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クエリ検索: "ごま油"
455件中 1-20の結果を表示しています
  • 大豆油
    山崎 恵, 長尾 昭彦, 山本 博道
    油化学
    1993年 42 巻 8 号 605-611
    発行日: 1993/08/20
    公開日: 2010/01/29
    ジャーナル フリー
    ごま油
    10点, 大豆油9点を用いて,
    ごま油
    に混入の大豆油の鑑別と混入比の推定法について検討した。純粋
    ごま油の脂肪酸パターンと大豆油混入ごま油
    の脂肪酸パターン間の類似率 (cosθ) を求め, √ (1-cos θ) ×106=√2 sinθ/2×103を算出した。√2 sin θ/2×103は, 混入大豆油の混入比と比例関係にあった。10点の
    ごま油
    それぞれに対する9点の大豆油それぞれとの間のcosθを計算し, 最大及び最小√2sinθ/2×103を算出し, また, 10点の
    ごま油の平均脂肪酸パターンと各ごま油
    の脂肪酸パターン間のcosθも求めた。
    ごま油
    の脂肪酸パターンが特定できるケースや平均的な脂肪酸パターンの採用が可能なケースでは, √2sinθ/2×103の値から大豆油の混入比率を推定できた。
    ごま油
    中の大豆油の鑑別は, リノレン酸に注目することにより可能であった。
    ごま油
    及び大豆油の不けん化物分析を行ったが, 鑑別に対し有効ではなかった。
  • 中田 勇二, 林 寿一, 下田 満哉, 筬島 豊
    日本油化学会誌
    1998年 47 巻 3 号 257-261,291
    発行日: 1998/03/20
    公開日: 2009/11/10
    ジャーナル フリー
    ごま油
    製造時に特徴的なロースト香をだす為に種々の技術を用いて焙煎を行っている。香りの質や強度に大きな影響を及ぼすことから, 焙煎は
    ごま油
    製造工程中で最も重要である。本報では, ごま種子を熱風及び遠赤外線で焙煎した時の揮発性香気成分の組成に及ぼす影響について検討を行った。減圧水蒸気蒸留法とカラム濃縮法を組み合わせることにより,
    ごま油
    から揮発性成分を分離し, GC並びにGC-MSで分析を行った。
    ごま油
    サンプル29種類の37揮発性成分のGC定量値を主成分分析に供した。GC定量値の47.5%が第1主成分に, 14.3%が第2主成分に要約された。熱風焙煎と遠赤外線焙煎の2方法により得られた
    ごま油
    は, 第1主成分と第2主成分からなる散布図上で識別が可能であり, 個々の
    ごま油
    についても焙煎強度に応じてプロットすることが可能であった。熱風焙煎
    ごま油
    は焙煎強度の増加により, 15成分がほとんど同じ割合で増加し, 遠赤外線焙煎
    ごま油
    は焙煎強度の増加により, 11成分が別々に増加することが主成分負荷量から明らかとなった。
  • 笠井 美希, *瀬尾 幹子, *関 圭吾
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2017年 29 巻 2D-3
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/08/31
    会議録・要旨集 フリー
    【目 的】家庭における食用油を使用した加熱調理において、酸化しにくく、油臭さが少ないことが望まれている。
    ごま油
    は熱に強く、安定性に優れた油といわれており、本研究では、焙煎せずに搾油した精製
    ごま油
    (かどや製油㈱)の加熱調理における安定性の評価として、フライ調理に用いた際の安定性、おいしさ等について調べた。
    【方 法】試料は精製
    ごま油
    と家庭で一般的によく使われている食用油3種類(キャノーラ油、サラダ油、大豆油)とした。一定条件下でフライ試験を実施し、フライ油の色、酸価、過酸化物価、カルボニル価、アニシジン価を測定して安定性を比較した。また、フライ調理中の油臭及び揚げ直後と冷めた時のフライの官能評価を実施した。官能評価は7段階尺度の採点法で行った。なお、各試料のCDM試験、アクロレイン濃度の測定も行った。
    【結 果】精製
    ごま油
    は他の食用油3種類と比較して、フライ油の色の着色が若干濃くなる傾向がみられた。揚げ回数による酸価、過酸化物価の値には大差がなかった。油脂の加熱による劣化の指標であるカルボニル価、アニシジン価の値は精製
    ごま油
    が最も低値であり、加熱劣化の進行がゆるやかであった。フライ調理中の油臭は精製
    ごま油
    が最も弱く、不快感が少なかった。官能評価では、精製
    ごま油
    を使用したフライはべたつきが少なく、冷めてもおいしいという評価であった。CDM試験の結果より、精製
    ごま油
    は自動酸化に対する安定性も良く、アクロレイン濃度の測定結果からアクロレインの発生量も少ないことがわかった。
  • 中田 勇二, 下田 満哉, 筬島 豊
    日本食品科学工学会誌
    1997年 44 巻 12 号 848-854
    発行日: 1997/12/15
    公開日: 2009/05/26
    ジャーナル フリー
    市販品,及び試作品の中からフレーバー特性の異なる29種類の
    ごま油
    の官能評価を行い,得られた結果を主成分分析により解析し,各々の
    ごま油
    のフレーバーを客観的に特徴付けた.
