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栗澤 康成, 福田 至, 小方 孝
セッションID: 2I4-7in
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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開発中の物語生成システムにおける物語の基本要素は格の値に主に名詞概念のインスタンスを格納した事象概念であるが,インスタンス自体の属性情報は状態の情報構造中に格納される.登場人物の外的行動を表現する事象概念を複数の状態に変換する機構を開発して来たが,問題点(その中に状態変化及び時間幅を含む動詞概念の扱い,動詞概念の前提条件と引き続く帰結の多様性の絞り込み等)を検討し,システムの暫定的な完成版を示す.
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秋元 泰介, 小野 淳平, 小方 孝
セッションID: 2I4-8in
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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「物語の森」は物語生成機構を内蔵したコンテンツの可能性を探る作業の一環であり,視覚表現された木や森の成長過程により物語生成過程を表現し,ユーザインタフェース上でユーザが物語生成過程に影響を与えることが出来る,子供向け娯楽コンテンツを目指す.これは物語内容自体ではなくその表現方式に重点を置く.音楽も自動生成される.これまで第一版を作成してアンケート調査や展示を行ったが,今回その第二版を紹介する.
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河野 文彦, 松本 翔太, 上田 和紀
セッションID: 2J1-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ハイブリッドシステムとは時刻の経過にともなって離散変化と連続変化を繰り返すシステムである.HydLaはハイブリッドシステムモデリング言語であり,制約モジュール集合を論理記号や数式で定義し,制約モジュールに優先度を与えることでモデルを記述する.本論文では制約の静的解析によって制約が矛盾する条件を算出し,その条件を用いて,HydLa処理系の処理を最適化することで,HydLa処理系の高速化を図る.
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高橋 達二
セッションID: 2J1-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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Human beings have been shown to have many kinds of cognitive limits and biases. We generally cannot optimize but just satisfice. Our valuation of an object or option are not absolute but comparative or relative to the others. We have contrasting risk attitude for gain and loss situation. In 2-armed bandit problems, we show that the three limits or biases can, when combined appropriately, work adaptively, actually optimally, and help us to overcome some tradeoffs.
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加藤 翔子, 斉藤 和巳
セッションID: 2J1-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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高多重度の有向リンクを生成するネットワーク成長モデルの構築に向け,先行論文では,BAモデルとCNNモデルを多重有向に拡張したモデルと,リンク多重度優先選択確率を付与したモデルを考えた.本稿では,これらのモデルと現実ネットワークを,カルバックライブラー情報量により定量評価する.また,多重ネットワークモチーフ分析により比較し,リンク生成アルゴリズムの違いがノード間の3者関係へ与える影響を明らかにする.
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澤 宏司
セッションID: 2J1-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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論理的含意関係「○ならば×」を「○→×」と表現するとき、含意関係の集合は複雑ネットワークとみなせる。本報告では推論のひとつである演繹をネットワークの変形として図式的に採用し、バラバシらのBAモデル風に発展する論理のモデルを提案する。BAモデルは全ネットワークを参照するが、今回のモデルは既存のネットワークを部分的にしか参照しない。その意味でBAモデルよりも実世界的であるが、その次数はベキ分布を示す。
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伏見 卓恭, 斉藤 和巳, 池田 哲夫, 風間 一洋
セッションID: 2J1-5
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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従来の機能コミュニティ抽出法では,ネットワーク上でのランダムウォークを仮定したPageRank計算において,各ステップでの確率ベクトルの収束過程を基にノードの機能を定義し,類似機能を有するノード群を抽出していた.本稿では,ネットワーク上での情報拡散に着目し,他のノードへの影響力を基にノードの機能を定義した機能コミュニティ概念,および抽出手法を提案する.
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田柳 恵美子, 中島 秀之, 松原 仁
セッションID: 2J4-OS-13a-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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今後の都市の在り方を見直したときに、交通網の再編成は重要課題である.現在,日本を含む世界各地でデマンド交通の試みが始まっている.しかし,これらはすべて低人口密度地域を想定した試みである.我々はコンピュータ集中制御による高人口密度都市部を想定した大規模公共交通システム(スマートアクセスビークルシステム)をデザイン中である.この仕組みと実装計画について述べる.
