形態・機能
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7 巻, 1 号
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  • 中谷 壽男
    2008 年 7 巻 1 号 p. 1-2
    発行日: 2008/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 島村 きみ, 木元 仁美, 黒田 知佳子, 中澤 悦子, 廣瀬 幸恵, 宮嶋 美穂, 渡辺 奈穂, 山本 尚代, 大桑 麻由美, 中谷 壽男
    2008 年 7 巻 1 号 p. 3-6
    発行日: 2008/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    我々は、三角筋筋肉内注射部位に関する解剖体を用いた先行研究において、腋窩神経損傷を避けるために、同神経の位置を体表面から相対的に決定する方法を明らかにした。今回の研究では、先行研究と同一の方法によって7名の被験: 者において腋窩神経の走行部位を推定し、その部位に同神経に伴行する後上腕回旋動脈の血流音を聴取できるかについて超音波血流検知器を用いて検討した。その結果、腋窩神経が走行すると推定した部位において後上腕回旋動脈の血流を聴取することができた。これらの結果より、先行研究における腋窩神経走行部位の相対的な決定方法が生体にも応用可能であること、また、超音波血流検知器を用いて後上腕回旋動脈の血流音を確認することによって腋窩神経走行部位をより確実に決定できることが示唆された。
  • 江村 正一, 奥村 年彦, 陳 華岳
    2008 年 7 巻 1 号 p. 7-12
    発行日: 2008/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    スズメ (Passer montanus) の舌乳頭とその結合織芯を走査型電子顕微鏡で観察した。肉眼所見では幼鳥および成鳥ともに、舌は舌尖、舌体および舌根の3部位からなり、舌尖の先端は2つに分離した。舌尖から舌体にかけて左右両側は隆起し、正中溝の存在が認められ、舌体の後端には大型の円錐乳頭が存在した。舌尖を走査型電子顕微鏡で観察すると、幼鳥では正中溝に向かって、非常に多くの上皮細胞の剥離が見られた。舌体の表面は、隆起表面は成鳥ではほぼ平坦であったが、幼鳥では円錐乳頭の表面を除き上皮細胞の剥離が見られた。上皮剥離後の舌体の左右隆起部には、大小の突起を有するノコギリ状の結合織芯が縦方向に並ぶ。正中溝においては上皮を剥離することにより、分泌腺の開口部がより鮮明になり、多数の開口部が蜂の巣状を示し、各開口部をリング状に取り囲む結合織芯が観察された。舌尖から舌体にかけて正中溝が見られ、舌尖、舌体ともこの正中溝により分断される所見はこれまでに報告がない。
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