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クエリ検索: "空包"
1,294件中 1-20の結果を表示しています
  • 熊谷 美智世, 佐藤 裕美, 佐藤 瑶子, 香西 みどり
    日本家政学会誌
    2020年 71 巻 3 号 135-145
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/03/25
    ジャーナル フリー

     ダイコンを試料として, 真

    空包
    装が細胞膜の半透性へ及ぼす影響を実験的に明らかにするとともに, 真
    空包
    装直後とその後の加熱に分けて, 調味に及ぼす影響を検討した. 真
    空包
    装直後および3日間包装後の試料を0.5%NaCl水溶液に浸漬したところ試料中の食塩濃度が増加しなかったことから, 真
    空包
    装を行っても細胞膜の半透性は消失しないことが示唆された. 次にダイコンを1.5%および6%NaCl水溶液, 17.5%ショ糖水溶液とともに真
    空包
    装し, 包装直後と加熱後に分けて調味料濃度を測定したところ, いずれも包装直後は常圧下で包装した対照試料に比較して有意に高くなり, 加熱後は細胞膜の半透性が消失するため調味料の拡散が起こり, 調味料濃度は高くなる傾向にあった. 6%NaCl水溶液では液量が少量でも, 加熱後の試料は適度な食塩濃度に仕上がった. 本研究により, 加熱しない場合は真
    空包
    装処理時に起こる圧力勾配により調味液が食材へ浸入することで効率よく調味でき, 加熱する場合は高濃度で少量の調味液を用いることで適度な濃度に調味できることが示唆された.

  • 中津 沙弥香, 柴田 賢哉, 石原 理子, 坂本 宏司
    日本摂食嚥下リハビリテーション学会雑誌
    2009年 13 巻 2 号 120-127
    発行日: 2009/08/31
    公開日: 2020/06/27
    ジャーナル フリー

    【目的】凍結減圧酵素含浸法(凍結含浸法)を適用して植物組織崩壊酵素を食材内部に導入すると,食材の形状を保持したまま任意の硬さに制御できる.本報告では,従来法の真空ポンプを用いる減圧酵素含浸処理を改変し,真

    空包
    装機を用いて包装フィルム内で処理する方法を検討した.

    【方法】凍結食材を酵素溶液中で解凍して食材表面に酵素を付着・浸透させた後,包装フィルムに入れ,真

    空包
    装機で減圧酵素含浸処理を行った.酵素含浸効率に影響を及ぼすと考えられる因子を,解凍および減圧酵素含浸処理に用いる酵素溶液の使用方法,減圧酵素含浸処理時の圧力,酵素濃度および減圧保持時間として,これら因子の食材の硬さ制御に及ぼす影響を検討した.50℃,1 時間で酵素反応後,100℃,10 分間加熱失活させて硬さの測定に供した.

    【結果】タケノコおよびレンコンは,酵素溶液中で解凍後に酵素溶液を排除して減圧酵素含浸処理したほうが,緩衝液中で解凍後に酵素溶液中で減圧酵素含浸処理したものに比べて有意に軟化した.ゴボウでは,この2 つの処理方法において,硬さに有意差は認められなかった.含浸処理時の真

    空包
    装機内の圧力が15.30~5.10 kPa の範囲において,タケノコおよびレンコンでは,圧力が低いほど軟化したが,ゴボウでは影響を受けなかった.解凍時に用いる酵素濃度を従来法の1.25~1.67 倍にして,3~5 分間の減圧保持時間を設けることで,目標とする従来法と同等の硬さに軟化した.

    【結語】真

    空包
    装機を用いた凍結含浸法によって,食材の形状を保持したまま厚生労働省の旧高齢者用食品レベルにまで軟化できることが明らかとなった.本結果を応用することで,介護施設や病院等の厨房において,凍結含浸食材を製造することが可能となったと思われる.形状のある軟化食材は,摂食障害をもつ多くの高齢者や患者のQOL(quality of life)向上に貢献できると思われる.

