Synthesiology
Online ISSN : 1882-7365
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9 巻, 1 号
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論文のポイント
研究論文
  • ―基盤技術から実用技術へどのようにしてステップアップするのか?―
    青柳 昌宏, 居村 史人, 加藤 史樹, 菊地 克弥, 渡辺 直也, 鈴木 基史, 仲川 博, 岡田 義邦, 横島 時彦, 山地 泰弘, 根 ...
    2016 年 9 巻 1 号 p. 1-14
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/03/19
    ジャーナル フリー
    ICデバイスを縦方向に積層して実装集積する3次元IC積層実装技術は、半導体デバイス、MEMSデバイス、パワーデバイス等の集積技術として、従来の基板面内での2次元的な集積化に加えて、基板を積層して3次元的に集積化できるため、近年、期待が高まっている。この論文では、半導体デバイスの3次元IC積層実装に求められる高密度・高集積の電子ハードウエア構築基盤技術を確立させるとともに、企業と連携して量産化技術への開発支援も行いながら、実用化に向けた応用システム開発の流れを作り出すために実施した、初期の応用フェーズの研究開発について、報告する。
  • ―レアアース資源確保のための取り組みと課題―
    高木 哲一
    2016 年 9 巻 1 号 p. 15-25
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/03/19
    ジャーナル フリー
    新興工業国の経済発展により、21世紀に入り金属資源価格が高騰し、さらに2009-2012年には中国のレアアース輸出制限によるレアアース危機が勃発した。これらを受けて、2010年より産総研では、レアメタル資源研究拠点の整備、海外地質調査機関との協力関係の構築を進めた。さらに、南ア、米国、ブラジル、モンゴル等でのレアアース資源調査を積極的に進めた。特に南アでは、有望な重レアアース鉱徴地を発見した。2011年秋以降、レアアース価格の暴落により、世界中のレアアース資源開発計画が頓挫し、レアメタル資源開発のリスクの高さを露呈した。民間にそのリスクに耐えて次のレアアース危機へ備えを求めるのは困難であり、産総研による調査研究体制の継続が求められている。
  • ―シンセシオロジー誌掲載論文による検証の試み―
    小野 晃, 赤松 幹之, 小林 直人
    2016 年 9 巻 1 号 p. 26-38
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/03/19
    ジャーナル フリー
    科学技術の方法によって社会的な価値を実現するために構成型研究が民間企業、公的研究機関、大学で行われている。シンセシオロジー誌は構成型研究のプロセスと成果を記述する学術論文誌として刊行されたが、編集委員会は著者に対して論文の中で研究のシナリオを記述することを要請してきた。この論文では分析型研究と対比して構成型研究の属性を考察し、またシナリオがもっている構造と性質を明らかにする。その上で、シンセシオロジー誌にこれまで掲載された論文を調査して、シナリオは構成型研究において中心的役割を果たし、それを科学技術の言葉で表現することが可能であることを示す。
論説
編集委員会
編集後記
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