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渡邉 克晃, 原 徹, 田中 啓一, 大崎 光明, 布目 浩三, 于 秀珍, 松井 良夫
セッションID: B25
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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非常に局所的な化学組成を短時間で得られるTEM-EDS分析は、粘土鉱物学の分野でも重要な分析技術の一つである。しかしながら現行のEDSシステムは許容係数率が低く、比較的低倍の分析ではしばしば長時間の電子線照射が必要となる。また分析時には液体窒素で検出器を冷やさなくてはならない。本発表では、TEM-EDS分析の利便性を大幅に向上するSDD検出器の利用について報告する。
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ベントナイトの電気物性
高倉 伸一, 高木 哲一, 伊藤 雅和, 茂木 賢一, 南 大樹, 桝谷 優輔
セッションID: B26
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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含水状態のベントナイト粘土の導電性は非常に高いことが知られている。したがって、地下の比抵抗分布を空間的に把握する電気・電磁探査法は、ベントナイト鉱床の調査に有効であると考えられる。このようなことから、産業技術総合研究所とクニミネ工業は電気・電磁探査法を中心としたベントナイト鉱床探査法の高度化の研究を開始した。今回、土浮山ベントナイト鉱山で高密度電気探査の実験を行った。本発表では、この探査の結果を紹介するとともに、解析した比抵抗構造をベントナイト粘土の電気物性を加味して解釈し、さらに地質データなどと対比して、電気・電磁探査法のベントナイト鉱床探査への適用性について議論する。
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垣澤 英樹, 山田 裕久, 住友 太郎, 香川 豊
セッションID: A27
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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扁平なセラミックスフレーク粉末を配向させ焼結することにより、アワビの貝殻真珠層と同程度のディメンジョンの積層構造を持つセラミックスベースのバルクの複合材料の作製を行った。得られた材料のマクロな力学特性の測定とミクロな破壊挙動の観察を行い、破壊機構を考察した。サブミクロンオーダーの積層構造をなすセラミックス相とマトリックス相の相互作用が材料の力学特性に大きな影響を及ぼしていると考えられた。
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小島 桂, 桑名 芳彦, 瀬筒 秀樹, 小林 功, 内野 恵郎, 田村 俊樹, 玉田 靖
セッションID: A28
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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人類はカイコが作る絹(シルク)を長い間利用してきた。その間カイコの品種改良が進められ、収量などの改善が行われてきたが、シルクの本体であるフィブロインタンパク質は殆ど変化することなく今日に至っている。
我々は、遺伝子組換え技術を用いることでカイコの絹タンパク質を改変し、絹に新しい機能性を付加したり、力学物性の改変を試みている。今回は、これらの遺伝子組換えカイコが作出する絹糸についてその手法と利用について報告したい。
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鈴木 正哉, 月村 勝宏
セッションID: A29
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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TRU廃棄物処理における放射性ヨウ素の固定化について、天然で陰イオンを固定化する鉱物に着目し、高温での反応にて気体のヨウ素ガスを直接安定鉱物中に固定化することを試みた。その結果、合成ハイドロソーダライトを500℃以上の高温状態にてヨウ素ガスと反応させることにより、安定的にヨウ素を取り込むことができることが明らかとなった。
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古川 柳蔵, 石田 秀輝
セッションID: A30
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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近年、ライフスタイルにかかる環境制約が厳しくなりつつあり、企業では全体最適化の環境の中でも淘汰されない技術や製品をどのような方法で探索することができるのか重要な問題となる。ここでは、環境制約が厳しくなる2030年において、全体最適化の中で淘汰されない技術や製品とは何かについて、自然が既に保有するネイチャー・テクノロジーのデータベースを活用して、システマティックに創出する手法の研究を報告する。
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高橋 美昭, 鈴木 覚, 若杉 圭一郎, 植田 浩義, 石黒 勝彦, 北山 一美, 土 宏之
セッションID: B27
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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放射性廃棄物の地層処分における安全性の評価期間は数十万年にも及び,理論,実験,解析,ナチュラルアナログ研究などの手法を適切に組み合わせて評価する必要がある。特に鉄製容器やベントナイトなどを主材料とする人工バリアについては,廃棄体周辺(ニアフィールド)環境下での長期挙動評価が鍵となる。今回は,鉄-ベントナイト相互作用も含めたベントナイトの長期挙動評価とナチュラルアナログ研究の重要性について述べる。
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上野 健一, 陶山 忠宏, 笹本 広