    (1)
    ごま油
    のフレーバーを特徴付ける用語として抽象的用語37語,具体的用語26語,計63語が挙げられた.
    (2)
    ごま油
    フレーバーの評価用語として適正であるかどうかみる為にアンケート調査を行い,さらには専門パネルによる実試料の評価に基づいた評価用語のスクリーニングと新たな評価用語の追加を行った結果,香ばしい,劣化した,強い,苦い,軽い,複雑な,後に残る,まろやかな,渋い,ナッツ様の10語を
    ごま油
    フレーバーの評価用語として選択した.
    (3) 29種類のサンプルについて,専門パネルにて評価用語10語について6段階で官能評価を行った.得られた評価データを主成分分析で解析したところ,29種類の
    ごま油
    はそのフレーバー特性に基づいて9つのグループに分けることができた.
    (4) 熱風焙煎試作品は苦い,渋い,後に残るという共通の特徴を有しており,焙煎強度が高いほど,その傾向が強かった.遠赤外線焙煎試作品は,軽い,まろやかな,ナッツ様,複雑な,香ばしい特徴を有しており,焙煎強度が高いほど,複雑な,香ばしい風味が増し,低いほど軽い,まろやかな風味が増した.
  • 韓国製手しぼりごま油の風味と保存性について
    金 天浩, 島田 淳子, 吉松 藤子
    家政学雑誌
    1978年 29 巻 5 号 290-296
    発行日: 1978/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    Experiments were carried out in order to compare the Korean home-made sesame oil (sample A) with the market goods (sample B) for their flavor and stabilities. The results obtained were as follows :
    1) On the fresh samples, there were no organoleptic differences in the intensity of flavor between sample A and B, while on the sample which are stored for sixty days in day light and room temperature, the flavor was significantly weaker in sample B than the sample A. Therefore, it would be said that the reduction of flavor is less in sample A.
    2) These two samples were stored for sixty days under the three different conditions : such as, dark and cool place; dark and room temperature; and light and room temperature. The chemical changes of AV, IV, SV, POV, and the appearance of color and viscosity, and also fatty acid composition were determined respectively at definite intervals. Both samples hardly changed the properties in case of first and second conditions, however, they deteriorated under the third condition, for instance, sample A showed much changes in AV and IV, while sample B changed exceedingly in POV.
  • 鈴木 清次, 塚本 修二, 山下 太郎, 町田 芳章, 山川 幸夫, 北村 啓三, 山下 道大
    油化学
    1984年 33 巻 3 号 166-168
    発行日: 1984/03/20
    公開日: 2009/11/13
    ジャーナル フリー
    To establish a method for the detection of sesame oil, three color reactions, Villavecchia, Baudouim and Soltsien method, responsible for the coloration of sesamol were collaboratively examined.
    These three reactions have long been used as methods for the detection of sesame oil, but the sensitivity and color stability of each of these reactions are studied for the first time in the present research.
    The Villavecchia method, using hydrochloric acid and furfural as color reagents, was found to be the best among three methods with respect to the sensitivity and stability of coloration.The detection limits for refined and unrefined sesame oil were 1% and 0.5% respectively.
