北日本病害虫研究会年報
Online ISSN : 2185-4122
Print ISSN : 0368-623X
ISSN-L : 0368-623X
1958 巻, 9 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 一戸 稔
    1958 年 1958 巻 9 号 p. 1-2
    発行日: 1958/10/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 1958 年 1958 巻 9 号 p. 3-32
    発行日: 1958/10/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 1958 年 1958 巻 9 号 p. 33-68
    発行日: 1958/10/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 1958 年 1958 巻 9 号 p. 69-98
    発行日: 1958/10/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 1958 年 1958 巻 9 号 p. 99-154
    発行日: 1958/10/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 深津 量榮, 柿崎 正, 平山 成一
    1958 年 1958 巻 9 号 p. 155-165
    発行日: 1958/10/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    1. 昭和28年以降の通計13回の圃場試験におけるセレサン石灰散布の胡麻葉枯病防除効果は, 試験年次, 試験地によつて著しい変異があり, 平均防除率も充分に高いものではなかつた。
    2. 同試験において, セレサン石灰は併発の小粒菌核病に著しく高い防除効果を示していた。
    3. セレサン石灰の稲体部位別散布試験によつて, 小粒菌核病の発病抑制は胡麻葉枯病の軽減にも役だつことがわかり, また逆に, 病菌接種試験によつて, 小粒菌核罹病稲の胡麻葉枯病に対する感受性は著しく高まることを確かめた。
    4. 同様の方法で胡麻葉枯病が小粒菌核病におよぼす影響も認め得たが, その程度は軽かつた。
    5. これらの点に着目し, 13回の圃場試験成績を再検討した結果, 標準区の小粒菌核病稈率とセレサン石灰の胡麻葉枯病に対する防除効果との間には, かなりの正相関があることを見いだした。
    6. 以上からセレサン石灰の胡麻葉枯病防除効果の変動には, 小粒菌核病の併発程度がその一原因であるものと推定した。
  • 深津 量榮, 柿崎 正, 平山 成一
    1958 年 1958 巻 9 号 p. 166-183
    発行日: 1958/10/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    本報告には昭和32年度施行のTUZ剤モンゼツトによる稲紋枯病防除に関する試験成績を述べた。その概要は次のとおりである。
    1. モンゼツト2,000倍石灰加用液および同3%粕剤の散布適期を知ろうとした。その結果出穂12日前 (初発生後約2週間) および5日前 (発病盛期, 穂孕期) の2回散布は前年同様著しく高い防除効果を示した。5日前1回散布の効果も著しく高く, 2回散布に匹敵したが, 12日前1回散布はやや劣つた。発病初期の散布によつて持続効果を期待するよりも, 発病盛期にその強力な殺菌力を直接発揮させるような使用法が有利と思われる。
    2. 2,000倍単用液, 同石灰加用液および3%粉剤の穂孕期1回散布の経済効果を検討した。供試3農薬はともに発病抑制力顯著で優劣はなく, 薬害による減収もほとんどなく, 軽度発病田への散布でも直ちに増収が期待された。しかし本病による減収量は他病におけるほどに大きくはないので, これらの散布によつて真の経済効果をあげるためには, かなり高い発病率を示す水田に限る必要があろう。穂孕期の病茎率10%位がその限界と思われる。
    3. モンゼツトと水銀剤, BHCおよびパラチオン剤の液剤または粉剤との混用によつて, モンゼツトの紋枯病に対する防除効果は全く影響を受けることなく, また水銀剤のイモチ病防除効果, BHC, パラチオン剤のニカメイチユウ防除効果にも影響はなかつた。それぞれの薬剤の薬害が混用によつて特に著しくなることもなかつた。供試農薬の範囲内では, 混合散布はなんら差支えないようである。
    4. モンゼツト粕剤の上方からの散布は, 株元散布にくらべて遜色なく, 充分実用できるような結果が得られたが, 液剤の上方散布はやや劣つた。