セッションID: B28
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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高レベル放射性廃棄物の地層処分環境における鉄と共存したベントナイトの長期安定性を評価する目的で,10年間80℃で金属鉄試験片と接触していた圧縮ベントナイトの分析を行った。鉄と接触した圧縮ベントナイトは,試験期間において鉱物学的な変質は生じていないと推測された。圧縮ベントナイト中の鉄の移行は,これまで報告されている見かけの拡散係数よりも遅く,腐食生成物による沈殿の影響などが原因として考えられる。
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伊藤 弘志, マンジャナ ジャヤパ, 小崎 完, 佐藤 正知
セッションID: B29
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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高レベル放射性廃棄物地層処分では、炭素鋼製オーバーパックの腐食に伴う
ベントナイト緩衝材の鉄型化現象が安全評価上の問題とされる。このため、実験室内でFe(II)型あるいはFe(III)型試料を調製し、その特性評価を行うことが重要である。本報告では、Fe(II)-NTA錯体を用いた手法を含む鉄型試料の調製 方法ならびにそれらから得られた試料の特性評価結果の概要を述べるとともに、Fe(III)型試料に対して実施した透水試験結果を報告する。
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福士 圭介, 杉浦 朋典, 山田 浩史, 森下 知晃, 長谷部 徳子, 遠藤 徳孝
セッションID: B30
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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高レベル放射性廃棄物地層処分では、炭素鋼オーバーパック周辺にベントナイトを定置した処分場概念が提案された。一方、処分環境において炭素鋼は時間とともに鉄腐食生成物と含鉄溶液を生成し、接触するベントナイトに影響を及ぼすことが懸念される。本研究ではナチュラルアナログによるアプローチから実処分環境に近い天然環境におけるベントナイトと鉄の長期相互作用に関する知見を得ることを目的とする。
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亀田 純, 岡本 敦, 北川 隆司, 小暮 敏博
セッションID: P1
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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バーミキュラー状緑泥石について、産状の記載と内部構造の解析を行った。一つの集合体は数十μm径の六角板状の結晶(magnesian chamosite, IIbb semi-random stacking)がいくつも積み重なってできており、全体としての厚さが百μmを超えるものも見られる。バーミキュラー状の形態の要因として、(001)面上における核形成速度が非常に速いかもしくは、不純物による側方への成長の遅延効果が考えられる。
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洲崎 照夫, 柳本 裕
セッションID: P2
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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新潟県中越地域で石油ポテンシャル評価を目的に掘削された基礎試錐「三島」および「小国」において,含有される混合層粘土鉱物の埋没深度に応じての変化を解析したところ,ともにイライト/スメクタイト混合層鉱物中のイライト層の比率が深度に伴って増加する傾向がみられたが,その変化パターンは相違がある。これは両試錘の地層が経てきた続成作用や構造運動の違いを反映していると思われる。
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島村 雄彦, 鈴木 正哉, 森田 沙綾香, 平舘 俊太郎
セッションID: P3
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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イモゴライトの合成において、Al源となる原料を用いた際に含まれる陰イオン種(硝酸イオン、塩素イオン、硫酸イオン)による影響の検討を行った。その結果オルトケイ酸水溶液と混合した時点において、硫酸イオンを含む場合にはAlの重合体が生成され、加熱後もイモゴライトは生成されないことが明らかとなった。
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Effect of substitution with Some Transition Metals
Henny Purwaningsih, Zaenal Abidin, Matsue Naoto, Henmi Teruo
セッションID: P4
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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Imogolite is tubular clay mineral with chemical composition of (OH)
3Al
2O
3SiOH. The clay mineral has been expected to have a useful function and/or activity, because of its remarkably large surface area and specific nano-tubular morphology. We have modified the structure of imogolite by substitution with some transition metals, in order to improve its function and/or activity.
