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忽滑谷 春佳, 諏訪 正樹, 浦上 咲恵, 原 野枝, 福島 宙輝
セッションID: 3G3-OS-12a-6
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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「体験」の記述・分析手法は知能科学の最重要課題である.体験は,現象を構成する物理的要素(もの)とそれに対する主観的な意味解釈(こと)から成り立つ.からだメタ認知は個々人の体験を内部観測的に記述できる手法であるが,ことば化は「こと」に偏り「もの」を捨象しがちである.本研究では,「もの・こと」双方の厚い記述をするための4つの手法,及び「もの・こと」に基づく分析手法を開発・提案する.
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中島 秀之
セッションID: 3G3-OS-12a-7
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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知能と知は少し異なる.前者は能力であり,校舎はそのコンテンツである.知能にとって身体は必須要素であると考えている.これは知能の定義から必然的に導ける.ではそのコンテンツである知は元の知能の身体性と切り離せるのか?これも否定的であろう.その根拠を状況依存性の観点から述べる.
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跡見 友章, 廣瀬 昇, 田中 和哉, 清水 美穂, 長谷川 克也, 跡見 順子
セッションID: 3G4-OS-12b-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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リハビリテーションにおける理学療法の臨床では、対象者の無意識下での日常動作の非効率性を解消し、パフォーマンスを向上させることが必要とされる。その際、ヒトの身体を分節的な剛体のリンクモデルとして捉え、病態を運動学的に解釈する手法が有効となる。一方で、手法の効果を日常に汎化させるためには、手法の再現性の獲得に対象者の内観が伴う必要がある。今回は理学療法的方法論を通じ、身体性と人の知について検討する。
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長谷川 克也, 跡見 友章, 廣瀬 昇, 田中 和哉, 清水 美穂, 跡見 順子
セッションID: 3G4-OS-12b-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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一般に構造体は重心位置が高いほど不安定にあるとされるが、ヒトは進化の過程で直立を得たことから重量物である頭部を高い位置に配置することになり四足歩行に対して安定を失ったかに見える。そこでヒトが二足歩行を得たことにより失った静的安定性に対し、単純な高重心モデルによる動的安定性と制御の関係を示し、ヒトが頭部を高位置に配置し高重心構造体として進化したことにより得た「知による」身体制御について考察する。
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竹森 重
セッションID: 3G4-OS-12b-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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多くの努力と工夫で何とか長日数の宇宙滞在が可能になってきた。このことから、ヒトの身体の適応力は必ずしも大きくないことが分かる。二足歩行と同時に高次の脳機能を実現するヒトの中枢構築の合理性も、ヒト知能の適応力にはかなりの制約があることを示唆する。二足歩行と道具の利用とにおいて重要な位置を占めたと考えられる、投射の重力場における身体からの拡張機構に着目して、ヒトの知能の形成基盤を考える。
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廣瀬 昇, 跡見 友章, 田中 和哉, 清水 美穗, 長谷川 克也, 跡見 順子
セッションID: 3G4-OS-12b-5
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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脳の進化・発達と運動機能の間には密接な関係がある。外部環境に適応するには身体運動の多様化が必須である。人は直立二足歩行を獲得し、進化した。運動生理学分野では「主観的運動強度」を用い、至適運動強度が運動の持続性、継続性を保証する。今回は、歩行運動時の生理的反応とその主観との関係性を調査し、歩行運動と行動発現を紹介する。快適に運動行動を実現できることと情動や感情の起源について考えてみたい。
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諏訪 正樹, 跡見 順子
セッションID: 3G4-OS-12b-6
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ひとはからだという物理的なモノに,意識を宿らせて生を営む.意味,解釈,意図,思考などを総じて「意識」と呼ぶことにする.意識行為の産物が体験であり,体験はコトである.からだというモノを疎かにせず,しかもモノとコトの両者をスコープに入れることが知の研究のあるべき姿である.身体,行為,機能,目的の4階層(前者二つがモノ,後者がコト)で生の営みをみることは重要な研究基盤になり得ることを論じたい.
