視覚表現をするアプリを開発した。また、そのアプリを用いて被験者に提示したオノマトペの感覚を作らせデータの比較を行った。結果、手の動かし方によるオノマトペの分類が人によって異なるという可能性を示した。
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陳 焔, 白水 菜々重, 松下 光範
セッションID: 3N3-OS-01b-7
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究の目的はコミックの文化的価値を他国の人々により深く理解してもらうための言語障壁の低減である。コミック中のオノマトペは読者に臨場感を伝える重要な役割を果たしているが、翻訳版では訳されない場合が多い。本稿では、中国人を対象に日本のオノマトペがどう理解されているかについて調査した。オノマトペの理解がコミックをより楽しむ上で重要であるものの、単に訳すことは必ずしも最適解ではない事が確認された。
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橋本 喜代太, 岡田 真, 竹内 和広
セッションID: 3N4-OS-01c-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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オノマトペは叙述対象が何かによって感性値が大きく異なるため、その感性値の抽出は単純な共起情報の参照だけでは十分でない。この解決の一つは係り受け情報を加味することであるが、叙述対象が省略されている場合、そのオノマトペが解析器に辞書に未登録の場合など、考慮すべき課題は少なくない。本発表では不完全な状態でも係り受け情報を加味することで一定の精度向上が図れることを示すとともに課題解決の方向を検討する。
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