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山田 裕久, 田村 堅志, 横山 信吾, 八田 珠郎
セッションID: P5
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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混合層鉱物は、触媒担体・機能性材料としての応用展開が期待されている。本研究では、Ca-モンモリロナイト組成に調整した急冷ガラスを、水熱処理(反応温度300-500 ºC、保持時間7-70日)することにより、ガラスから混合層鉱物への反応系列を得た。その結果を、(K, Na)―モンモリロナイト組成の急冷ガラスを水熱処理した結果と比較検討し、混合層鉱物の生成条件・反応系列への層間陽イオン種の影響を検討した。
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岡田 友彦, 松友 隆幸, 小川 誠
セッションID: P6
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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電荷密度の制御を目的にLiF,Mg(OH)
2,コロイダルシリカを原料として,100℃,常圧で2時間還流してヘクトライト様ケイ酸塩を合成した.この際,Li : Mg : Si = 1.4 : 5.3 : 8の仕込み比を基準に,Li仕込み量を0.1-2.0倍に変化させた.試料はXRD,IRスペクトル,陽イオン交換反応などにより評価した. Feを原料に加えて,Fe含有ケイ酸塩の合成も試みた。
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堀田 賀洋子, 宮澤 薫一, 山田 裕久
セッションID: P7
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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C
60フラーレンナノウィスカー(C
60NW)は、C
60の良溶媒飽和溶液と貧溶媒との組み合わせによる液-液界面析出法(LLIP法)によって合成することができるが、その成長メカニズムは明らかでない。そこで、今回、溶媒の違いによるC
60フラーレンナノウィスカーの成長過程の観察や、長さの温度変化を調べることにより、その成長機構を考察した。
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―新発田市小戸産粘土試料における解析例―
佐藤 悌治, 黒崎 英昭
セッションID: P8
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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新潟県新発田市小戸産粘土である酸性白土の主成分粘土鉱物はモンモリロナイトを主体とする2八面体型スメクタイトであると言われてきた。本研究では、未精製の小戸産粘土試料[NWB-B]について
27Al-固体高分解能NMRスペクトル等からの構造組成解析を試み、モンモリロナイト‐バイデライト系列のスメクタイトであることを確認し、モンモリロナイト構造とバイデライト構造の組成を算出して、固溶体としての構造式を導出したので報告する。
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末原 茂, 山田 裕久, 田村 堅志, 佐々木 泰造
セッションID: P9
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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機能性ナノコンポジット材料の開発に向け、多くのゲス
ト機能性物質と、それらをナノ空間に保持するためのホ
スト材料の探索が行われている。今回、我々は層状ホス
ト材料の1つである層状珪酸塩(雲母鉱物・雲母粘土鉱物)
に注目し、その典型である金雲母の第1原理計算を行っ
た。本講演では、最適化構造とその電子状態の計算結果
から、金雲母の物理化学的描像を描く予定である。
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鈴木 憲子, 鈴木 かおる, 神崎 愷
セッションID: P10
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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層状無機化合物であるナトリウム型合成雲母をホストとして、光に不安定な薬物であるニフェジピンをインターカレーション反応で挿入し、その耐光性を検討した。インターカレーション反応は溶液法ではおこらず、溶融法が有効であることが分かった。また溶出試験の結果、ある期間光に暴露した化合物でも良好な溶出率を得ることができ、耐光性を目的とした製剤への応用が示唆された。
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日比野 俊行, 大矢 仁史
セッションID: P11
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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プラスチックに使用されている臭素系難燃剤の代替剤として、様々な物質が検討されている。代替剤候補のひとつとして金属水酸化物類が挙げられているが、層状複水酸化物(LDH)も金属水酸化物系化合物であり、難燃剤としての可能性を十分有している。本発表では、ナノレベルでのLDHとプラスチックの複合化を目指し、難燃性に関して種々の検討を行った結果について報告する。
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大橋 文彦, 田栗 利紹, 阿部 久雄
セッションID: P12