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森川 幸治, 松本 秋憲
セッションID: 3H1-OS-05a-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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日常生活場面で脳波等の生体電位を計測するためには医療用ペーストを使わない方が望ましい。我々はペーストレスで長時間計測可能な小型ワイヤレス脳波計を開発した。その特徴は、ペーストレス計測時に生じる体動由来の接触インピーダンスの変動をリアルタイムに計測する機能と、電源ライン由来のハムノイズを低減可能なアクティブ電極を備えていることである。本システムを用いたノイズ耐性評価結果と、応用展開について述べる。
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福島 亜梨花, 廣安 知之, 横内 久猛
セッションID: 3H1-OS-05a-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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脳各部位で観測した脳血流時系列データを相互相関解析にかけ、脳ネットワークを解明する研究がある。しかし、各部位での神経活動の有無は確認できるが、神経活動の時間的遷移までは解析できない。本研究では異なる脳血流時系列データの類似部分を抽出することで時間差を抽出するアルゴリズムを提案する。さまざまな要因に影響される脳血流時系列データを考慮し、完全一致部分だけでなく、わずかな差を持つ類似部分も抽出する。
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四倉 晋平, 大森 敏明, 永田 賢二, 岡田 真人
セッションID: 3H1-OS-05a-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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神経細胞の応答特性を明らかにする方法として,スパイクトリガー平均(STA)がある.本研究では,フーリエ基底と多項式基底を併用したスパース線形回帰に基づいてSTAを推定する方法を提案する.STAに対して本質的な少数の基底関数を抽出するために,L1正則化に基づくスパース推定を導入する.数値実験データに提案法を適用し,従来の方法と比べ,提案法により精度よくSTAを推定可能であることを示す.
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瀧 寛和, 三浦 浩一, 松田 憲幸, 曽我 真人
セッションID: 3H1-OS-05a-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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人の発言には、本音と建前がある。集団意思決定では、主張の強い意見に流されやすいことが指摘されている。これをリスキーシフトと呼び、企業の意思決定や国家の意思決定では、破滅的な決断がなされることが多数指摘されている。本研究では、BMIにより、人の本音を読み取り、リスキーな決定を回避誘導するシステムを提案する。
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Mathieu Bertin, 安松 健, 谷田 泰郎
セッションID: 3H3-OS-05b-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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広告を放映する前に効果を検証する手法としては大きく二つのアプローチがある. 一つはアンケートで,視聴者の感情と判断を元に効果を推測するもの,もう一つはニューロマーケティングと呼ばれ,EEG等を計測することで客観的に反応の時系列を測定するものである.本稿では,その二つの長所を生かすため,両方の結果データを統合する統計手法を検証する.
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河合 康平, 吉川 大弘, 古橋 武
セッションID: 3H3-OS-05b-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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P300 spellerは,脳波から得られる事象関連電位の一種であるP300を特徴量に用い,ユーザの思考によって文字入力を行うBCIである.しかし一般に,文字入力のオン/オフは外部より与えられ,刺激呈示の間,ユーザは入力意思に関係なく常に集中することが求められる.そこで本稿では,文字判別における判別得点を用いて入力意思の有無を判別することで,ユーザの入力意思に同期した文字入力システムを提案する.
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森田 純哉, 金野 武司, 橋本 敬
セッションID: 3H3-OS-05b-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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2者間でコミュニケーションのシステムが成立する過程を検討した。Galantucci (2005) による協調ゲームを課題とし、認知アーキテクチャ(ACT-R: Anderson, 2007)を用いることで、 行動実験の結果を再現し、脳活動を予測するモデルを構築した。結果、コミュニケーションシステムの形成にともなう前頭前野の活動低下、課題条件の途中変更による前頭前野の再活性化が予測された。
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田中 美里, 山本 詩子, 三木 光範, 廣安 知之
セッションID: 3H3-OS-05b-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究ではfMRI (functional Magnetic Resonance Imaging)を用い,人間の脳機能情報から嗜好や感性の情報を抽出し,対話型最適化に応用することを検討している.本稿では,複数の対象問題に対する被験者の賦活と選択行動の関係性を検証し,fMRIを用いた対話型最適化システムの要件に関して検証を行う.
