大部分のINISセンターが参加し,1973年から1975年にかけて42件の文献で実施したテストについて論評する。テストの目的は,索引語のアイデアルセット,ならびに各センター付与の不適切な語に関する詳細なコメントを盛り込んだインデクシング範例集の作成によって達成されたと思われる。しかし,このインデクシング一致性の指標に用いたダイス係数は,何らのインデクシング効果を表わしていないので,報告の数値に意味はない。また,インデクサ一間一致度,インデクシングの質と効率の一般的特性を検討後,インデクシングの質を再計算する。その結果,日本のINISセンターの質は,INIS全体の平均よりもすぐれていることを示す。
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