  • *熊谷 美智世, 磯野 友理奈, 大田原 美保
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2023年 34 巻 2P-18
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/09/09
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】真空調理の工程の一つに真

    空包
    装がある。食材と液体を袋に入れて真
    空包
    装を行うと圧力勾配により食材内に液体が浸入するといわれている。そこで ,真
    空包
    装を豆の浸漬に利用し,真
    空包
    装が吸水および浸漬・加熱後の硬さに及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。

    【方法】金時豆を試料とした。試料5粒と試料重量の10倍量の純水を専用袋(MICS化学(株)NY-1)に入れ,卓上チャンバー式真

    空包
    装機(真空度:99.9%,時間:60秒 東静電気V-280A)により包装し,そのまま浸漬した場合(真
    空包
    装),ポリエチレン袋に入れて浸漬した場合(常圧包装),真
    空包
    装後に開封した状態で浸漬した場合(真空後開封)について検討した。浸漬時間は0(包装直後)~90分間とし,浸漬後の吸水率と硬さ(TA-XT plus,英弘精機)を測定した。真
    空包
    装と常圧包装については0~60分間浸漬後,15~45 分間加熱し硬さを測定した。

    【結果】 吸水率は,真

    空包
    装直後でも常圧包装30分浸漬と同等の値となり,さらに真
    空包
    装30分浸漬では,真
    空包
    装直後の2倍以上となり常圧包装90分浸漬よりも高値であった。浸漬後の硬さは,真
    空包
    装直後でも常圧包装90分浸漬と同程度であった。真空後開封試料は真
    空包
    装試料と同様の傾向を示しており,真
    空包
    装処理そのものが吸水促進に寄与することが示唆された。加熱後の硬さの値は,いずれの加熱時間でも真
    空包
    装直後に加熱した試料の方が 常圧包装60分浸漬後に加熱した試料よりも小さかった。真
    空包
    装では浸漬0分でも45分加熱で食せる軟らかさになったのに対し,常圧包装では60分浸漬後に45分間加熱が必要であった。本研究により真
    空包
    装を金時豆の浸漬に利用することで吸水が促進され調理時間が短縮できる可能性が示された。