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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循環式浴槽を設置した浴槽水中においてレジオネラ属菌の高レベルでの繁殖が高確率で観察される事例が報告されている。このレジオネラ属菌による問題の対策として、高い生理活性機能を有するヒノキチオールと銅イオンを非安定条件下で錯体化し、モンモリロナイト層間に担持した層間化合物の抗レジオネラ活性を検討した。50ppmの複合体を含有した温泉水による殺菌力試験では、95日間の持続した殺菌力を示すことが明らかとなった。
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山田 味佳, 鈴木 正哉
セッションID: P13
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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セシウムを吸着させたモンモリロナイトの溶解速度について、セシウムを吸着させていない状態の溶解速度との比較を行った。その結果セシウムを吸着したモンモリロナイトの溶解速度は、セシウムを吸着していない場合と比較して溶解速度が遅くなることが明らかとなった。
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河村 雄行, 市川 康明
セッションID: P14
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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放射性廃棄物処分の人工バリアに関して、スメクタイトは陽イオン吸着体として効果的であることが知られているが、陰イオンの吸着は期待できず、スメクタイト粘土では陰イオンの移動度は大きい。
ハイドロタルサイトは陰イオンの緩衝材として最も優れた材料の1つである。
本研究では、分子動力学法計算を用いて、ハイドロタルサイト-水系の挙動の解析を行った。ナノ構造・物性の予測を発表する
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Hamayon KHAN, 松枝 直人, 逸見 彰男
セッションID: P15
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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First water attached to soil surface as mono-layer, plant is unable to extract that water due to its strong attachment with the soil particle. With increase in humidity it changes to multi-layer and finally condensed in between the soil particles. Capilary moisture is susceptible to movement in the soil to a certain extent, may be adsorbed by plant roots.
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千野 大輔, 佐藤 努, 大谷 祐介, 高山 英樹, 米田 哲朗
セッションID: P16
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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現在、放射性廃棄物処分における緩衝材としてベントナイトが用いられることが考えられている。本実験ではフロースルーによる溶解実験とAFMにおける粒子観察を行い、ベントナイトの主成分であるスメクタイトの溶解速度を算出し、それに影響を与えるAlの抑制作用と飽和度の影響について比較する。
また、広く研究者の間で用いられている地球化学コードFhreeqcを使用し、実験との比較・検討を行う。
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宗本 隆志, 酒井 実, 福本 寛人, 福士 圭介
セッションID: P17
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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炭酸塩鉱物の堆積物中への保存は地球表層環境における二酸化炭素の挙動に影響を与える重要な地球科学プロセスである。しかしながら、Ca炭酸塩鉱物の一つであるモノハイドロカルサイトの安定性に関して定量的な理解は少ない。本研究ではモノハイドロカルサイトの安定性に関する研究を行った。特に、モノハイドロカルサイトをより安定化させる役割を持つリン酸の影響について検討した。
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梅村 泰史, 山岸 皓彦
セッションID: P18
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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超音波処理により分散を良くしたセピオライト懸濁液上に、長鎖アルキルアンモニウムイオンを展開すると、水面上でセピオライトの繊維状粒子とアンモニウムイオンが会合する。これらの浮遊粒子をバリヤーで集め圧縮すると、密につまった薄膜を調製することができる。この薄膜中では、繊維状粒子は圧縮方向に垂直に配列していた。さらに、繊維状粒子の断面は長方形となるが、その長辺を基板に向けて配向していることがわかった。
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江川 剛, 渡辺 創, 高木 慎介, 嶋田 哲也, 立花 宏, 井上 晴夫
セッションID: P19
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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カチオン交換容量の異なる粘土鉱物(スメクタイト類サポナイト)を合成し、有機色素分子との複合体形成について検討を行った。有機色素分子は粘土鉱物上で無会合・高密度に吸着していることが分かった。さらに複合体の光化学的性質についても検討を行った。