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水野 敬太, 金森 亮, 伊藤 孝行
セッションID: 2J4-OS-13a-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年,多くの都市で交通渋滞が大きな問題となっている.プローブカーからの情報収集による交通制御が注目を集めている.本研究では,交通渋滞を解消する為の情報提供について実験をおこなう.従来の情報提供では蓄積データの平均値を提供していたが,本研究では道路通過時間が二極化する傾向から蓄積データの25パーセンタイル値と75パーセンタイル値の提供を提案する.また,情報精度として早着と遅着による評価を行う.
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金森 亮, 橋本 創, 伊藤 孝行
セッションID: 2J4-OS-13a-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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駐車場管理の自動化が進み,駐車場入出庫など利用状況のデータ分析が容易になりつつある.一方,駐車場探しのウロツキや入庫待ち行列など,駐車場管理効率化には予約システムの導入が望まれている.本研究ではオークションに基づく予約システムの提案を行い,実際の駐車場利用時間データから駐車時間モデルを構築し,駐車料金に対する感度を考慮した予約システム導入評価を行う.
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大谷 紀子, 増井 忠幸
セッションID: 2J4-OS-13a-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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現在,物流事業者には貨物配送に係るCO2排出量の削減が強く求められているが,現場ではCO2排出量よりもコストが重視される.一般に,荷主から物流事業者に委託された貨物は,複数の下請け業者に割り振られ,配送される.本研究では,CO2排出量だけではなく,物流事業者と下請け業者のコストをも考慮した貨物割当と配送経路の探索手法を提案する.探索手法には進化計算アルゴリズムの一種である共生進化を使用する.
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山下 倫央, 岡田 崇, 野田 五十樹
セッションID: 2J5-OS-13b-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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水害・土砂災害から住民を守るためには、適切なタイミングで対象地域に避難勧告等の発令することが求められる。災害が発生するまでに安全な地域へ避難を完了していることが望ましいが、状況に応じた避難行動を実施することも重要である。本稿では、河川が氾濫し、浸水が発生する可能性がある状況において、どのようなタイミングで避難勧告を発令することが被害軽減につながるかを歩行者シミュレーションを用いて検証する。
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香山 喜彦, 今村 泰正
セッションID: 2L1-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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セル・オートマトン(CA)のネットワーク表現は,CAの新たな視覚化であるとともに,その動的振る舞いを解析するうえで有効な処方箋を提供する.本発表では,代表的なCAであるライフ・ゲーム(Life)に関する研究をもとに,各セルから出るリンク数(out-degree)を新たな秩序変数として提唱する.これを用いて,Lifeおよび他のCAルールの自己組織化臨界について議論する.
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小野 智司, 田尻 昌之, 谷山 大介, 中山 茂
セッションID: 2L1-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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二次元コードの視覚的誘因性を向上するため,イラスト等を二次元コードに重畳する方式が提案されている. この方式は,イラストにより二次元コードの一部が損傷するため, 汚れや欠損に対する耐性が低下する. 本研究では,多目的遺伝的アルゴリズムを使用し,二次元コードのモジュールパターンによりイラスト等の形状を近似することで 装飾性と機械可読性を両立した二次元コードを生成する方式を提案する.
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大塚 喜明, 鈴木 祐介, 宮原 哲浩, 内田 智之
セッションID: 2L1-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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グラフ構造データからの機械学習やデータマイニングの研究が注目されている.TTSPグラフ(Two-Terminal Series Parallel graph)は,電気ネットワークやスケジューリングをコンピュータで扱う際にデータモデルとして用いられることが多い.遺伝的プログラミングを用いて,正事例と負事例から特徴的なTTSPグラフパターンを獲得する進化的手法について報告する.
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平野 博之, 吉川 大弘
セッションID: 2L1-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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粒子群最適化(PSO)は,最適化問題における効率的な探索手法の一つである.一方近年,4つ以上の目的関数を持つ多数目的最適化問題(MaOP)が注目されている.しかし,従来の多目的探索手法では探索性能が劣化してしまうことが報告されている.これに対し筆者らはこれまで,MaOPにおける,PSOを用いた2段階探索法を提案してきた.本稿では,多目的実数問題のベンチマーク関数を用いて,提案手法の性能評価を行う.