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松坂 建治, 田中 秀樹, 大久保 悟, 東原 敬, 森江 隆
セッションID: 3H3-OS-05b-5in
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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脳型情報処理ハードウェアを実現するために、非同期スパイクにより連続時間で非線形ダイナミクスを実行する時間領域アナログ演算が必要とされる。この演算を実行する神経細胞の縮約モデルとしてパルス結合位相振動子系が知られている。本研究では、集積回路実装を目的として、パルス結合位相振動子系に基づいたスパイクベース演算方式を提案する。また、結合位相振動子系を実現するCMOS回路のLSI試作および測定結果を示す。
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上田 路人, 西谷 雄, 金子 幸広, 辻村 歩
セッションID: 3H3-OS-05b-6
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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強誘電体をゲート酸化膜に配したトランジスタである強誘電体メモリスタ(FeMEM)は、印加した電圧パルスの大きさでその抵抗値をアナログ的に変化し保持できる。FeMEMをシナプスとし、アナログ積分器をニューロンとすることで、Hopfield Networkをアナログ回路で構築した。結果、2つのパターンを記憶させた後、ランダムなパターン入力に対し距離が近い方の記憶パターンを想起させることに成功した。
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寺島 裕貴, 岡田 真人
セッションID: 3H3-OS-05b-7in
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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複雑細胞という概念は大脳皮質視覚野で古くに確立されたが、皮質の均質性にも関わらず他の感覚野では未だ議論されていない。単純細胞については視覚野モデルの聴覚野への応用が実を結びつつある。我々は、視覚野の複雑細胞モデルを自然画像の代わりに自然音に適応させた「聴覚野版複雑細胞」の反応特性を調べ、その一部が近年サル一次聴覚野で発見されたピッチ細胞に酷似することを発見した。
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岡本 洋
セッションID: 3H4-OS-05c-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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脳における情報処理の過程を明らかにするためには、その舞台である脳ネットワークがどのようなモジュールから構成されているかを知ることが重要である。脳ネットワークのモジュール構造は、重なりと階層で特徴づけられる。我々はネットワークを重なりと階層を持つモジュールに分解する機械学習アルゴリズムを考案した。このアルゴリズムを用いて、ヒト皮質およびC. elegansネットワークのモジュール分解を行った。
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山川 宏
セッションID: 3H4-OS-05c-2in
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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事前想定したタスク領域に限定されない汎用的AIの構築には,推論のためのフレーム表現を動的に生成する必要があり,その基盤として画像等の生データか ら,変数間における関係性を抽出する必要がある.既に,多次元時系列データにおいては関係表現として時空間的な局所データを用いることが有望であることを示した.本稿では,具体データからこうした局所データを抽出する実験を行い,その関係表現としての妥当性を評価する.
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関野 雅則, 木村 俊一, 越 裕
セッションID: 3H4-OS-05c-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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畳み込みニューラルネットワーク(CNN)は、特徴抽出ユニットのフィルタ係数をニューラルネットワークの枠組みで学習する方式であり、画像の識別で高い識別性能が知られているが、その特徴抽出ユニットの構成にはさまざまなバリエーションがある。本稿では、最適な特徴抽出ユニットの構成を探るため、特徴抽出ユニットの正規化層およびプーリング層を変更した複数のCNNを、手書き数字データベースMNISTで評価した。
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一杉 裕志
セッションID: 3H4-OS-05c-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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脳とdeep learning のアーキテクチャには共通の特徴が多くあるが、 脳にはあるのに現在の deep learning にはない重要な特徴もある。 その中には deep learning の性能をさらに向上させる 有望なヒントが含まれている可能性がある。 そこで、大脳皮質と deep learning の類似点と相違点について考察する。
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澤井 裕一郎, 堀 浩一
セッションID: 3I1-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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オントロジーの基礎理論の研究が進められている中、現実の対象についてオントロジーに基づく知識ベースを構築し、現実の問題解決を支援する知的システムの開発が求められている。本研究では、デバイスオントロジーに基づき人工衛星を表現するためのオントロジーを作成した。また、作成したオントロジーを参照しつつ人工衛星を記述できるツールを開発し、人工衛星の一部について記述例を作成した。
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桝屋 啓志, 古崎 晃司, 大江 和彦, 溝口 理一郎
セッションID: 3I1-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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生物の表現型解析データは、極めて多種多様である。この情報を整理統合するには、測定対象部位や、生物種、コントロール値、実験結果を解釈する考え方の違いなどを体系的に区別して扱う必要がある。本研究では、上位オントロジーYAMATOに基づいた表現型データベースを試作した。多様なメタデータを体系的に記述し、定量値から定性値への自動変換、異種生物データの統合化を試みた。
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古崎 晃司, 來村 徳信, 溝口 理一郎
セッションID: 3I1-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年,生物多様性を規範とした「自然に学ぶものつくり」を目指すバイオミメティック(Biomimetics)研究が注目されている.その実現には,生物資源イベントリーをはじめとする多種多様なデータや知見の,分野を超えたスムースな連携が必要とされる.本発表では,バイオミメティック研究に向けた知識基盤としてのオントロジー構築とそれに基づく発想支援型データベースの開発について考察する.