  • 伊藤 武, 高野 伊知郎, 高橋 正樹, 富岡 芳彦, 高橋 栄一
    食品と微生物
    1985年 2 巻 2 号 97-101
    発行日: 1985/08/20
    公開日: 2010/07/12
    ジャーナル フリー
    カンピロバクター食中毒の予防対策に必要な基礎資料を得るため, ストレッチ包装, 真
    空包
    装, CO2とN2ガス充填包装およびO2とCO2ガス充填包装の生牛肉中でのC. jejuniの生存について検討を行った結果, 牛肉中のC. jejuniの生存は包装条件によって影響を受けることを明らかにした.
    1. 真
    空包
    装や70%CO2+30%N2ガス充填包装あるいは30%CO2+70%N2ガス充填包装した牛肉を1℃に保存した場合, C. jejuniの生残菌数はほとんど減少せず, 長期間本菌が生存した. 簡易なストレッチ包装でも10日間の観察では本菌の著明な減少を認めなかった. しかし, 70%O2+30%CO2ガス充填包装では保存期間とともにC. jejuni菌数が減少し, 14日保存で2.0×101個/gであった.
    2. 各包装食肉を7℃の温度条件下に保存した場合でも1℃保存と同様に, O2とCO2ガス充填包装ではC. jejuniの死滅がみられ, 10日後で2.0×101個/gに減少した.
  • 倉田 美恵, 土屋 房江, 辻 祥子, 奥山 清美, 塩田 芳之
    家政学雑誌
    1982年 33 巻 5 号 271-275
    発行日: 1982/05/20
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    1) 製造年月日の表示が完全でなく, 正味重量が表示重量に足りないものが約20%あった.うどんの断面積は平均0.19cm2であったが加熱すると手打めんは機械めんより断面積の増加が大であった.100gの平均価格は機械めん23.5円, 手打めん26.0円, 真
    空包
    装めん34.5円であった.
    2) 水分含量78.4~64.4%, 平均73.5%, pH6.54~4.17, 平均4.98であった.塩分は1.06~0.04%, 平均0.41%, 手打めんは塩分が多い.沸騰水中で30秒加熱すると平均28%減少した.
    3) 昭和55年3月過酸化水素の使用基準が改正され, 経過措置期間でも検出しないこととされながら明らかに残留していたものが16.6%あった.プロピレングリコールは, 約19%に検出されたが定量限界以下であった.
    4) うどん1本当りの切断応力は手打めんは機械めんの1.8倍あり官能テストの結果, 手打めんが好まれた.
  • 田村 朝子, 佐々木 舞, 木下 伊規子, 鈴木 一憲
    日本調理科学会誌
    2006年 39 巻 5 号 296-301
    発行日: 2006/10/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    Potato was used as the test material to compare the degree of deterioration incurred when boiling vacuumcooked dishes as opposed to those prepared by conventional cooking methods, and to assess the effect of different kinds of added seasoning. The increased rupture strength and reduced deterioration resulting from boiling was evident for the vacuum-cooked potatoes, as compared to those cooked by normal methods. With both the normal and vacuum-cooking methods, the more the amount of salt added to the broth, the higher the rupture value. The amount of pectin eluted into the broth peaked with the addition of sugar, a higher value being apparent with the normally-cooked food than with that prepared by vacuum cooking. A texture check revealed that the gaps between tissues were increased by the addition of sugar.
  • *熊谷 美智世, 佐藤 裕美, 佐藤 瑶子, 香西 みどり
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2016年 28 巻 1A-a3
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/08/28
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】真空調理とは食材を専用フィルムに入れて真
    空包
    装し加熱する調理方法である。一般的に調味液と共に真空調理すると、食材へ味がしみこみやすいといわれている。野菜の調味料拡散には細胞膜機能が関わるが、食材を真
    空包
    装することと包装状態で加熱することに分けて、それらの影響を考察した報告はない。本研究では真
    空包
    装した野菜の加熱前後の食塩濃度を調べ、真空調理が試料の調味料濃度に及ぼす影響を検討した。
    【方法】2cm角ダイコンを試料とし真
    空包
    装後、真
    空包
    装状態または包装後袋から取り出して20℃で3日間保存、真空デシケーターで減圧処理(0 atm)の4条件で処理後、試料を0.5%食塩水に30~60分浸漬した。比較のため予備加熱で細胞膜機能が低下した試料も同様に浸漬した。直径4cm高さ2cm円柱型ダイコンを1.5%食塩水と共に真
    空包
    装または常圧でポリエチレン袋に入れ空気を抜いて袋口を縛り(常圧試料)95℃で3〜40分加熱した。重量と食塩濃度(モール法)を測定した。
    【結果】真
    空包