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吉田 徹, 吉川 大弘
セッションID: 2L1-5
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年,多目的最適化問題に遺伝的アルゴリズムを適用した多目的遺伝的アルゴリズム(MOGA)に関する研究が盛んに行われている.MOGAにより得られたパレート解の解析では,評価値空間と設計変数空間両方を考慮する必要がある.本稿では,評価値空間と設計変数空間における個体間距離関係の類似性に基づき,評価値空間と設計変数空間との相関非対応性を導出するとともに,その相関非対応性に着目したパレート解の解析を行う.
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郡司 幸夫
セッションID: 2L4-OS-24d-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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時間を因果の系列で理解しようとするとき、因果系列は因果集合(順序集合)で定義され、その意味論は因果集合のダウンセットで与えられる。両者を使い、推論しながら生きていくとき、因果集合上での演算と、ダウンセット上での演算の齟齬が現れ、その辻褄を合わせる必要が生じる。ここでは、意味論上の論理的操作を伴う表現を、因果系列の或る元として埋め込み、因果系列自体を変える過程が、その一つの可能性であることを論じる。
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澤 宏司, 横川 純貴, 高橋 達二
セッションID: 2L4-OS-24d-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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一般的な形式論理において、「○ならば×」のような条件文は実質含意と呼ばれ、前件が偽のとき真と規定される。しかし、実質含意は日常的な判断事例から疑問視される場合もあり、議論がある。本報告では、実質含意と、その対案のひとつである条件付事象をそれぞれ両方向化した、論理的等値と双条件付事象を認知実験を用いて比較する。同時に、条件付事象を論じるに不可欠な不定性を3種類に分類し、その理論的可能性を探る。
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森山 徹, 右田 正夫
セッションID: 2L4-OS-24d-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ダンゴムシをT字路に連続して遭遇させると、左右交互に転向を続ける(交替性転向)。我々はT字路を搭載した2台の回転盤を操作し、個体を140回連続してT字路に遭遇させ、歩行軌跡を平面展開し、空間的パターンを得た。交替性転向の発現率が高い個体ではパターンは直線的だったが、片方への転向や引き返しを頻繁に生じた個体では、より複雑で平面的だった。これらのパターンの生成過程に意思決定の片鱗を探る試みを紹介する。
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笹井 一人
セッションID: 2L4-OS-24d-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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不合理性や不定性といった概念を実装するエージェントベースモデリングは、複雑な現象の解明に多く用いられる手法である。しかしながら、これを人工システムやそれに準ずるシステムに応用しようとしたとき、途端に応用の利かない完全合理的なシステム像へと読み替えられる。本発表では、不合理性・不定性に基づく応用システムを目指すために必要な環境条件の再定義について論じる。
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太田 宏之, 西田 育弘
セッションID: 2L4-OS-24d-5
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ある時刻の神経細胞群の発火パターンは何らかの対象の表象であり、対象の状態遷移と発火パターンの状態遷移の間には対応関係が維持されるものと想定されている。しかし単一の神経細胞を発火させうる他の神経細胞群の集合は神経可塑性によって変化することから前状態の定義自体が変更されうる。対象と表象の確固とした対応関係の構築ではなく、対象の次元の削減やシフトによって状態が削り出されていくプロセスについて考察する。
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脇坂 崇平
セッションID: 2L4-OS-24d-6
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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我々が開発した代替現実(SR)システムは、物理的周囲環境由来のリアルタイムな事象と、予め準備された仮想的事象を区別不可能なかたちでユーザーに呈示し、さらにはそれら事象とのインタラクションを可能とするインターフェイスである。本システムにより、<メタ-サブレベルの混同ダイナミクス>を主観的体験として実装し(「体験」と「体験される事象」の混同)、その認知心理実験装置としての応用について議論する。
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白川 智弘, 高木 晶寛
セッションID: 2L4-OS-24d-7
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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健常者における歩行パターンを分析し、歩行訓練に伴い歩行能力がどのように向上するかを評価するために、日常的に行進訓練を行っている防衛大学校の学生に対し、行進行動時の歩行分析が実施された。
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西山 雄大, 加藤 君子, 長澤 正樹, 川嵜 圭祐, 長谷川 功
セッションID: 2L4-OS-24d-8
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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社会的認知(ヒトを対象とした情報処理)において,三人称視点と一人称視点を区別することが他者や自己の心的状態の理解を基礎づけるとする実験的枠組みがある.他方,アスペルガー者が自身の心的状態を目の前の他者にも帰することから,自己中心性と他者中心性の区別が適当とする主張がある.前者は私とそうでないもの,後者は私を含む関係とそうでないものをそれぞれ区別する.本講演では両者の恊働の重要性を議論する.