  • 石田 康行, 尾川 貴子, 亀谷 将之, 加藤 隆明, 武田 邦彦, 大谷 肇
    分析化学
    2012年 61 巻 10 号 819-825
    発行日: 2012/10/05
    公開日: 2012/11/06
    ジャーナル フリー
    主に和紙とえ
    ごま油
    から構成され,夏季用の敷物として使用されてきた日本の伝統材料「油団」中の油脂成分の化学構造解析を,有機アルカリ共存下での反応熱分解ガスクロマトグラフィー(反応Py-GC)により行った.まず,実際に職人により作製されて5年及び45年経過した新旧の油団試料を,有機アルカリの一種である水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)共存下で400℃ において反応Py-GC測定した.いずれのクロマトグラム上にも,油脂の酸化物に由来して生じることが知られている,スベリン酸やアゼライン酸などのジカルボン酸のジメチルエステルが油団に特徴的なピークとして観測された.特に,古い油団試料では,もとのえ
    ごま油
    に由来する脂肪酸成分がほぼ完全に消失したことから,古い油団ではえ
    ごま油
    の酸化がより一層進行し,難分解性の3次元ネットワーク構造が形成していることが示唆された.さらに,100℃ で5時間加熱して油脂成分を硬化させた,え
    ごま油
    及び油団モデル試料の反応Py-GC測定を通じて,上記のジカルボン酸類が,え
    ごま油
    の酸化反応を経て形成された3次元ネットワーク構造から主に切り出されていることが実証された.以上の結果から,油団表面上でえ
    ごま油
    の硬化反応が徐々に進行しており,このことが,使用して20~30年経過して強度や撥水性などの諸物性が最適になるという油団のユニークな性質と密接に関係していることが示唆された.
  • 長坂 泉紀, 門野 元一, 太田 健介
    脂質栄養学
    2016年 25 巻 1 号 53-59
    発行日: 2016/03/31
    公開日: 2016/05/10
    ジャーナル オープンアクセス
    A large number of reports about physiological functions of α-linolenic acid (LNA) have been presented. And it is also well known that LNA is highly contained in perilla seed oil. In the second half in 1980's, we (Ohta Oilmill Co.,Ltd) succeeded in industrializing of edible perrila seed oil for the first time in Japan. At the industrialization of edible perilla seed oil, we had to resolve the important technical problem about the stability of LNA in production process and during product storage. LNA is polyunsaturated fatty acid, so we had to prevent the degradation and the oxidation of LNA. After a lot of serious investigations about that, we could develop the optimum condition of refinement process and the way to prevent the autoxidation during storage. Perilla is firm products, so it's possible for us to produce perilla seed oil stably and sustainably. Now we can present several kinds of perilla seed oil products, moreover we hope we will contribute to the health and welfare of many people.
  • 中田 勇二, 林 寿一, 下田 満哉, 筬島 豊
    日本油化学会誌
    1998年 47 巻 6 号 599-604,626
    発行日: 1998/06/20
    公開日: 2009/11/10
    ジャーナル フリー
    29種類の
    ごま油
    の官能評価データとGCデータの関係について,多変量解析法を用いて調べた。
    ごま油
    の官能評価データとGCデータを,各々主成分分析,並びにクラスター分析で解析し,29種類の
    ごま油
    サンプルを分類した結果,官能評価データでは6つのクラスターに,GCデータでは4つのクラスターに分類できた。両者のクラスターは,2サンプルを除いて良好に一致した。GCデータと,10種のフレーバー特性(強い,軽い,香ばしい,まろやかな,ナッツ様,苦い,渋い,複雑な,劣化した,後に残る)に関する官能評価データとの関係を,重回帰分析を用いて解析したところ,全ての重回帰モデルが,統計的に有意(P<0.01)であった。
  • 米ぬか油あるいはなたね油
    山崎 惠, 長尾 昭彦, 山本 博道
    油化学
    1994年 43 巻 1 号 10-17
    発行日: 1994/01/20
    公開日: 2010/01/29
    ジャーナル フリー
    ごま油
    10点, 米ぬか油6点そしてなたね油14点を供試し,
    ごま油
    中の米ぬか油, あるいはなたね油の鑑定法と混入比の推定法について検討した。混入米ぬか油の鑑定は不けん化物 (RET 1.19及び1.55) を検出することにより, 一方, 混入なたね油の鑑定はリノレン酸の含有比の分析や不けん化物°ブラシカステロール (RRT0.69) を検出することにより可能であった!米ぬか油あるいはなたね油混入
    ごま油と純粋なごま油
    の脂肪酸パターン類似率 (cosθ) を求め, √ (cosθ) 106 (=√2sinθ/2×103) を算出した.√2sinθ/2× 103 は, 米ぬか油あるいはなたね油の混入比と比例関係にあった。混入油が特定できた場合には, 脂肪酸パターン類似率に基づき混入比の推定が可能である。
  • 久保 加織, 川勝 聡美, 堀越 昌子, 石永 正隆
    日本家政学会誌
    2001年 52 巻 4 号 351-358
    発行日: 2001/04/15
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    (1) あまに油は, 4℃保存では, 酸化速度は遅く, 8週間の保存が可能であることがわかった.20℃保存では, 経日的に酸化が進行するが,
    ごま油
    の添加によりかなりの酸化抑制効果が期待できた.しかし, 50℃保存では
    ごま油
    や合成酸化防止剤によっても酸化を抑えることは難しかった.
