循環制御
Print ISSN : 0389-1844
40 巻 , 3 号
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特集:第 40 回総会シンポジウム 3「 心血管病のトランスレーショナルリサーチ」
特集:第40回総会スポンサードシンポジウム2「肺動脈性肺高血圧症 最新の話題」
総説
  • 山口 遼, 山本 真功
    2019 年 40 巻 3 号 p. 174-180
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/26
    ジャーナル フリー
     外科的大動脈弁置換術( SAVR, surgical aorticvalve replacement) が高リスクまたは施行困難と判断された重症大動脈弁狭窄症(AS, aorticstenosis)患者に対して経カテーテル的大動脈弁留置術( TAVI, transcatheter aortic valve implantation)が施行され良好な成績を収めている。欧米での大規模臨床試験から、外科手術のリスクを問わずTAVI の成績がSAVR に比較して同等、または統計学的有意差をもって良好であったことが次々に報告されている。このような現状をうけて、諸外国ではTAVI の適応は拡大され、現在米国では外科手術リスクを問わずTAVI が臨床現場で重症AS 患者に対する治療として適応を取得している。今後は本邦においてもTAVI の適応が拡大されていくと思われるが、TAVI 治療に伴う問題点は多く残ると考える。本編では、TAVI の現状を総括しTAVI の問題点を明らかにし今後の方向性に関して言及する。
  • 清水 淳
    2019 年 40 巻 3 号 p. 181-185
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/26
    ジャーナル フリー
     経カテーテル的大動脈弁留置術TAVI の合併症として従来注目されてきた弁輪部破裂等の致死的な合併症は近年急激に減少してきている。無作為化比較試験の結果を受けて、低リスク症例への適応拡大が進み、中長期の予後改善を含めたさらなる安全性の向上が求められている。手術後の生活の質を高く保つためには、より厳格な合併症管理が必要とされる。生死だけが問題となっていた時代は終わり、従来は問題とされなかったような一般的な合併症(貧血、急性腎不全、脳梗塞、呼吸不全など)への取り組みが重要性を増してくることが予想される。本報告では今後重要性を増してくると思われるこれらの合併症に関して最近の知見をもとに考察する。
症 例
  • 瀬戸口 秀一, 新庄 英梨子, 冨士本 遼子, 牧 盾, 辛島 裕士, 山浦 健
    2019 年 40 巻 3 号 p. 186-189
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/26
    ジャーナル フリー
    A-57-year-old woman with Eisenmenger’s syndrome due to ASD was underwent cystoscopic biopsy and ureteroscopy under general anesthesia. The patient had been treated with warfarin, PDE 5 inhibitor, endothelin receptor antagonist, and PGI2. The patient was NHYA class 3 due to hypoxemia (SpO2 75% with O2 3 L/min) and right heart failure. Pulmonary vascular resistance revealed very little, if any, response to either one or combination of oxygen and nitric oxide inhalation. To maintain systemic vascular resistance and venous return, general anesthesia was performed with spontaneous breathing using laryngeal mask airway. The perioperative hemodynamics including right-to-left shunt balance was maintained. In anesthetic management in an adult patient with Eisenmenger’s syndrome, general anesthesia with laryngeal mask airway, which can maintain spontaneous ventilation, can be a useful option.
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