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児玉 謙太郎, 園田 耕平
セッションID: 2L5-OS-24e-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年、認知科学分野でSynergyという概念が着目されている。Synergyとは、多自由度複雑系が、安定的な振る舞いを柔軟に組織化する事態を説明するために考案された概念であり、次元の縮減(微視的には多自由度な系が如何に自由度を減じるか)、相互補償(要素間の柔軟な相互作用関係)などの特徴をもつ。本発表では、運動研究等の事例を通しSynergyの現代的解釈を紹介し、内部観測理論との関連について論じる。
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園田 耕平, 森山 徹, 郡司 幸夫
セッションID: 2L5-OS-24e-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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知能情報学において、「車両感覚」は問題とされてきたが依然として漠としている。それは操作身体に関する感覚であるが、無脊椎動物のヤドカリが同様のメカニズムによって貝殻の大きさを知覚していることを著者らは実験的に示した(Sonoda et.al., 2012)。さらにその操作身体が車両に類するものでも可能ではないかと構想する。予備的な実験とともに「車両感覚」に関する知覚基盤について議論する。
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齋藤 慧太朗, 大用 庫智, 高橋 達二
セッションID: 2L5-OS-24e-3in
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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渋滞が起こる原因と対処法を研究する学問として渋滞学がある。渋滞学の中でも災害時の避難のモデリングに用いられるフロアフィールド(以下FF)モデルに囚人のジレンマ的状況を実装したところ、FFモデルのみでは現れなかった、避難誘導の役割を果たす性質を表現することができた。この性質を使うと避難時間が減少する。また、この事実は人間社会において、一部のヒーロー的存在が社会全体を上手く回していることを示唆する。
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清水 隆宏, 高橋 達二
セッションID: 2L5-OS-24e-4in
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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認知科学では,人間が日常的に行う非論理的推論の傾向を対称性バイアス,相互排他性バイアスと呼ぶが,この2つのバイアスを緩く持つモデル(Loosely Symmetric model: LS)が提唱されている.本研究では,幼児を取り巻く実社会を模した環境で,LSに従う幼児エージェントにおいて,緩くバイアスを持つことが語彙獲得過程で与える影響を検討する.
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森嶋 厚行
セッションID: 2M4-OS-07a-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本講演では,クラウドソーシングシステムの実現に必要な要素機能を提供するクラウドソーシングプラットフォームCrowd4Uについて紹介する.Crowd4Uの特徴は,非営利・公益・学術のためのクラウドソーシングプラットフォームであると同時に,その上でのクラウドソーシングプロジェクトやCrowd4Uプラットフォーム自体が研究の対象となっており,高度クラウドソーシング技術の実験場として利用可能な事である.
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梶野 洸, 坪井 祐太, 鹿島 久嗣
セッションID: 2M4-OS-07a-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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教師データをクラウドソーシングで作成する試みが広く行われている。これにより教師データ作成に関するコストを削減できるが、一方でその品質が保証されないという問題が生じる。本研究では、クラウドソーシングで作成した教師データからの学習問題を取り扱い、ワーカーの類似性に着目した学習手法を新たに提案するとともに、その性能について評価する。
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Tran Quang Khai, 佐久間 淳
セッションID: 2M4-OS-07a-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
本稿では、クラウドソーシングにおけるオンライン学習アルゴリズムを提案する。オンライン学習により既存手法では取り扱えなかった、タスクの傾向やワーカーの信頼度が時間とともに変化する問題を取り扱うことできるようになる。実験を通じて既存手法による推定精度は、動的に変化する学習環境では低下することを指摘する。そして、バッチ学習である既存手法をオンライン学習によりオンライン化し、この問題を解決することを示す。
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松井 都志子, 馬場 雪乃, 神嶌 敏弘, 鹿島 久嗣
セッションID: 2M4-OS-07a-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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クラウドソーシングは人手を要するタスクを低コストで大量に実行するのに適した手段として広く用いられつつある。その問題としては不特定多数の人間が関わることに起因する品質のばらつきがあり、これを抑えるために統計的な手法が用いられる。本研究ではクラウドソーシングによって得られたデータが順序構造をもつときに、これらを統合して信頼度の高い順序データを得る統計的手法を提案する。
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石川 真太郎, 佐久間 淳
セッションID: 2M4-OS-07a-5
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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複数人がランキングを作成し、それぞれの意見を反映させた集団のランキングを生成する問題を考える。本の推薦ランキングや、ある地域の飲食店ランキングなどが考えられる。一般に用いられる手法として、一位票による多数決や合計得点方式が存在する。しかし、各人物の能力バイアスを考慮しておらず、また二位以下の順序を考慮する場合はコストが高い。そこでクラウドソーシングを用い、効率的に順序統合を行う手法を提案する。
