可視化情報学会論文集
Online ISSN : 1346-5260
ISSN-L : 1346-5252
28 巻, 6 号
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  • 柱状物体からの渦放出
    横井 嘉文, 平尾 恵子
    2008 年 28 巻 6 号 p. 33-37
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/06/30
    ジャーナル フリー
    曳航水槽を用いて柱状物体からの渦放出の様子を可視化観測する際の渦放出周波数の計測精度や再現性,柱状物体の投影幅に対する水槽の幅や水位,水の静置時間などの実験環境の影響について検討した.その結果,渦の計測に個人差は無く10個程度の計数でも精度的には差し障りのないこと,渦の計数が可能な範囲ならトレーサ浸出量の影響は無いこと,水の静置時間は10分程度で良いことなどが明らかになった.また,流路幅と水位は渦放出周波数に対し多大な影響を与える因子であることや,断面形状によらずその傾向は同じであることが知れた.
  • 松岡 大祐, 村田 健史, 藤田 茂, 田中 高史, 山本 和憲, 木村 映善
    2008 年 28 巻 6 号 p. 38-46
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/06/30
    ジャーナル フリー
    強いBy成分を持つ惑星間空間磁場が急激に南を向いたとき,地球磁気圏は複雑な挙動を見せることが知られている.しかし,そのような現象による複雑な3次元構造を解析する手法は確立していないのが現状である.本研究では,惑星間空間磁場と地球磁気圏の相互作用のシミュレーションを行い,その結果の3次元可視化解析を行なった.特に,磁気フラックスロープと呼ばれる複雑な磁場構造に対して階層的な3次元可視化処理を繰り返すことで磁力線トポロジーを4種類に分類し,磁場構造の新たな3次元モデルを提案した.さらに,触覚インタフェースを用いることで,提案した3次元磁場構造モデルの妥当性の検証を行なった.
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