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林 亜紀, 赤坂 寛子, 野中 麻生, 山口 翔, 中山 尋量, 津波古 充朝
セッションID: P20
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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抗てんかん薬のバルプロ酸ナトリウムは、硝酸型層状複水酸化物に取り込むことによって、その吸湿性を大幅に抑制することは昨年報告した。本研究ではその機構を解明するため、バルプロ酸ナトリウムの取り込み量や層状複水酸化物の種類と吸湿性の抑制との関係を調べた。すると、層間でのバルプロ酸ナトリウムの量が99 %の複合体が最もよく吸湿性を抑制し、次に28 %、52 %に相当する化合物の順であった。また、塩素型層状複水酸化物へ取り込んだ場合よりも硝酸型の方が吸湿性を効率よく抑制した。さらに他の医薬品についても報告する。
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松永 怜也, 山木 博史, 鈴木 康孝, 川俣 純
セッションID: P21
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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キラルなルテニウム(II)錯体水溶液と、合成サポナイト(スメクトンSA)水懸濁溶液とを混合することで得た複合体水懸濁液を、メンブランフィルターでろ過し膜を作成した。作成した膜が、光第ニ高調波発生(SHG)活性を示すことを発見した。
ろ過量を変化させることで、任意の厚さの膜が得られた。その膜のSHG強度は、膜厚に対しSHG理論どおりの二乗依存性を示した。
この膜の示すSHG挙動の詳細について報告する。
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伊藤 佳那子, 會澤 純雄, 平原 英俊, 高橋 諭, 成田 榮一
セッションID: P22
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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本研究では、層状複水酸化合物(LDH)を用いて、機能性陰イオン・カリックスアレーンスルホン酸(CS4)およびチアカリックスアレーンスルホン酸(TCS4)/LDH複合体を合成し、複合体による水溶液からの金属イオン(Co(II)ならびにNi(II))の吸着挙動について検討した。その結果、CS4/LDHおよびTCS4/LDH複合体を合成することに成功した。また、これら複合体を用いて水溶液からの金属イオンの吸着が可能であることがわかり、複合体の吸着能ならびに金属イオンの吸着挙動について明らかにした。
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中田 綾, 亀島 欣一, 磯部 敏宏, 中島 章, 岡田 清
セッションID: P23
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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層状複水酸化物(LDH)は、陰イオン交換能や再生機能といった特徴を持ち、環境浄化材や薬剤担体として着目されている。本研究では光異性化機能を有するケイ皮酸化合物とLDHを複合化し、光による層間制御機能の付与を試みた。LDHの再構築反応を利用してケイ皮酸ナトリウムを24%含むケイ皮酸ナトリウム/ LDH 複合体が得られた。この複合体のUV照射による変化をXRD, FT-IR, CHN分析などで詳細に調査した。
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井伊 伸夫, 佐々木 高義
セッションID: P24
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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近年、層状複水酸化物(LDH)の膨潤・剥離が可能となってきたが、主にフォルムアミドによるもので、水によるものは、報告例が少ない。今回、水に対して膨潤性を示す新規のLDHハイブリッド(アセテートLDH)を合成し、そのゲルを用いることによって、厚さが20μ程度で数センチ角の大きさを持つ亜透明な高配向性LDH自立膜を作製することができたので報告する。
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王 濱濱, 地下 まゆみ, 坂本 尚史
セッションID: P25
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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パリゴルスカイトは、セピオライトと同様にSi-O四面体の頂点方向が周期的に逆転することによるチャンネル構造を持つ粘土鉱物である。構造中に吸着水、沸石水、結合水、および構造水の4種類の水分子を持つこと、ならびに加熱により構造のフォールディングが生じることから、その熱分析曲線は複雑である。今回、調湿雰囲気中での熱分析を行ったところ、その脱水挙動に関する新たな情報が得られたので、その概要を報告する。
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山田 隆弘, 伊藤 弘志
セッションID: P26
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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Na型およびCa型モンモリロナイトの加熱実験を温度500-700℃の範囲で行い,陽イオン交換容量(以下,CEC)の測定を実施した.CECは温度が高くなるほど減少したが,Na型とCa型とでは異なる傾向を示し,Na型はCa型と比較して安定であることが分かった.また,測定したCECの値を用いて,この反応の熱力学的特性を求めた.