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馬場 雪乃, 鹿島 久嗣
セッションID: 2M5-OS-07b-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
不特定多数の人々に仕事を依頼するクラウドソーシングでは成果物の品質管理が重要課題である。本研究では、翻訳やデザインのような成果物が非定型となるクラウドソーシングタスクにおける統計的な品質管理手法を提案する。我々は、成果物が提出された後に他の作業者にその評価を依頼するというプロセスにもとづき、成果物を作成する作業者と評価者の能力をそれぞれモデル化した「作成」「評価」の二段階の生成モデルを提案する。
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小山 聡, 馬場 雪乃, 櫻井 祐子, 鹿島 久嗣
セッションID: 2M5-OS-07b-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
本発表では、クラウドソーシングにおいて複数のワーカーが同一データに付与したラベルから真のラベルを推定する際に、ワーカーが自己申告した確信度(confidence)を利用する方法を提案する。DawidとSkeneのラベル統合のための確率モデルを拡張し、自信過剰や自信過小なワーカーが存在する場合でも、ワーカーの付与したラベルと確信度から真のラベルを高精度に推定できる方法を開発する。
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王 晶晶, 小山 聡, 栗原 正仁, 鹿島 久嗣
セッションID: 2M5-OS-07b-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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We propose a supervised learning method to derive an accurate model for entity resolution using crowd-generated data. Begin with discussion on the accuracy of crowd-generated labels, we evaluate the accuracy of our proposed method.
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白松 俊, 大囿 忠親, 新谷 虎松
セッションID: 2N1-OS-10d-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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公共圏における住民間の協働を促進するためには,階層的な構造を持ち変化していく目標を共有する仕組みが重要であると考える.本研究では,復興促進への応用を目指し,関連する資料やニュース記事から復興目標に関する記述を人手で抜き出し,目標共有のためのLinked Dataを試作した.抽出された目標データの性質とその応用可能性について考察する.
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長野 伸一
セッションID: 2N1-OS-10d-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ソーシャルメディアの普及に伴って,ユーザが日常生活で見聞したり遭遇した都市の出来事に関する情報がソーシャルメディア上に数多く投稿されており,ソーシャルメディアは都市のリアルな状況を把握する情報源の一つとして注目されている.本発表では,ソーシャルメディア上のテキスト情報を解析し,地名やインフラ名を手がかりとして,リアルな都市情報を構造化する試みについて紹介する.
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田代 和浩, 王 冕, 越川 兼地, 西村 悟史, 森田 武史, 長野 伸一, 清 雄一, 中川 博之, 田原 康之, 川村 隆浩, 大須賀 ...
セッションID: 2N1-OS-10d-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本稿では、既存の予測アルゴリズムとLinked Open Dataの マッシュアップ案を複数提示し、マッシュアップが提供する新たな価値と、必要となるLODについて考察を行う. そして,マッシュアップ案の実現に必要な事象情報LODを構築するフレームワークを提案し,必要なLODを整備する.最後に予測アルゴリズム とLODのマッシュアップ案の実現手法について考案する.
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稲垣 陽一
セッションID: 2N4-OS-21a-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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生活者の発信情報を収集・分析・集約することで、社会と個人の「変化のきざし」を発見できるサービスをめざしている。その考え方と実例、今後の方向等について述べる。
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橋口 典男
セッションID: 2N4-OS-21a-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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交通システムの主な課題「事故、渋滞、環境悪化」に対し、学会誌では交通関連でセンシング された多様で大量のデータを活用した改善施策、画像等の非構造化データの扱いに代表さ れる機械的処理性や、投資対効果の両立等、難易度の高い課題について、具体的対応事例 を活用した解説と今後の展望について説明した。本講演では上記を起点に商流等含めもう少 しビジネスやサービス視点を強く意識した検討について述べる。
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磯山 和彦, 喜田 弘司
セッションID: 2N4-OS-21a-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本発表では複合イベント処理(CEP:Complex Event Processing)について解説するとともに,筆者らが提案するビッグデータに対応するスケーラブルなCEP技術について紹介する.
