巻号一覧
25 巻 (2004)
- 4 号 p. 378-
- 3 号 p. 261-
- 2 号 p. 158-
- 1 号 p. 37-
25 巻, 4 号
選択された号の論文の3件中1～3を表示しています
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原著
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安部 和夫, 岡 淳子, 船津 俊宏, 竹内 麦穂, 福田 宏嗣, 藤井 謙司2004 年 25 巻 4 号 p. 378-381
発行日: 2004年
公開日: 2005/02/07
ジャーナル フリー全身麻酔導入後に肺高血圧症(平均肺動脈圧 30mmHg以上)を呈した心臓外科手術20症例について，ミルリノン 0.5μg/kg/分を持続静注し，その薬剤の循環動態に与える影響を検討した．20症例のうち6症例は投与開始後に収縮期血圧が30%以上低下したので投与を中止し，残りの14症例でデータを収集した．ミルリノン開始前平均血圧は76±13mmHgから開始後30分で67±11mmHgと有意に低下した．心拍数は開始前79±23rpmであったのが開始後30分で98±20rpmと有意に増加した．心拍出量は開始前3.4±1.4L/分だったが30分で4.9±2.6L/分と有意に増加した．混合静脈血酸素飽和度は開始前69±14%だったのが15分で74±13%と有意に上昇した．平均肺動脈圧はミルリノン開始前34±12mmHgだったのが開始後30分で29±11mmHgと低下傾向を示し，開始後30分では23±3mmHgと有意に低下した．肺血管抵抗は開始前440±112dyne/sec/cm－5から開始後30分で194±56 dyne/sec/cm－5と有意に低下した．以上より，ミルリノンは心臓手術中の肺高血圧に有用であるが，体血圧の低下に注意が必要であることが示唆された．抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (48K) -
比企 美加, 渡部 功三, 新見 能成, 森田 茂穂2004 年 25 巻 4 号 p. 382-385
発行日: 2004年
公開日: 2005/02/07
ジャーナル フリー組織ドプラ法を用いた心筋収縮速度の測定は，心エコーによる心筋虚血の客観的・定量的診断方法として注目されている．今回，冠動脈バイパス手術中の心室中隔の壁厚増加率と組織ドプラ法による最大収縮速度および最大拡張速度の関係を調べた．壁厚増加率が高いほど最大収縮速度は速い傾向にあったが，最大拡張速度にははっきりとした関係を認めなかった．また，壁厚増加率が 2 段階以上低下したとき，最大収縮速度は有意に低下し，反対に上昇したときは有意に上昇した．心室中隔の長軸方向における最大収縮速度は，壁厚増加率と関係することが示された．抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (81K)
症例
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Nao Aoyama, Mutsuhito Kikura, Tomosue Takada, Shigeru Katoh, Shunsuke ...2004 年 25 巻 4 号 p. 393-396
発行日: 2004年
公開日: 2005/02/07
ジャーナル フリーA 76-year-old man underwent trans-urethral resection of bladder tumor and laparoscopic total nephroureterectomy of the left renal pelvic and bladder tumor under general anesthesia combined with lumbar epidural anesthesia. Premature ventricular contractions and subsequent ventricular tachycardia occurred at emergence from anesthesia, when his rectal temperature was 33.5°C. Following cardiac massage and lidocaine administration, normal sinus rhythm was obtained. The arrhythmias were suspected to be mainly due to an increase of ventricular alpha- and beta-adrenoreceptor activation induced by perioperative hypothermia and mild hypercapnia.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (223K)
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