    装直後、包装後保存、減圧処理後の試料を袋から取り出して0.5%食塩水に浸漬した結果、各食塩濃度は増加せず予備加熱試料は浸漬時間の経過に伴い増加した。このことから真空処理が試料の細胞膜の半透性へ及ぼす影響は認められなかった。1.5%食塩水と共に真
    空包
    装した時、試料重量は3.2%増加し食塩濃度は常圧試料より0.1%高かった。真
    空包
    装試料の加熱3分後(中心温度34℃)も食塩濃度は常圧試料より高かったが、加熱10分(中心温度84℃)以降は差がなかった。以上より食塩水と共に試料を包装し加熱した場合、加熱後の試料食塩濃度は真空、常圧でほぼ同程度に仕上がることが示唆された。
  • II.包装方法と包装システム
    横山 理雄
    食品と低温
    1981年 7 巻 2 号 54-61
    発行日: 1981/09/21
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
  • とくにチルド包装と無菌化包装
    横山 理雄
    コールドチェーン研究
    1980年 6 巻 1 号 2-15
    発行日: 1980/06/30
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
  • *森山 三千江, 山本 淳子, 大羽 和子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2013年 25 巻 2E-a2
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/08/23
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】我々は既に、真空調理法を用いた調理品の機能性成分が貯蔵後に残存率が高い事を報告した。今回、真
    空包
    装機を用いて新鮮な食材を包装して冷蔵した際に、衛生状態が良く、抗酸化活性も高く保持できるかを経時的に追跡し、従来の冷蔵方法であるポリエチレン包装後の冷蔵品と比較し、調理前の真
    空包
    装機による包装後の保存が適しているかどうかを検討する事を目的とした。 【方法】肉類(豚肉、牛肉、ハンバーグの生・加熱)と魚類(サケ、タラ)を用いて、包装無し、ラップ包装、真
    空包
    装を行い、冷蔵したものを試料とした。さらに、肉類については、洗浄方法として無処理、水道水および電解水による流水での洗浄後、包装し冷蔵した。試料の新鮮時の抗酸化活性および大腸菌、一般生菌数を測定し、貯蔵後の経時変化を追跡した。 【結果および考察】肉の抗酸化活性は、貯蔵方法による差はあまり見られなかったが、生菌数はラップ包装より真
    空包
    装の方が増殖は抑えられ、また、水道水より電解水使用の方が増殖は抑えられた。ハンバーグでは、生、加熱調理品はどちらも抗酸化活性は、真
    空包
    装で高い活性値を維持し、一般生菌数は最も少なかった。魚では、ラップ包装の方が抗酸化活性は若干高く維持されたが、生菌数の増加は、真
    空包
    装の方が貯蔵中を通して抑えられた。サケとタラを比較すると、抗酸化活性はサケの方がやや高く維持され、生菌数の増殖もサケの方が抑えられたが、この数値の違いはサケの色素であるアスタキサンチンによるものであると考えられる。また、大腸菌はどの試料からも検出されなかった。以上の結果から新鮮食材の貯蔵は真
    空包
    装と電解水処理は効果的であると示唆された。  
  • 横山 理雄
    食品と微生物
    1992年 9 巻 1 号 1-10
    発行日: 1992/06/20
    公開日: 2010/07/12
    ジャーナル フリー
  • 小沢 総一郎, 矢野 幸男, 高坂 和久, 清水 潮, 金子 恵美子
    日本畜産学会報
    1974年 45 巻 6 号 327-333
    発行日: 1974/06/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    スライスした牛肉を真空および普通包装で1°Cおよび7°Cに貯蔵し,貯蔵中の肉色,pH,揮発性塩基態窒素(VBN)の変化および生菌数の増加を観察し,また細菌叢の変化を追跡した.肉の貯蔵中,官能的に腐敗が認められるまでの日数は,7°C普通包装で7日,7°C真
    空包
    装で14日,1°C普通包装で21日,1°C真
    空包
    装で28日であった.官能的に判定した鮮度変化ともっとも良く並行した指標は生菌数で,ついでVBNであった.普通包装肉が腐敗(微生物の作用によって官能的な変化を生じ,可食性を失う現象と解する)するまでには,保存温度にかかわりなくPseudomonas, Achromobacter, Coryneformsが主に増殖し,真
    空包
    装では保存温度にかかわりなく,Lactobacilli, Streptococci, Enteric bacteria, Coryneformsが主に増殖した.このうち1°C真
    空包
    装の場合は,Coryne-forms→Enteric bacteria→乳酸菌(ここではLactic acid bacteriaの意味)の順に優勢種の遷移が観察され,最終的には乳酸菌の増殖によって腐敗すると思われた.
  • 林 高塚, 曽 再富, 周 仲光
    日本食品低温保蔵学会誌
    1995年 21 巻 4 号 217-221
    発行日: 1995/12/12
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
    廃産卵鶏の腿肉を用いたダイス状組立肉を製造するにあたり, 乾燥温度と時間がその品質にどのような影響を与えるかについて検討すると共に, 異なった包装形態と貯蔵法によって, 貯蔵期間中の品質の変化を検討した。その結果, 38℃で1時間乾燥し, 更に45度で10時間乾燥処理したものの品質が最も良い事が明らかになった。また, 包装および貯蔵温度については, 真
    空包
    装で0-5℃に冷蔵した製品がもっとも品質の劣化が少なかった。
  • 高山 侑也, *柴田 瑞穂
    ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
    2019年 2019 巻 1P2-F07
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/25
    会議録・要旨集 認証あり

