日本エイズ学会誌
Online ISSN : 1884-2763
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7 巻, 1 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 松田 重三
    2005 年7 巻1 号 p. 1-2
    発行日: 2005/02/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 四柳 宏, 小池 和彦
    2005 年7 巻1 号 p. 3-6
    発行日: 2005/02/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 立浪 忍, 瀧 正志
    2005 年7 巻1 号 p. 7-10
    発行日: 2005/02/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 菅原 寧彦, 幕内 雅敏, 塚田 訓久, 小池 和彦
    2005 年7 巻1 号 p. 11-13
    発行日: 2005/02/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 芥田 憲夫, 熊田 博光
    2005 年7 巻1 号 p. 14-16
    発行日: 2005/02/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 〓 康博, Arun K. Ghosh, 満屋 裕明
    2005 年7 巻1 号 p. 17-22
    発行日: 2005/02/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    目的: 多剤併用療法 (HAART) がHIV感染症の治療に成果を挙げる一方で薬剤耐性HIV株の出現に基づく治療失敗例が増加しており, 耐性変異株に有効でかつHIVの耐性獲得に抵抗する新規の抗HIV剤の開発が急務となっている. 我々はbis-tetrahydrofuranylurethane (bis-THF) を含む新規のプロテアーゼ阻害剤 (PI) UIC-94017/TMC114を同定, ウイルス学的・薬理学的・結晶解析学的検討を行った.
    方法および結果: MT-2細胞を用いたMTT assayでは, UIC-94017はHIV-2を含む広いスペクトラムのHIVに対して (IC50値: 3-6nM), また試験管内で誘導した複数のPI (SQV, IDV, NFV, RTV) 耐性変異株に対して (IC50値: 3-29nM) 高い活性を発揮した. PHA-PBMを用いたp24 assayでも, 複数の逆転写酵素阻害剤およびPIsに対して高度の耐性を有する多剤耐性臨床分離株に対して高い抗HIV活性 (IC50値: 3-4nM) を発揮した. 結晶構造解析では, UIC-94017はプロテアーゼの主要な活性部位であるAsp-29とAsp-30の主鎖と極めて強固な水素結合を形成していることが明らかとなった.
    結論: UIC-94017は薬剤耐性HIV感染症例での治療剤として有望であると思われる.
  • 教育・面接等を中心としたスクリーニング方法
    杉本 和隆, 高西 優子, 今井 光信, 木村 和子
    2005 年7 巻1 号 p. 23-30
    発行日: 2005/02/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    目的: 日本は他の先進諸国に比べ推定国民HIV感染率が低いにも関わらず, 献血のHIV陽性検体出現率は高い. そこで, 諸外国の献血者選定方法, 特にHIV感染リスクを有する者の献血を防止する手法を調査し, 我が国の血液安全対策に資する.
    対象及び方法: ベルギー, スイス, 英国, スウェーデン及びカナダの血液サービスを対象に, 文献, 調査書送付及び訪問面接により調査した.
    結果: 各国とも無償かっ自発的な献血によって血液を収集している.
    対象国に共通して見られた血液の安全性確保の方策は, 次のとおりである: 献血時のHIV/AIDS教育, 教育内容の理解の確認, 証明書による本人確認と献血者情報の管理, 問診表と署名の活用, 面接研修を受けたスタッフによる面接と責任, 並びに献血後の血液使用辞退の申し出の勧奨. 初回献血前に血液センターへのコンタクトを求め, 事前教育や事前検査を行っている国もあった. また, HIV検査を一般の医療機関で受けられ, 医療保険が適用される. 特に, 初回面接を念入りに行っており, 感染リスク行為が献血希望者に具体的に提示されることが, 高い教育効果を上げると思われた.
    結論: 対象国では献血希望者に対するHIV/AIDS教育と理解の確認が徹底されている. また, 登録時の本人確認, 面接官の訓練と責任による慎重な面接及び一般のHIV検査の利用しやすさが, 感染リスク保持者の献血の減少に寄与しているものと思われた.
  • 橋本 修二, 井上 洋士, 川戸 美由紀, 村上 義孝, 木村 博和, 市川 誠一, 中村 好一, 木原 正博, 福富 和夫
    2005 年7 巻1 号 p. 31-36
    発行日: 2005/02/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    目的: HIV感染からその自覚までの時間的遅れ, 自覚から医療施設の受診までの時間的遅れ, および, AIDS患者におけるAIDS発病前のHIV検査受診状況を検討した.
    対象および方法: エイズ拠点病院の4医療施設を, 2002年11月-2003年4月に受診したHIV感染者・AIDS患者を対象として, 無記名自記式質問票による調査を実施した. 質問内容はHIV感染時点, 感染自覚時点, 医療施設の受診時点, および, AIDS患者では発病前のHIV検査の受診状況などであった. 解析には170人のデータを用いた.
    結果: HIV感染時期と自覚時期の両方の回答者66人において, HIV感染から自覚までの遅れは1-2年が21%, 3年以上が17%であった. HIV感染自覚時期と医療施設受診時期の両方の回答者163人において, HIV感染の自覚から医療施設の受診までの時間的遅れは1か月未満が69%, 1年以上が2%であった. AIDS発病者34人において, AIDS発病前のHIV検査は受診が24%, 未受診が76%であり, 未受診理由は「HIV感染を思いもしなかった」が多かった.