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山本 浩生, 岩瀬 高博
セッションID: 2N5-OS-21b-1
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ECサイトの普及に伴いサイト内検索市場は近年も堅調に成長している。 我々はEC事業者のニーズから低コストかつ高速な検索エンジンを開発し、 さらに現在は消費者の趣味嗜好に応える検索技術の開発に取り組んでいる。 本発表では、検索エンジンの開発・運用で得られた知見から、 検索エンジンのニーズを整理し検索エンジン技術の課題とAI研究に対する期待について議論する。
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阿部 秀尚, 森田 武史, 田中 塁, 山口 高平
セッションID: 2N5-OS-21b-2
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では,スマートフォンとCANによって得られる自動車車載センサデータと道路状況に関するソーシャルメディア上のテキスト情報を統合し,道路行政施策の策定支援を目的とする.より迅速な交通事故対策や改良計画立案などの行政施策に繋げていくため,時系列センサデータから特徴的な運転行動を検出するパターンを抽出し,利用者が日々発信する情報から道路を利用する上で危険を感じる箇所の客観的な提示の実現を目指す.
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福田 翔士, 岩沼 宏治, 山本 泰生
セッションID: 2N5-OS-21b-3
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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頻出アイテム集合マイニングでは,抽出される頻出アイテム集合の候補数が膨大になるため,無限長のストリームデータを扱うオンライン型アルゴリズムの適用は難しい.そこで本研究では,メモリ使用量の抑制を目的として,現時点までに読み込んだデータから抽出される頻出アイテム集合を即座に圧縮し,その結果を保持してオンライン処理を行うマイニングアルゴリズムを提案する.圧縮は非可逆圧縮手法を採用し,大幅な圧縮を行う.
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一瀬 詩織, 小林 一郎, 岩爪 道昭, 田中 康司
セッションID: 2N5-OS-21b-4
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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Web上の共有資源として利用されるLinked Open Data(LOD)クラウドの拡大に伴い、様々な目的に応じて情報を抽出する手法の必要性が増している。本研究ではLODの一例であるDBpediaにおいて情報を抽出する際にSPARQLクエリ検索を行った場合、目的に適うリソースを抽出するための検索結果のランキング手法について提案する。
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田中 康司, 原口 弘志, 藤井 秀明, 泥谷 誠, 岩爪 道昭
セッションID: 2N5-OS-21b-5
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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Web上の膨大な情報の中から有益な情報をいかに高速かつ高効率に抽出するかが重要である.現在,数十億Webページの収集を目標にシステム開発を行なっているが,数十億ページ規模のリンク解析には超多次元の行列演算が可能な大規模な計算機基盤と膨大な計算時間が必要であり,演算の高速化は最も重要な課題である.本発表では,大規模なリンク解析の高速化手法を検討するとともに計算機基盤構築について報告する.
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藤井 秀明, 原口 弘志, 田中 康司, 泥谷 誠, 岩瀬 高博, 岩爪 道昭
セッションID: 2N5-OS-21b-6
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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現在、我々は数十億件規模のWebアーカイブ構築を目指し、大規模Webクローラを運用・開発している。このようなビッグデータ級のデータ収集においては、設計段階では想定外の事態や障害が多々発生し得る。その際に重要であるのは、運用の過程で得られたデータを次期研究開発に活かすフィードバックループを形成することである。そこで本発表では、大規模なデータ収集に資する運用事例と解決すべき課題を紹介する。
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岩爪 道昭, 岩瀬 高博, 田中 康司, 藤井 秀明, 原口 弘志, 泥谷 誠
セッションID: 2N5-OS-21b-7
発行日: 2013年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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大量データを対象にした研究開発では、インフラとしての大規模計算機設備と大量データ管理のためのソフトゥエア環境の整備・運用が不可欠である。しなしながら、このようなインフラの維持は、一般的に高コストであり研究開発投資の対費用効果も含めると参入障壁が高い。本発表では、ビッグデータ活用に向けた研究開発テストベッドとしての大規模な情報インフラの運用における課題と方策について我々の事例を交えて議論する。
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