    5. モンゼツト散布は, 発病を強く抑制するのみでなく, 病斑上の菌核の形成をほとんど完全に阻止するので翌年の発病も著しく軽減させる。
  • 橋本 保, 千葉 末作, 平間 貞夫
    1958 年 1958 巻 9 号 p. 184-190
    発行日: 1958/10/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    1. 本報告において青森県下でモンゼツトによる稲紋枯病の防除効果 (散布量, 散布時期) について行つた試験の結果を述べた。
    2. モンゼツト2000倍液, 2500倍液の2回散布区は, いずれも6斗式過石灰ボルドウ液散布区よりも防除効果がすぐれ薬害も認められない。銅剤を含むキヤリヤーを加えれば, 不稔粒が多くなる傾向があつた。
    3. モンゼツト1回散布の場合, 実用的に適当な散布量は, 2,000倍液で反当8斗, 2,500倍液で1石とみられる。
    4. 1回散布の場合, 紋枯病発生初期よりも, 蔓延最盛期散布の方がすぐれた防除効果を示した。
  • 桜井 義郎, 関沢 博, 狩野 精司
    1958 年 1958 巻 9 号 p. 191-197
    発行日: 1958/10/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    1. 圃場においてストレプトマイシンーサルフエートを主成分とするヒトマイシン (1cc中5万単位) 200倍液を散布した区では顯著に馬鈴薯の疫病を防除し得た。その効力は従来の銅剤にまさる。
    2. トマト苗を使用したポツト室内試験でストレプトマイシンーサルフエート, ヂハイドロストレプトマイシンおよびヒトマイシンの疫病防除効果を検討した結果, これらストレプトマイシン剤の防除力が認められ, 特にヂハイロストレプトマイシンおよびヒトマイシンがすぐれた防除効果を示した。
    3. ストレプトマイシンを含有する培養基上においては2.5~5γ/ccくらいから疫病菌の生育が抑制される。しかし, 500γ/ccの高濃度の培養基上でもなおわずかに生育することが認められる。
    4. ストレプトマイシン含有懸滴中の疫病菌遊走子嚢の発芽はストレプトマイシンの濃度が高くなるにしたがつて抑制されるが, 1000γ/cc中でもわずかに発芽がみられる。
    5. 以上のことからストレハマイシンは疫病菌を殺菌する方向に働くと考えるより, むしろ植物体に作用して本病に対する抵抗性を増加さすものではないかと考えられる。
  • 第2報 水和いおう剤
    星野 好博, 沢村 健三, 高橋 俊作
    1958 年 1958 巻 9 号 p. 198-203
    発行日: 1958/10/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    1. 各種水和いおう剤の沈降速度測定の結果, これと懸濁液の色との間に関係が認められた。さらにこれと圃場でのりんごうどんこ病防除効果との関連も認められた。
    2. 粒度を異にするいおう粉末によるBotrytis cinereaおよびSclerotinia maliの分生胞子発芽試験を行つた通常のスライド試験では各菌とも薬液の効果は顕著でなく, 胞子を薬液に浮遊せしめた場合にのみ, 効果が認あられた。この場合もS. maliでは各粒度のものすべて効果が顯著であるのに対し, B. cinerea菌では直径4μ以下の微粒のもののみが顯著な効果を示した。
    3. 各種の水和いお剤の通常の方法によるスライド胞子発芽試験ではすべて相当の効果がみられ, 前述のいおう粉末の場合と異なる試験結果を得た。これはformulationとその他の関係であろう。
    4. 添加剤の影響について2・3の試験を行つた結果, Marasperse Nの添加により効果を増し, さらにこれとTriton X100の添加は沈降を遅らせる傾向を認めた。
    5. 以上の試験の結果, 水和いおう剤の効果はいおうの粒度および添加剤の種類によつて影響されているものであることを知つた。
  • 石郷岡 富男
    1958 年 1958 巻 9 号 p. 204-211
    発行日: 1958/10/25
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    1. 畦畔・堤防などを6月中旬末から下旬にかけての薬剤散布によつて, イネカラバエの成虫密度を低下させ本田の産卵数・傷穂数を減少させることができた。
    2. EPN・デイルドリン粉剤などは本田防除におとらぬ良好な成績を得たので, 経済的・実用的な面から, きわめて薬剤経費と労力を節約することができた
feedback
Top