形態・機能
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4 巻, 1 号
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  • 絹谷 政江
    2005 年 4 巻 1 号 p. 1-2
    発行日: 2005/09/27
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • ―学生主体型の協調学習の構築に向けて―
    藤本 悦子, 井尻 吉信, 原田 昭子, 横山 正子
    2005 年 4 巻 1 号 p. 3-11
    発行日: 2005/09/27
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、栄養系学部教育において、協調学習の推進を目的として、電子掲示板上で解剖生理学の科目に関連した学習デスカッション (Web Forum) を行い、その有用性を明らかにすることである。学生を4人ずつに編成し、1グループにひとつ、解剖学に関するテーマについてのレポートを課し瓦提出されたレポートを電子掲示板にリンクさせ、その内容について学生に自由な発言を促した。
    Web forumの学習効果を検討するために、Webに書き込まれた内容を検討すると同時に、学生に対して発言頻度や勉強態度を問うアンケートを実施した。その結果、以下のことが判明した。1.半数以上の学生が電子掲示板の60%以上を読み、約80%の学生は、何らかの発言をしていた。2.学生達はWeb Forumに参加し質問に回答するために、専門書を積極的に読み主体的に学習していた。3.携帯電話のカメラを使って実習プレパラートを顕微鏡撮影し、その像をWeb Forumにアップロードするなど、勉学に向けて工夫を凝らし、楽しみながら学習を深めていた。4.柔軟な思考と自らが目指す職種からの視点を引き出していた。5.正規の授業外の時間にも学習を継続していた。
    以上から、本研究で構築したWeb Forum法は学生の主体性と学習能力を高め、学習内容に深みを持たせる点で、コ・メディカル教育に有用であることが示唆された。
  • 北村 文月, 黒川 清, 今本 喜久子
    2005 年 4 巻 1 号 p. 13-18
    発行日: 2005/09/27
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    Wistar系雌ラットの両側卵巣を9週齢で摘出し、腰椎の骨密度 (BMD) 測定と併行して尿中の骨吸収マーカー1型コラーゲン架橋N-テロペプチド (NTX) とカルシウム (Ca) を測定した。
    卵摘群のBMDは、成長期の増加率が健常群の半分であり、17週齢で最大値0。2389/cm2に達した。この値は健常群が32週齢で達した最大値0.2679/cm2より11%低かった。その後両群とも54週齢からゆるやかな減少に転じた。若齢群の尿中NTXは卵摘4週後までは健常群との差がほとんどなく、卵摘8週後に著しく高い値175.3nmol BCE/mmol・Crとなった。この値は健常群との比較だけでなく卵摘後のどの時期と比べても有意差が認められた (p<0.001) 。54週齢と66週齢の高齢群においては、NTXは卵摘群と健常群に有意差がなく、ともに低い値となっていた。尿中CaについてはNTXとの関係は不明瞭であったが、卵摘群は健常群よりも低値となる傾向がみられた。
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