    (2) あまに油の脂肪酸組成は, 今回のいずれの保存条件においても, ほとんど変化せず, α-リノレン酸を50%以上含有していた.
    (3) あまに油マヨネーズの冷蔵保存における酸化安定性は高く, 冷蔵庫内で8週間保存してもほとんど変化しないことがわかった.
    (4) あまに油マヨネーズに
    ごま油
    を添加することによって, マヨネーズの酸化安定性を高めるだけでなく嗜好面でも効果のあることがわかったが, 味, におい, 色などの点からさらに改良の余地があるとみなされた.
  • 無類井 建夫, 和中 康, 関 洋子
    油化学
    1994年 43 巻 2 号 158-161
    発行日: 1994/02/20
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    Residual sterylglycosides (SG) and octacosanedioic acid (DA 28) in commercial sesame oil were investigated for 17 brands of 12 manufacturers. A sensitive and precise method was developed to determine DA 28 content in oil. DA 28 was derived from 9-anthryldiazomethane in the presence of triacylglycerol and determined by HPLC equipped with a fluorescence detecter. This method was rapid and applicable to routine analysis.
    SG and DA 28 content differed considerably according to brand, from 1 to 300 ppm and 0 to 1500 ppm, respectively. The steps in oil processing would thus appear to markedly affect SG and DA 28 residue content
  • 松元 文子, 島田 淳子
    家政学雑誌
    1965年 16 巻 6 号 342-345
    発行日: 1965/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    油脂の性状と“軽い又は重い感じ”との関係について検討した結果、次の事が認められた。
    1. 不けん化物は1%添加で重い感じになるが、フィトステロール・コレステロール・セチルアルコールはこれに関与していない。
    2. 遊離脂肪酸は3%添加では味覚に影響を与えず、5%添加では味の違いは認められたが嗜好については有意差が認められず、7%添加ではまずくなる事が認められたが、いずれの検査でも軽い重いについては有意差が認められなかった。
    3.
    ごま油
    の匂いは必ずしも重い感じを与えるものでない事が認められた。
  • 吉田 政晴, 樫本 隆
    食品衛生学雑誌
    1982年 23 巻 2 号 142-148_1
    発行日: 1982/04/05
    公開日: 2009/12/11
    ジャーナル フリー
    本法は試料油を直接高速液体クロマトグラフィーで定量する方法である. これにより
    ごま油の純度並びに食用油中にごま油
    が添加されているかどうかの鑑別にも十分応用出来るものと思われる. カラムはシリカゲル系 Lichrosorb-Si 60 (4.6mmφ×250mm) を, 移動相としてはn-ヘキサン・クロロホルム (80:20) を用いた. その結果,
    ごま油
    中にはセサモリン0.42%, セサミン0.54%存在することがわかった. しかしセサモールの存在は確認できなかった. (検出限界0.0005%). 添加回収率はセサモリン99.3%, セサミン97.3%, セサモール99.0%であった.
  • 島田 淳子
    調理科学
    1968年 1 巻 1 号 20-26
    発行日: 1968/05/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
  • 無類井 建夫, 福島 朱美
    油化学
    1993年 42 巻 6 号 442-446
    発行日: 1993/06/20
    公開日: 2009/11/10
    ジャーナル フリー
    The bahavior of sterols and sterylglycoside (SG) in edible oil manufacturing was investigated. Sterols in rape seed and sesame seed could be almost completely isolated from seeds with oil. But only 25% of SG in rape seed and 60% in sesame seed were isolated from seeds. The amounts of sterols in sesame seed oil did not change during manufacturing, whereas 22% of free sterols in rape seed oil was removed mainly in deodorization. The formation of dehydrated sterols in rape seed oil was confirmed during deodorizing and bleaching. More than 99% SG in rape seed oil was removed with phospholipid in hydration and deacidification but 10% of SG in sesame seed oil remained in the final product.