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篠木 進, 河村 雄行, 黒坂 恵一, 伊藤 弘志
セッションID: P27
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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合成サポナイトの膨潤挙動を温湿度制御X線回折装置を用いて,温度50-90℃の範囲で調査した.また,水蒸気吸着特性の調査も併せて実施した.その結果,1および2水分子層を形成する際の含水比は温度によって各々異なることが分かった.これは,層間水と外部吸着水の比率が温度によって異なるためと考えられる.
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太田 俊一
セッションID: P28
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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Hallの式より回折角と回折線幅よりNa四ケイ素雲母(Na-Ts)の厚みを求めた。合成したNa-Tsの結晶の厚みは476Å(平均積層数49.6枚)であった。この厚みは見かけより薄く、単結晶と思われていたNa-Ts粒子は厚み約50nmの板状結晶の積層体であることがわかった。加湿状態においたNa-Ts粒子をSEMで観察したところ厚み約50nmの板状結晶の粒子間が開き、その後に結晶内で膨潤し、剥離する様子が観察された。
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Erni JOHAN, UEKI Masaya, FUKUGAICHI Satoru, MATSUE Naoto, HENMI Teruo
セッションID: P29
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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Faujasite type of zeolite (Na-X) was succesfully synthesized from paper sludge ash by adding water glass. The results indicated that crystallization was started from 1h and degree of the crystallization increased by increasing time. The synthesized faujasite was treated with CaCl
2 (Ca
2+) typeand NH4Cl (H
+ type), and was subjected for toluene adsorption.
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安楽 総太郎, 森本 和也, 佐藤 努, 米田 哲朗
セッションID: P30
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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TRU廃棄物の地層処分では、セメント系材料の劣化により創出される高アルカリ条件下での放射性陰イオン核種の溶出が懸念されている。高アルカリ条件下での二次鉱物の生成とその鉱物による移行遅延の有無を確認するため、オマーンに湧出する高アルカリ泉を調査した。採取した沈殿物試料を分析した結果、ハイドロタルサイト様鉱物の生成によりケイ酸イオンが、アラゴナイトの生成によりヨウ化物イオンが選択的に取り込まれ、陰イオンの移行が遅延されることが示された。
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石井 亮, 伊藤 徹二, 松浦 俊一, 濱川 聡, 花岡 隆昌, 水上 富士夫
セッションID: P31
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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FSM型メソポーラスシリカ中のメソ細孔へのカタラーゼ酵素を吸着することにより、カタラーゼ/メソポーラスシリカ複合体を調製した。得られた複合体の過酸化分解酵素挙動を検討した。メソポーラスシリカ中のカタラーゼは、吸着によってもその活性を保持することが分かった。
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中野 晶子, 大坪 政美, LI Loretta, 東 孝寛, 金山 素平
セッションID: B32
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
会議録・要旨集
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ベントナイトに添加した鉛の吸着形態を選択的連続抽出法により調べた.その結果,ベントナイト中の炭酸塩の含有量は数パーセントであるにもかかわらず,ベントナイトへの鉛の吸着には,炭酸塩(カルサイト)と鉛が反応して形成される炭酸鉛の沈殿が大きく寄与することが明らかになった.そこで,ベントナイト中の炭酸塩による鉛の吸着形態を視覚的にとらえるため,ベントナイトの鉛吸着後の構造をSEM画像で観察した.
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エルシェイク モハマド, 松枝 直人, 逸見 彰男
セッションID: P33
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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Lead is a ubiquitous element in soil environments due to natural and anthropogenic pathways; it is highly toxic to plants, wildlife and humans. Phosphate treatment has emerged as a widely accepted approach to immobilize lead in contaminated soils and solid waste. Na-montmorillonite is an interesting inorganic material, because its nanolayered structure and plate like morphology. The present study evaluates the effects of phosphate on montmorillonite lead bioavailability.