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小林 陽, 來村 徳信, 笹嶋 宗彦, 溝口 理一郎
セッションID: 3I1-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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筆者の所属する研究室では,機能的知識共有のために機能語彙を体系化してきた.本研究では先行研究が扱って来なかった人間の情報やコミュニケーションに関わる行為のモデル化に必要な語彙の体系的定義について考察を行った.これにより人間の行為を,情報を扱う行為やコミュニケーションに関する行為を含めて記述可能となる.
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増田 壮志, 古崎 晃司
セッションID: 3I1-5
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究ではIs-a階層の相似性を利用したオントロジーの内容洗練方法について考察する.一貫性のある観点で構築されたオントロジーでは,is-a階層が部分的に相似形となる部分が多く見られ,またその様に構築されていることが望ましいとされる.そこで本研究では,is-a階層の相似性を双方向に利用し,オントロジー構築者に概念またはスロットを追加するべき箇所の候補を提案することでオントロジーの内容洗練支援を行う.
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山元 惇, 堀 浩一
セッションID: 3I1-6
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では、宇宙機開発プロジェクトにおけるドキュメントが、有効に利用されることを目的として、宇宙機の設計および部品の不具合に関する知識を、オントロジーを用いて記述した。オントロジーを用いて記述することで、ある失敗に付随する別の失敗や、宇宙機の各部品の接続関係から新たな不具合を予測することが可能になった。これにより、従来の不具合の管理法では無視されていた失敗を発見しうることを確認した。
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山本 仁志, 鳥海 不二夫, 岡田 勇
セッションID: 3I3-OS-14a-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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我々はソーシャルメディアにおけるエージェント研究に関してモデル化の枠組みと近接学問領域の接合を検討する。ソーシャルメディアは個人間のコミュニケーションによって成立しており個々の相互作用を記述することで現象を解明するエージェント技術との親和性が高い。本稿で提案する枠組みは「設計-分析」の軸と「抽象-具体」の軸で構成される。また、それぞれの象限に当てはまる研究と親和性の高い既存の学問領域を例示する。
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吉田 宏司, 榊 剛史, 松尾 豊
セッションID: 3I3-OS-14a-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では,ソーシャルメディアを用いた支持獲得に関して分析と提案を行う.Google+とAKB48を事例として取り上げ,ソーシャルメディアでの支持者の観測可能性に関する分析と,支持者の獲得状況を俯瞰する支持者の類似ネットワークと遷移ネットワークの構築を行う.また,支持者の遷移ネットワークを用いた支持者獲得先の競合ユーザの選択手法の提案を行う.提案手法をAKB48に適用し,その有用性を評価する.
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中島 秀之, 由良 文孝, 篠田 孝祐
セッションID: 3I3-OS-14a-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ALife研究などで様々な創発現象を創り出すことに成功しているが,これらは意味のある現象の創発を研究者が観測により採上げて来たものである.生命システムは細胞の創発の後,これを要素としてより大きな個体の創発に成功している.複数段の創発を行うシステムの構築のためには第一段の創発を,人手を介さずに固定できる仕組みが必要である.そのドメインとしてフラクタルネットワークを使う試みについて現状と展望を述べる.
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笹原 和俊, 平田 祥人, 豊田 正史, 喜連川 優, 合原 一幸
セッションID: 3I3-OS-14a-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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オンラインソーシャルメディアは、社会行動のマクロなパターンやダイナミクスを観察するのに適した系であるが、そのためにはソーシャルデータの特性を活かした解析が必要となる。本講演では、ツイートストリームを情報ダイバージェンスで特徴付け、Twitter上で生じる様々なタイプの集合注意について報告する。さらに、RTネットワークの構造に注目し、社会的相互作用の観点から集合注意のダイナミクスについて議論する。
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石川 孝
セッションID: 3I3-OS-14a-5
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本発表は,オンラインソーシャルネットワークにおけるバーストや情報共鳴などの特異な現象を説明するための情報伝播モデルを提案する.このモデルはソーシャルネットワークのダイナミクスを説明する同質原理に基づいており,Twitterなどのソーシャルメディアの特徴を仮定したシミュレーションにおいて情報共鳴現象が見られる.
