自動制御連合講演会講演論文集
第51回自動制御連合講演会
選択された号の論文の316件中1~50を表示しています
特別講演1
特別講演2
特別企画1
特別企画2
一般講演
適応学習制御の理論と応用
機能性流体と流動場の知的制御(I)
機能性流体と流動場の知的制御(II)
機能性流体と流動場の知的制御(III)
ウェーブレット解析の応用と情報の可視化(I)
  • 齊籐 兆古, 宮坂 総, 菅井 桂子
    セッションID: 213
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    非線形系に特有な「1/fゆらぎ」が非生物(物質)に於ては相転移時に伴うことを述べる.次に、生物系に於ける「1/f ゆらぎ」現象は精神・心理的な側面が投影された行動や行為の結果に表れることを示す.非生物と生物の中間的な物として自己駆動粒子の「1/fゆらぎ」について述べる.自己駆動粒子とは、例えば高速道路を走行中の自動車などが具体的な例であり、自己駆動機能を持つがその行動・動作が制限されるものを言う.自己駆動粒子モデルを磁性体の磁区挙動に適用し、磁性体が磁気飽和へ至る状態遷移時に「1/f ゆらぎ」現象 が生ずることを示す.同様に一様な層流からカルマン渦へ変化する状態遷移時に「1/f ゆらぎ」現象が生ずることを示す.
  • 宮坂 総, 齊籐 兆古
    セッションID: 214
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    我々は既に磁化特性を表現するプライザッハモデルが、未だセルラー・オートマトンの概念が提唱されて無いにも拘わらず、一種のセルラー・オートマトンモデルであることを示した。 本論文では、まず古典磁区理論に基づき磁性体の磁化過程を3領域、すなわち、可逆的磁壁移動、非可逆的磁壁移動、さらに磁化ベクトルの回転磁化領域へ分割した後、これらの3領域へプライザッハ型セルラー・オートマトンモデルを適用した。その結果、磁性体の磁化特性がセルラー・オートマトン型モデルで表現可能であることを示す。
  • 菅井 桂子, 齊籐 兆古
    セッションID: 215
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    現代の多くの機械では、単に高性能が要求されるだけで無く、より洗練されたヒューマンインターフェイスを備えなければならない。このような意味で、現代の人間工学は取り扱い易さに加えて人間へ与える印象も考慮しなければならない。音響は人間の感性へ訴える最も効果的な信号である。このため、機械の動作に伴う音は極めて重要な設計因子である。 本論文は音楽中に含まれる1/f ゆらぎ周波数抽出に関して述べている。最小自乗法とフーリエ変換を用いて1/f ゆらぎ周波数成分が抽出される。その結果、音楽に於ける1/f ゆらぎ周波数成分は周波数領域で系統的に組み合わされていることが判明した。
  • 田畑 隆英, 李鹿 輝
    セッションID: 216
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    平行に設置した円管から流出する噴流に逆位相の脈動を付加し,円管設置間隔を種々,変化させて流れの可視化を行った.また,PIV法を用いて速度計測を行い,得られた速度情報から速度分布および半値幅を求め,噴流の拡散を定量的に調べた.さらに,流れの構造を調べるため,LIF法によって得られた可視化画像を用いてウェーブレット多重解像度解析を行い,2円管の設置間隔が噴流の構造の変化に及ぼす影響について調べた.
  • 田畑 隆英, 松田 信吾, 李鹿 輝
    セッションID: 217
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    噴流の拡散を促進させることを目的として,円形噴流の両側に逆位相の往復振動流を付加し,流れの可視化ならびにPIV解析を行った.また,レイノルズ数,および往復振動流の周期を種々変化させた.その結果,逆位相の往復振動流を付加すると,噴流が左右に振動し、噴流の拡散が促進されていくことが明らかとなった.
