国立国会図書館に電子計算機が導入されて満5年が経過した。この期に現在までのシステム開発等の経過ならびに各システムの概要を説明し,あわせて現在の機器構成,特に漢字情報処理関係の機器の機能・特徴等を解説する。また,漢字情報処理の入出力の方式,校正の方式を説明すると共に,漢字処理にまつわる諸問題について指摘を加え,考察を進めたい。このほか,今後開発を予定している新システム,開発済のシステムの発展等の計画と,今後逐次整備され,蓄積されていくデータ・べ一スの活用の方法についても,問題点を含めて考察したい。
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