    結論: HIV感染から自覚までの遅れがかなり長く, 自覚から医療施設の受診までの遅れは比較的短いことが示唆された. さらに研究を進めることが重要であろう.
  • 曽我部 進, 橋野 聡, 小野澤 真弘, 守田 玲菜, 太宰 昌佳, 夏井坂 光輝, 小野 雄司, 泉山 康, 中馬 誠, 近藤 健, 髭 ...
    2005 年7 巻1 号 p. 37-42
    発行日: 2005/02/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    目的: 本邦では血液製剤由来のHIV患者のほとんどがHCVにも重複感染しているが, HAARTと抗HCV薬のリバビリン併用にて時に重篤な乳酸アシドーシス (LA) が生じることがある. 今回, HAART施行中にリバビリンを併用した経過中にLAを契機に致死的肝不全を来した1例を経験したので, 本症例の剖検所見に文献的考察を加えて報告する.
    症例: 症例は35歳男性. 血友病Aに対し使用した血液製剤でHIV・HCVに感染した. 1990年より抗HIV療法を開始し, 薬剤変更を経て2003年1月よりd4T+ddI+PI (RTV+LPV) で治療していた. 同年9月よりHCVに対しIFNα+リバビリンにて加療開始したが, 10月にLAを発症した. 投薬中止しメイロン投与等対症療法を施行したが, 肝不全が進行し, 11月に永眠された.
    結論: 本症例ではLA発症を契機に急速な致死的肝不全を来したわけであるが, その原因としては,(1) LAそれ自体,(2) IFN・リバビリン併用療法の副作用,(3) HCVによる代償性肝硬変から非代償性肝硬変への急速な進展, の3点が考えられた.
  • 品川 由佳, 兒玉 憲一
    2005 年7 巻1 号 p. 43-48
    発行日: 2005/02/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    目的: 男性臨床心理士 (以下CP) の男性同性愛者に対するクリニカル・バイアス (以下, CB) の有無を検討するため, 男性CPの男性クライエント (以下, CL) に対する態度やアセスメントが, CLの性的指向, CPの性役割態度によりどのように異なるかを検討した。
    方法: 無作為抽出された男性CP200名を対象に, 質問紙調査を行った。質問票にて, ある男性CLについての模擬事例文を呈示し, そのCLに対する臨床的判断や態度についての尺度に回答を求めた。模擬事例文の中で, CLの性的指向を操作した (同性愛/異性愛) 。その後, 回答者の性役割態度におけるリベラル度を尺度で測定した。
    結果: 77名の有効回答数 (有効回答率38.5%) が得られた。回答者の性役割態度尺度の得点分布は, リベラル志向的な方向に偏っていた。分散分析の結果, CPの性役割態度の主効果及び交互作用はみられず, CLの性的指向の主効果のみがみられた。具体的には, CPの性役割態度に関わらず, 異性愛のCLより同性愛のCLに対し, ネガティヴな反応がみられた。
    考察: 予想に反し, CP側の性役割態度要因が関連したCBは確認できなかった。しかしそれはわが国でCP側の要因によるCBがないことの現われではなく, 使用した尺度, 刺激呈示法などの問題に起因する可能性があり, より適切な研究手法の開発の必要があると考えられた。
  • 北川 信一郎, 木原 雅子, 田原 紀子, 土井 渉, 木原 正博
    2005 年7 巻1 号 p. 49-53
    発行日: 2005/02/20
    公開日: 2011/02/23
    ジャーナル フリー
    目的: 保健所に来所するHIV抗体検査の頻回受検者の特性を把握する.
    対象および方法: 平成14年4月-平成16年3月に, 京都市内のA保健所にHIV抗体検査を受けるために来所した者 (受検者) を対象に, 自記式の質問票を配布した.
    結果: 受検者242人に質問票を配布し, 214人より回答を得た (回収率88.4%). 過去のHIV抗体検査の受検回数は, 初回が154人 (72.0%) と最も多く, 2回目41人 (19.2%), 3回目15人 (7.0%), 4回目3人 (1.4%), 10回目1人 (0.5%) であった. 頻回受検者 (受検回数≧2) では, 男性の割合が有意に高く, 年齢も有意に高かった. 性行動は, 頻回受検者では, コンドームの使用頻度が有意に高かった. また, ロジスティック回帰分析をおこなったところ, 頻回受検要因としては, 年齢が30歳以上であること, コンドームの使用頻度が高いことが有意な関連を示した.
    結論: 頻回受検者は, 初回受検者と, 属性, 性行動に異なる傾向があることがわかった. 保健所における検査事業の充実を図る上でも, 今後, そのような傾向の意味と背景要因についてさらに詳しい検討が求められる
  • 大野 稔子
    2005 年7 巻1 号 p. 54-56
    発行日: 2005/02/20
    公開日: 2010/07/21
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  • 2005 年7 巻1 号 p. 58-59
    発行日: 2005年
    公開日: 2010/07/21
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  • 医療現場の会話分析-悪いニュースをどう伝えるか-
    小島 賢一
    2005 年7 巻1 号 p. 59
    発行日: 2005/02/20
    公開日: 2010/07/21
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