  • その3 官能評価と機器分析データの数値解析
    下田 満哉, 筬島 豊
    日本調理科学会誌
    2001年 34 巻 2 号 236-241
    発行日: 2001/05/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
  • 河村 亜希, 杉田 正明, 西澤 美春, 佐藤 洋平, 小林 史明
    日本栄養士会雑誌
    2020年 63 巻 8 号 439-446
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/08/01
    ジャーナル フリー
    運動の現場におけるn-3系脂肪酸の摂取が注目されているが、スポーツ選手を対象とした先行報告は少ない。本研究は、n-3系脂肪酸含有食品であるえ
    ごま油
    の6カ月間の摂取が、女子長距離選手の血中脂質の変化に及ぼす影響を検討することを目的とした。18名の選手を、非摂取群、え
    ごま油
    9gおよび18g摂取群の3群に分け、体重測定、血液検査、食事調査を実施した。摂取群においては、9gまたは18gのえ
    ごま油
    を毎日摂取させた。その結果、18g摂取群におけるEPAは介入前と比較し、介入2カ月後に31.1%、6カ月後に33.8%増加し(p <0.05)、EPA/AA比は、4カ月後に44.4%増加した(p <0.05)。また、9g摂取群においても、EPAは介入前と比較し、介入4カ月後に45.8%増加した(p <0.05)。一方、体重、中性脂肪、LDLコレステロール値に変化は見られなかった。したがって、9g以上のえ
    ごま油
    の摂取は、EPAの摂取手段として有用であり、高用量の摂取はEPA/AA比をより高める可能性が示唆された。
  • 福永 淑子, 松本 美鈴, 古川 英, 畑江 敬子
    日本調理科学会誌
    2003年 36 巻 1 号 45-49
    発行日: 2003/02/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    塩蔵クラゲを脱塩後80℃2秒間加熱処理した加熱クラゲを,醤袖,食酢,および
    ごま油
    に1分~24時間浸漬し,テクスチャーの変化を調べた.その結果,
    1.醤油あるいは食酢浸漬により,クラゲが軟化することがミートシアメーターによる切断強度および官能検査により明らかにされた.これに対して,
    ごま油
    浸漬では,クラゲのテクスチャーは変化しなかった.食酢浸漬クラゲは,醤油浸漬より速やかに軟化した.
    2.醤油あるいは食酢に30分間浸漬したことにより軟化したクラゲは,テクスチャーが好まれないことが分かった.
    この結果より,クラゲの軟化は,クラゲの主要成であるコラーゲンが酸により変性し,コラーゲン繊維間の結合力が弱くなったためと推察された.
  • 梶本 五郎, 嘉ノ海 有紀, 小薗 伸介, 田村 幸一, 田口 信夫
    日本栄養・食糧学会誌
    1991年 44 巻 6 号 499-505
    発行日: 1991/12/19
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    各種の油脂の組合せと配合割合をかえた配合油の熱酸化安定性およびトコフェロール (Toc) の熱分解度合について検討した。
    1) 大豆油やなたね油にはパーム油を, 綿実油にはオリーブ油を, サフラワー油には高オレイン酸サフラワー油を配合することにより, 大豆油, なたね油, 綿実油, サフラワー油の各単独油脂に比べ自動酸化安定性および熱酸化安定性は向上した。しかし, 加熱時ではむしろ配合油のほうがTocは速やかに消失した。
    2) 大豆硬化油とパーム油の組合せは, 自動酸化および熱酸化に対して非常に安定であるが, 加熱により配合油中のTocは急減した。
    3) 大豆油と
    ごま油
    の組合せは,
    ごま油
    の配合割合が増すにしたがい油脂の酸化安定性は向上し, Tocの熱分解も少なくなった。
    4) 油脂の熱酸化防止の面で望ましい配合割合は, なたね油とパーム油, 大豆油とパーム油, 綿実油とオリーブ油, サフラワー油と高ナレイン酸サフラワー油, とうもろこし油と大豆硬化油, 大豆油と
    ごま油
    の組合せで, いずれも2: 8 (w/w) であり, 大豆硬化油とパーム油の組合せでは2: 8および4: 6, 大豆油と綿実油の組合せでは6: 4, 大豆油, なたね油, パーム油の3種の組合せでは3: 3: 4の割合であった。
    5) 油脂の熱酸化安定性が高く, かつ, Tocの熱分解の少ない配合油の調製としては, 大豆油やなたね油に
    ごま油
    を配合する。
    ごま油
    を用いない場合は, 大豆油やなたね油にパーム油を配合するか, あるいは, 大豆油, なたね油, パーム油の3種を組合せ, その配合割合は3: 3: 4のものが望ましい。
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