日本原子力学会 年会・大会予稿集
2006年秋の大会
選択された号の論文の852件中51~100を表示しています
中性子入射反応測定
  • 鎌田 創, 糸賀 俊朗, 海野 泰裕, 馬場 護
    セッションID: E05
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/11/06
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    加速器による単色中性子源は、加速器施設の設計や遮蔽のための核データ測定、宇宙線起因の中性子による半導体ソフトエラー試験、中性子線量計の較正等に不可欠である。しかしながら、20 MeV以上のエネルギー領域において、最も単色性のよい7Li(p,n)中性子源の場合でも二体反応チャンネルの他に、多体崩壊反応チャンネルが開き、ピーク成分以外にエネルギー連続テイル成分が伴って純粋に単色ではない。そのために、中性子照射実験では、実験結果が低エネルギー連続成分に大きく左右されてしまい、信頼性が低いという問題が存在する。又、このエネルギー領域では、中性子束強度も十分ではない。そのため、20 MeV以降の中性子照射に関するデータは、質・量ともに乏しいのが現状である。この現状を改善するには、中性子源の強度を高めるとともに、単色性を高めるための工夫が不可欠である。本研究では、7Li(p,n)反応と9Be(p,n)反応のピーク成分が非常に強い前方性を持ち低エネルギー連続成分が等方に近いことを利用して、0度方向の準単色中性子に対する結果から、後方角度に対する結果を差し引くことで、データを得るための設備の設計を行う[1]*[1]J.M.Sisterson et al,:Nucl. Instrum.Methods, B240(2005)617-624
  • 四間 公章, 高木 智史, 近藤 恵太郎, 松中 充亨, 村田 勲, 宮丸 広幸, 落合 謙太郎, 西谷 健夫
    セッションID: E06
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/11/06
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    (n,2n)反応とは中性子増倍のことであり、核融合炉の設計上に必要なデータである。そこで、ビーム状DT中性子源を用いて、NE213検出器を使い同時計数法によってZr(n,2n)反応断面積の測定をした。
  • 近藤 恵太郎, 落合 謙太郎, 村田 勲, 久保田 直義, 西谷 健夫
    セッションID: E07
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/11/06
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    原子力機構FNSのビーム状DT中性子源とE-ΔEカウンターテレスコープを用いた荷電粒子スペクトロメータにより、炭素のアルファ粒子放出二重微分断面積の測定を行った。薄い試料の使用により、詳細な放出エネルギー分布と離散レベル遷移の角度分布を取得した。
核データ測定用γ線測定技術
  • (1) シミュレーションによる検討
    古高 和禎, 木村 敦, 藤 暢輔, 小泉 光生, 大島 真澄, 後藤 淳
    セッションID: E08
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/11/06
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    JAEA原科研のJRR-3の多重ガンマ線測定装置の更新に際し、FP核種からの即発ガンマ線測定による高励起核構造研究とそれを用いた中性子捕獲断面積の決定に対して、最適な検出器配置を決定するために、シミュレーションを行った。ガンマ線検出器として、複数台のクローバー型Ge検出器及び同軸型Ge検出器を用いた配置の検討を行った。シミュレーションには、Geant4を用いた。講演では、各配置の詳細とその性能の比較を行う。
  • 大島 真澄, 藤 暢輔, 小泉 光生, 木村 敦, 原田 秀郎, 古高 和禎, 北谷 文人, 中村 詔司, 水本 元治, 後藤 淳, 井頭 ...
    セッションID: E09
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/11/06
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     文科省公募研究により京大電子ライナック施設において、マイナーアクチニドの中性子捕獲断面積研究を実施している。そのためのガンマ線検出器として、全立体角Geスペクトロメータを整備した。これまでに原子力機構JRR-3および京大電子ライナック施設において性能評価試験を実施したので、その結果を報告する。
  • 北谷 文人, 原 かおる, 原田 秀郎, 大島 真澄, 山田 和家勝, 豊川 弘之, 宇都宮 弘章
    セッションID: E10
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/11/06
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    核データの高精度化等を目的として、準単色γ線源であるレーザー逆コンプトン(LCS)γ線を用いた光核反応による安定核種の光中性子断面積の励起関数測定を行っている。この際、光核反応の中性子断面積の誤差は、LCSγ線のエネルギー分布の決定精度に、大きく依存する。この決定精度の向上を目指して、高分解能・高エネルギー光子スペクトロメータ(HHS)及びGe検出器について、応答関数を精度よく求め、これを用いてγ線のエネルギー分布を算出するアンフォールディング法により、LCSγ線のエネルギー分布を決定し、これらの比較検討を行った。
中性子捕獲断面積測定
核データ評価
核反応の理論的研究
放射線挙動,遮蔽工学
放射線計算手法
  • 吉田 至孝, 山口 勝義
    セッションID: E57
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/11/06
    会議録・要旨集 フリー
    ガンマ線遮へい計算コードQAD-CGGP2Rに、(1)300mfpまでのビルドアップ係数およびそのGPパラメータの収録、(2)実効線量ビルドアップ係数の利用、(3)ガウス積分法を用いた線源の自動分割、(4)単精度計算から倍精度計算への変更、(5)入力ファイルのフリーフォーマット化、(6)サマリファイルの出力の改良を加え、QAD-IEとして高度情報科学技術研究機構(RIST)へ公開する。
  • 杉田 武志, 鳥居 建男, 高村 篤
    セッションID: E58
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/11/06
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    我々は、過去にPRESTA-CGをEGS4コードのユーザールーチンとして開発し、複雑な体系評価を可能にしてきた。最近β版として公開されたEGS5コードでもCG(Combinatorial Geometry)形式で計算可能なようにユーザールーチンを作成した。さらに、EGS5コード用では形状種類の追加を行いより複雑な評価体系の定義を容易にした。
  • 澤村 英範, 井口 哲夫
    セッションID: E59
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/11/06
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    石油2次回収の際に生産井の周囲に掘削された圧入井には、水蒸気、水、海水などが圧入される。この圧入される油層にかかる圧力分布を調査し把握しておき、油層にかける圧力を調整することにより、石油2次回収の回収効率を向上させることが可能となる。本研究では、圧力分布を見積もるための情報提供のため、圧入井に海水を圧入した時の海水の浸潤及び拡散状況、すなわち地下水理を調査することを目的とする。その調査方法は、非放射性物質をトレーサとして圧入する海水に混入しておき、圧入した試験井とは別の原油生産井に従来型の中性子検層ツールによる検層を行い、原油生産井に届いた海水中のトレーサ濃度を測定し、各深度における海水の到達度から油層に対する圧力のかかり具合を調べるものとしている。この調査を実験的に実施した場合、多大な費用と時間がかかるため検層シミュレーションを実施した。また、一般的な検層技術による非放射性トレーサの検出限界では、油層での圧力分布や地下水理を把握するための満足な情報を提供することができないと判明したため、非放射性トレーサの検出感度を向上させるための検討を実施した。
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