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福井 思佳, 鳥海 不二夫, 陳 昱, 大橋 弘忠
セッションID: 3I3-OS-14a-6in
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
エージェントベースシミュレーションによって、ネットワーク上での公共財ゲームをモデル化した。協調戦略エージェントとリンクしているエージェントは情報を受け取ることとし、パラメータを変えることによって情報伝播の様子の変遷を分析した。このことから、安定的に情報伝播できる構造の解明を行う。
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倉持 俊也, 土方 嘉徳, 西田 正吾
セッションID: 3I3-OS-14a-7
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
近年,Twitterに関する研究が盛んであり,Twitterのネットワークが社会的な友人関係ではなく,興味の関係を表す情報共有のネットワークとしての特徴を有すると報告されている.我々は,実際の情報の伝播経路と情報の内容に着目した情報フローネットワークを提案する.さらに,トポロジーの解析を行い静的な友人関係のネットワークとの差異を明らかにすると共に,様々なアプリケーション応用の可能性を調査する.
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岡田 佳之, 榊 剛史, 鳥海 不二夫, 篠田 孝祐, 風間 一洋, 野田 五十樹, 沼尾 正行, 栗原 聡
セッションID: 3I4-OS-14b-1in
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
本研究では,Twitterにおけるデマ・流言問題に着目し,デマならびにデマの訂正情報の拡散の仕方を4つのクラスに分類する.デマの拡散に対し,病気の感染モデルとして有名なSIRモデルに基づく「デマ拡散SIR拡張モデル」を提案し,東日本大震災における実際のデマ拡散が再現できるかを検証した.その結果,デマならびにデマの訂正情報の拡散がそれぞれ1回のピークを持つ事例において再現可能であることを確認した.
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松澤 有, セーヨー サンティ, 鳥海 不二夫, 陳 昱, 大橋 弘忠
セッションID: 3I4-OS-14b-2in
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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Twitter上でのリツイートを介した情報拡散を統計的に分析するために、ツイートログから抽出した公式リツイート時系列データを時間遅れを含む3パラメータ混合対数正規分布でモデル化し、バースト検知・プロファイル尤度法・EMアルゴリズムを組み合わせてパラメータ推定する方法を提案する。
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小川 祐樹, 山本 仁志, 宮田 加久子, 池田 謙一
セッションID: 3I4-OS-14b-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
ソーシャルメディアにおけるコミュニケーションは世論形成においてどのような影響を持ちうるであろうか。本研究は、政治的争点である原発の賛否問題を取り上げ、Twitter上で得られる個人の発言とそこから得られる様々なネットワーク指標に加え、社会調査で得られる個人の意見、知識、価値観などの心理的態度のデータとを結びつけた分析によってTwitterによる世論の形成過程を明らかにする。
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新保 直樹, 織田 瑞夫, 城 沙友梨, 米山 照彦, 水野 誠
セッションID: 3I4-OS-14b-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
ソーシャルメディア上に日々大量に投稿される自社製品のクチコミデータを「傾聴」することは企業にとって重要な課題になっている。本研究では、Twitter上でのスマートフォンに関する発言やRTについてデータを収集し、複雑ネットワーク理論や自然言語処理技術に基づく分析を行ない、他のユーザに対して強い影響力を持つ可能性があるユーザを中心としたコミュニティを抽出する。そして、そこでの話題の差異を分析する。
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田村 肇
セッションID: 3I4-OS-14b-5
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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経済分析に使用される産業連関表(I-O表)は、中間取引の部分を隣接行列と見なせば一種のネットワークデータと見なせる。このネットワークデータを用いて、ネットワーク分析を適用することで、産業連関表の経済分析を行う可能性を明らかにする。今回は特に、産業連関表としては情報通信産業連関表を素材とし、ネットワーク分析の手法としては中心性に注目する。
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飯塚 博幸, 安藤 英由樹, 前田 太郎
セッションID: 3J1-OS-20a-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本発表では,自己と他者の区別とコミュニケーションの生成の関係を明らかにするために,簡単な運動と感覚に制限された非言語相互作用にコミュニケーションを構成させる実験について紹介する.自己と他者の区別がターンテイクをもとに生成され,そのターテンテイクを基盤としたコミュニケーションが成立していることを示す.
