循環制御
Print ISSN : 0389-1844
38 巻, 3 号
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特集:第38回総会会長講演
特集:第38回総会教育講演1
  • 澤 芳樹
    2017 年 38 巻 3 号 p. 177-181
    発行日: 2017/12/26
    公開日: 2017/12/28
    ジャーナル フリー
    細胞シート移植法はES/ iPS細胞を含む全ての細胞ソースにて治療手段として応用が期待できる再生医療の基盤技術である。2007年には、心臓移植待機中の拡張型心筋症患者が本治療により人工心臓から離脱し現在も元気にされているという First in Human の臨床試験に成功した。以来、35例以上の重症心不全患者を治療し、LVAS 離脱自宅復帰の2例を含めて、本治療法が重症心不全の心機能や症状を安全に向上し、生命予後を改善しうることを臨床的に証明した。一方、技術移転のもと、虚血性心筋症に対する企業治験が終了し、2015 年 4 月には多施設治験の結果が論文発表され、今夏にも保険承認申請が承認される。また成人及び小児の拡張型心筋症を対象とした2つの医師主導治験も開始した。
特集:第38回総会教育講演2
特集:第38回総会特別講演
特集:第38回総会シンポジウム3「交感神経と循環制御」
特集:第38回総会シンポジウム4「腎機能低下に伴う病態と循環制御」
特集:第38回総会シンポジウム5「循環制御におけるメディカルスタッフの役割」
総説
  • 秋山 剛, 清水 秀二, 杜 成坤, 戦 冬雲, 稲垣 董克, 吉本 光佐, 曽野部 崇, 川田 徹, ピアソン ジェームズ
    2017 年 38 巻 3 号 p. 208-217
    発行日: 2017/12/26
    公開日: 2017/12/28
    ジャーナル フリー
    我々は脳神経科学で使用されていたマイクロダイアリシス法を心臓に応用してきた。心臓マイクロダイアリシス法では、心臓交感神経終末から分泌されるノルエピネフリン、および心臓迷走神経終末から分泌されるアセチルコリンを直接モニターすることが可能であり、心臓自律神経活動、および再取り込み等の神経終末機能の評価において様々な利点を有する。また、心臓マイクロダイアリシス法では、心虚血・再灌流実験において、虚血前、虚血中、再灌流後を通して連続的に虚血部心筋間質における生体内物質濃度をモニターしたり、ダイアリシスプローブを介して虚血部に連続的に薬剤を投与したりすることが可能であり、心虚血・再灌流時における病態解明に有用である。
症例
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