ウェーブレット解析の応用と情報の可視化(II)
  • 鈴木  雅人, 李鹿 輝
    セッションID: 218
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    消費動力と管内輸送速度を減少ため、デューン輸送管を備えた空気輸送システムを本研究で提案する。輸送管内にデューンを装着し、空気輸送システムの全圧損失と動力係数の変化を粉粒体の流動状態に関連させて研究した。輸送管は内径80mmのアクリルパイプから成り、全長は約5mである。被輸送物は平均粒径3.1mm、密度952kg/m3の球形ポリエチレンペレットを使用する。平均空気速度は8m/sから17m/sまで、粒子質量流量を0.22kg/sから0.42kg/sまでに設定した。結果は空気速度の低い領域ではデューン輸送管が従来の空気輸送より全圧損失を減少させることがわかった。デューン輸送管の空気輸送は粒子質量流量が高い場合、全圧損失の減少率が大きい。デューンは粒子供給部付近の管底に設置した場合、より消費エネルギーを節約することができた。粒子の流動状態の可視化からデューンによって粒子の堆積が少なくなったため、全圧損失が減少したことがわかった。
  • 小野 慶太, 李鹿 輝
    セッションID: 219
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    自動車ドアミラーは車体に対して、突起物として設置されており、高速走行時には、ミラー後方は複雑な流れ場となる。その際に作用する空気抵抗の軽減が求められている。これまでの研究から、ミラー先端部と根元部から発生する剥離渦、特にミラー先端部から発生する高周波な剥離渦が空気抵抗に大きな影響を与えていることがわかっている。本研究では、ドアミラー先端部の形状を改良することによって、後方の剥離領域を制御し、その流れ場を風洞実験およびPIV(粒子画像流速計測法)によって定量的に評価する。
  • 村田 利明, 李鹿 輝
    セッションID: 220
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    流れの中に置かれた物体の抵抗は, 後流の構造に大きく関わっている. 本研究では, 円柱物体をベースとした複数の形状(円柱物体と円柱に平板翼を付加した物体)と, 流れ場に変化を与えるために加熱した場合についての可視化実験を行う. この結果から, 物体の後流構造の変化について考察する.
  • 山田 皓大, 李鹿 輝, 中野 政身
    セッションID: 221
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    アメンボ類は特性長さが1cm、特性体重が10 dyne の昆虫で、池や川、外洋の水面に生息している。アメンボの体重は、自由表面が湾曲して生じた表面張力によって支えられており、水をはじく左右の中足を漕ぐように動かして進む。これまでの研究からは、アメンボの流体力学的な推進力は、漕ぐ脚が発する半球状の渦と表面張力波によって、下にある流体に運動量を輸送していることが明らかになった。本研究の目的はアメンボが素早く足を動かす瞬間にアメンボと流体との運動量の交換を定量化することである。デジタル粒子画像計測法(DPIV)技術を用いて水の流れを可視化した。アメンボの脚の素早い瞬間の動きが水の運動量に与える影響を定量化し、その結果アメンボの推進効率を算出する。
VRとヒューマンインターフェース
「Non」がつくとやっぱり難しい?(I)
  • 井前 讓
    セッションID: 227
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    対象とするシステムが滑らかとは限らない最適制御問題を取り上げる.この最適制御問題を,必ずしも微分可能ではないという意味で,非可微分最適制御問題と呼ぶ.非可微分最適制御問題に対する数値解法アルゴリズムを提案する.そして提案アルゴリズムから得られる数値解は,存在するならば,非可微分最適制御問題の必要条件を満足することを示す.このとき,微分の拡張概念が必要となるためその概念についても考察する.
  • Xin Xin, Masuda Hiroki
    セッションID: 228
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    The energy based control approach has been shown effective for designing and analyzing the control systems for underactuated systems with underactuation degree (the difference between the numbers of generalized coordinates and controlinputs) being one. For underactuated systems of underactuation degree greater than one, it is still an open and challenging problem to analyze the behavior of the resulting closed loop system governed by a controller designed by using the energy based control approach. In this study, we investigate an unsolved problem of how to analyze energy based swing-up control a double pendulum on a cart, which is an example of an underactuated system of underactuation two. We present an original analysis of the convergence of the energy of the cart-double pendulum system. We show that for all initial states of the cart-double pendulum system, if the convergent value of the energy is not equal to the energy at the up-up equilibrium point, then the cart-double pendulum remains at its up-down, down-up, and down-down equilibrium points. Moreover, we show that these three equilibrium points are unstable. This shows that for almost all initial states of the cart-double pendulum system, as time approaches infinity, the energy of the cart-double pendulum system can be controlled to its energy at the upright equilibrium point. This paper provides insight into the energy based control approach to underactuated systems of underactuation degree greater than one.
  • 石原 正, 郭 海蛟
    セッションID: 229
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    著者らにより,1996年に提案された「外乱消去型制御系の構成法」の最近の拡張について報告する.まず,この構成法は非標準的なLQG問題として定式化できることを指摘し,この構成法に対して提案した非標準的なLTR手法の非最小位相形系への拡張にについて述べる.
  • 萩原 隆明, 武長 拓志, Mai Thi Nghia Mai Thi Nghia, 山本 英治, 村上 岩範, 安藤 嘉則, 山田 功
    セッションID: 230
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/04/14
    会議録・要旨集 フリー
    本研究では,非最小位相むだ時間系に対する安定化修正スミス予測器のパラメトリゼーションを提案し,得られたパラメトリゼーションを用いた修正スミス予測器の設計法を与える. これまで提案されたスミス予測器,修正スミス予測器の構造と制御特性から,修正スミス予測器の定義を与える. つぎに,安定・不安定な非最小位相むだ時間系に対する修正スミス予測器のパラメトリゼーションを与え,さらに,制御系の制御特性を検討する.
「Non」がつくとやっぱり難しい?(II)
同定・推定(I)
同定・推定(II)
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