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大澤 博隆, Wongphati Mahisorn, 今井 倫太
セッションID: 3J1-OS-20a-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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著者らは、人間と異なるロボットの意図伝達戦略を発見する手法として、人間の操作者がロボットに成り代わりながらインタラクション戦略を発見する没入型発見法を提案している。本研究では没入型発見法を使用し、回転台とロボットアームという複数のロボットを操作者が自分の身体として操り、積み木の組み立て方を参加者に対し教える実験を行った。分析結果を通して、参加者がどのように意図を理解したか検討する。
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嶋田 総太郎
セッションID: 3J1-OS-20a-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ミラーシステムは自己と他者の運動表現を担う脳領野であり、人間のコミュニケーション能力の基盤を提供するものと考えられている。本稿では、自己と他者の身体運動の映像に対するミラーシステムの反応について報告する。実験1では自己の運動レパートリーとは異なる運動を見せたときの活動を、実験2では自己運動を遅延して提示したときの活動を計測した。これらの結果から、自己からの「ずれ」の意味について考える。
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有江 浩明, 野田 邦昭, 菅 佑樹, 谷 淳, 尾形 哲也
セッションID: 3J3-OS-20b-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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自らの行為に対する結果の予測可能性を評価することが、自己・他者の識別を行う一つの重要な方法であると考え、予測可能性を評価するように拡張された神経回路モデルをロボットに実装し、自己・他者の識別をする実験を行った。その結果、自己の行為によって引き起こされる結果に対しては予測可能性が高くなり、他者によるものでは予測可能性が低くなることが確認された。これによって自己・他者の識別を行えることが示唆された。
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Solvi Arnold, 鈴木 麗璽, 有田 隆也
セッションID: 3J3-OS-20b-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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李 冠宏, 橋本 敬
セッションID: 3J3-OS-20b-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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To study the emergence of symbolic communication system, Konno et al. has proposed and carried out an experimental approach involving coordination game. We simulate the experiment with agent based modelling and reinforcement learning, and found that the size of selectable symbols has a negative effect on the formation of symbolic communication system under the synchronous messaging condition, but not under the asynchronous messaging condition. Further investigation indicates that this size effect is in fact related to turn-taking during information exchange.
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金野 武司, 森田 純哉, 橋本 敬
セッションID: 3J3-OS-20b-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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調整課題を解くことを通して人工言語が作られる実験課題によりコミュニケーションシステムの成立過程を調べた.記号使用と行動の移動情報量は課題に成功する二者間で減少して行く.一方,一人の記号と行動の間など自己内では有意な変化は生じないが,一貫して不成功ペアより低い.これらの結果より,コミュニケーションシステムの成立において,自己内で意味を確立することと,自他間で調整・融合することとの関係を議論する.
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池上 高志, 飯塚 博幸, Tom Froese
セッションID: 3J3-OS-20b-5
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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We recently conducted a psychological study in which two participants were asked to find each other in a minimal virtual space. The results of this experiment show that moments of joint action, for example turn-taking, indeed correspond to a more strongly felt presence of another person.
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竹内 勇剛
セッションID: 3J3-OS-20b-6
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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姿の見えない相手との非記号的な相互行為(インタラクション)を通して,人間が相手の意図の存在を認知するための過程を実験観察を通してモデル化することを試みる.この際,相互行為の状況における当事者性(立脚性)の違いが,相手についての意図推定過程に影響を与える可能性についても検討する.
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田村 香織, 橋本 敬
セッションID: 3J4-OS-20c-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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その場にない対象について表現し伝え理解できるという超越的コミュニケーションについて、描画コミュニケーション実験で調べた。この実験では、送り手が目の前にない対象を描画し、受け手は描画から対象が何かを返答する。これを繰り返すことで、両者は「自分に関する仮説を持った相手」に関する仮説という入れ子を深めていく。この過程の分析から、コミュニケーションにおける自己他者モデルの形成と超越性との関係を議論する。
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