    In this manuscript, we propose a fish-like underwater robot composed of a silicone resin. By utilizing a silicon resin, we can fabricate a small, lightweight underwater robot. This manuscript especially describes a fabrication method of a fish-like robot using a mold casting. By defoaming in the chamber of a vacuum packaging machine, the outer shell of the fish-like robot can be easily fabricated. The internal mechanism which is composed of a microcontroller, a drive circuit, a battery, a servomotor, and a fin is encapsulated into the outer surface. The outer surface is sealed using additional silicone resin after assembling. We finally assess the performance of our prototype through several locomotion tests in air and underwater.

  • 毛布の事例研究
    石倉 信作, 大家 治男, 中出 岩男
    繊維機械学会誌
    1986年 39 巻 2 号 P72-P83
    発行日: 1986/02/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
    The vacuum packing of blankets has been investigated to reduce th bulk of the blanket. The applicability to practical use is also discussed.
    Following results are obtained :
    (1) To reduce the bulk of blanket by vacuum packing, it is necessary to regulate pre-conditioningby heat drying (without an increase in the level of segmental mobility in fibers).
    To reduce the moisture regain of blanket, acrylic blankets should be dried for 40 minutes and wool blankets for 120 minutes at 58-60°C
    (2) The compacting pressure should be determined by considering reduction ratio, kind of fibers, fabric weave of the blanket. Furthermore, the recovering ability of wrinkle and bulk of blankets after unpacking should also be considered .
    (3) After vacuum-packing of the blanket, it is recomendedto store the blanket under low temperature of -2°C-0°C. Especially, the acrylic blanket recovers its thickness and creases quickly after unpacking.
    (4) The questionnaire survey has shown that a vacuum-packed wool blanket is expected to recover its creases and bulk in short time of 24 hours by unpacking after 6-month storage at 10-30°C . By contrast, vacuum-packed acrylic blanket has some problems in crease recovery after unpacking.
  • 中村 好德, 福間 康文, 細見 亮太, 細田 謙次
    日本暖地畜産学会報
    2020年 63 巻 2 号 113-118
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/17
    ジャーナル フリー

    交雑種去勢雄牛8頭の半腱様筋を用いて,氷点下(-1℃)の未凍結貯蔵による包装種別(簡易および真

    空包
    装)の違いが牛部分肉のドリップロスに及ぼす影響を調査した.0,36,72ならびに108日間の貯蔵試験を行ったところ,官能検査は貯蔵108日目の簡易包装のみに異常(腐敗臭)が認められた.また,簡易包装のみ,ドリップロスおよびpHは貯蔵0日目に比べて貯蔵72日目以降で有意に高かった.水分含量は貯蔵108日目に包装種別で違いが認められた.遠心保水性,一般生菌数ならびに凝固点に包装種別の違いは認められなかった.一方,包装種別に関係なく筋肉細胞間隙の拡大や細胞内の崩壊は確認されず,部分肉中央部の筋肉組織構造は貯蔵中も維持された.以上より,-1℃貯蔵では貯蔵72日目までは包装種別に関係なく肉質は維持されるが,それ以降は包装種別の影響を受けることが示唆された.