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Henny Purwaningsih, Erni Johan, Matsue Naoto, Henmi Teruo
セッションID: P34
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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We have tried to modify the structure of imogolite by substitution with copper during its synthesis, and examined by mineralogical analyses for the resulted products from it. We have also measured activity for acetaldehyde adsorption on the products, as a preliminary examination for evaluation of their acatalytic activity for decomposition of VOC
s through oxidation reaction.
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弘山 郁織, 大田 由貴恵, 佐藤 努, 米田 哲朗
セッションID: P35
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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様々な研究によって酸化物や粘土鉱物がアミノ酸重合反応において触媒となることがわかっているが、相対湿度によって鉱物表面の活性を変化するという粘土鉱物の固体酸としての特性に着目した研究はない。相対湿度の影響を検証するため、グリシン溶液と天然鉱物の混合溶液を相対湿度を一定に制御した系に静置した。その結果より鉱物表面における相対湿度を低く保つことがペプチド生成には重要であることが実験により明らかになった。
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中村 英二郎, 赤嶺 公一, 宮城 雄二, 花城 可英, 与座 範弘
セッションID: P36
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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沖縄本島北部は沖縄県内で生産されている陶器(壷屋焼)の主要原料が賦存している地域である。以前より陶器原料に関する報告は多数あり、多くの地点において化学分析がなされている。しかしながら、沖縄本島は狭隘な島嶼であるために安定的にまとまった陶器原料は存在していないことから、多くの小さな原料供給地を転々としている状況である。また、同じ原料産地であっても成分が安定していないことから若干性質が異なる。そこで、近年壷屋陶器事業協同組合製土工場で使用されている原料及び沖縄本島北部地域において、陶器原料および未調査の地域の原料を採取し分析を行ったので報告する。
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皆川 和己, 山田 裕久, 田村 堅志
セッションID: P37
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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水酸化物ナノ粒子はその触媒作用のみならず、触媒担持材料、吸着材料など様々な機能を有するナノ材料として期待されている。これらの特性をさらに向上させるには生成される粒子が揃い、なおかつ、微細で球状を呈する事でそれらの特性が促進される。本報告では水酸化物ナノ粒子の製造法(ハイブリッド噴霧法)を開発した。
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後藤 義昭, 中田 章仁, 白神 達也, アルサディ エディ, 松本 泰治
セッションID: P38
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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昨年、我々はインドネシア スマトラ島南部で天然ゼオライトの探査を行うため、現地での産状調査と試料採集を行った。採集した試料についてXRD、CEC、SEM等の実験により、天然ゼオライトの評価を行う。
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水野 清, 上原 元樹, 中森 寛, 松本 泰治, 後藤 義昭
セッションID: P39
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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アルカリシリカ反応(ASR)において,より効果的な補修材料が望まれている。そこで,筆者らは,Liイオン及びゼオライトのASR抑制効果に着目し,試薬,石炭灰及び市販メタカオリン粉末を出発物質として,Li型ゼオライトの作製を試みた。その結果,処理溶液組成・温度に応じて,Li-EDI及びLi-ABW型ゼオライトが合成できること,とくにメタカオリンを出発物質として,40℃以下の低温領域でもこれらゼオライトが合成できることがわかった。
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第_I_報 ゼオライト混入がモルタルの陽イオン交換能に及ぼす影響
福井 健, 山田 登志夫, エルニ ジョハン, 松枝 直人, 逸見 彰男
セッションID: P40
発行日: 2008年
公開日: 2008/11/01
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ゼオライトは、陽イオン交換能等の有用機能を持つことから、植物の生育を改善する土壌改良資材に活用されている。ここでは、植物など生物との親和性が小さいコンクリートを、陽イオン交換機能を付与することで生態系構築材に応用することを目指し、ゼオライト混入によって、モルタルの陽イオン交換容量がどのように変わるのか、及び変化のメカニズムを調べた。
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