エンターテインメントイベントを楽しむ際の飛沫感染リスクを低減するため,1枚の紙から作れる飛沫抑制メガホン(DSM)を試作した.メガホンなし、通常のメガホン、DSM1(屈曲部1つ),DSM2(屈曲部2つ)の4パターンのサンプルで,フレームレート毎時30フレームで飛沫可視化実験を行った.その結果,メガホンなしでは,飛沫吐出直後に1フレームあたり最大250個の飛沫がカウントされたのに対し,通常のメガホンでは1/5まで減少し,DSM1ではさらに最大25個まで減らすことができた.さらにDSM2では,飛沫吐出前と比べてカウント数の増加は認められなかった.