  • 鈴木 公一, 八ッ橋 奏, 中村 太一, 福田 豪, 阿部 申, 荻原 博和
    日本食品保蔵科学会誌
    2003年 29 巻 5 号 291-296
    発行日: 2003/09/30
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
    本研究は玄そばを真
    空包
    装および開放で60日間 (30℃) 保存した。保存開始から30日および60日後に, そば殻とそば粉を調製した。その後, ケミルミネッセンスアナライザーにより化学発光量を測定し, 従来の脂質劣化指標との関係を検討した。
    (1) そば粉の酸価およびPOVは60日の開放保存を除いて保存期間が長くなることにより, 上昇したことから, 脂質劣化が進行したと考えられた。また, 真
    空包
    装を行うことにより脂質劣化が抑えられた。
    (2) そば殻の酸価は保存期間が長くなることにより, 上昇し, 脂質劣化が進んだ。また, POVは30日保存まで上昇したが, 60日保存では減少し, 劣化が著しく進行したと考えられた。
    (3) そば粉およびそば殻の総ポリフェノールおよびルチン含量は長い保存期間により, 減少する傾向を示し, 真
    空包
    装を行うことにより, その減少を抑えられた。
    (4) 玄そば, そば殻およびそば粉の保存状態における化学発光量の変化は玄そばおよびそば殻では酸価およびPOVの脂質劣化指標との関係を明らかにすることはできなかった。しかし, そば粉においては脂質劣化指標と化学発光量との間に高い相関がみられ, そば粉の迅速な品質評価法としての可能性が示唆された。
  • 第3報 嫌気包装下での酸化還元電位の変化とClostridiumの生育
    星野 純, 上野 一恵
    食品と微生物
    1987年 4 巻 2 号 115-121
    発行日: 1987/08/28
    公開日: 2012/07/27
    ジャーナル フリー
    脱酸素剤包装下での嫌気性菌による腐敗や食中毒発生の可能性について検討し, 次の結果を得た.
    1) 食品の嫌気状態 (ORPの低下) は食品の種類や通性嫌気性細菌等の増殖の程度に大きく影響され, 脱酸素剤のように化学的に, また, ガス置換や真
    空包
    装のように物理的に気相中の酸素を除去する, しないにかかわらず, 偏性嫌気性菌の増殖は可能である.
    2) したがって, 細菌腐敗の起りやすい食品は, いかなる包装条件であっても, 嫌気性菌による食中毒発生の可能性は十分あり, 低温保存等の微生物管理が必要である.
  • 沖谷 明紘, 森 壽一郎, 松石 昌典
    日本畜産学会報
    1992年 63 巻 2 号 189-191
    発行日: 1992/02/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
  • 森 高明
    日本食品工業学会誌
    1980年 27 巻 11 号 579-584
    発行日: 1980/11/15
    公開日: 2010/01/20
    ジャーナル フリー
    鶏のもも正肉及び胸正肉と,正肉から皮及び脂肪を除いたもも肉及び胸肉を低密度ポリエチレンの袋に密封し,約5℃に保存したときの部位別保存性と真
    空包
    装の効果について検討した。
    (1) 皮及び脂肪が付いた正肉の状態ではももと胸の部位による保存性の差や,真
    空包
    装の効果は認められなかった。
    (2) 皮及び脂肪を除いたもも肉も真
    空包
    装の効果は認められず,もも正肉及び胸正肉と同じように,保存9日後に腐敗臭が発生した。皮及び脂肪を除いた胸肉はもも肉より保存性がよく,低密度ポリエチレンの袋でも真
    空包
    装の効果が認められた。
    (3) もも正肉及び胸正肉は中温細菌数107~108,アンモニア性窒素生成量18~23mg%になって腐敗臭が発生した。しかし,皮及び脂肪を除いたもも肉及び胸肉は中温菌数109~1011,アンモニア性窒素生成量28~34mg%になって腐敗臭が発生し,皮及び脂肪は腐敗臭を発生しやすいと思われた。
    (4) 胸肉はもも肉に比較して菌相の変化が遅かったが,真
    空包
    装した保存12日後の胸肉は腐敗臭を感じなくても分離細菌はPseudomonasMoraxellaのみであり, Pseudomonasが優勢で,鶏肉の風味が失われていた。
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