日本ヒューマンケア科学会誌
Online ISSN : 2436-0309
Print ISSN : 1882-6962
最新号
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研究報告
  • ―サービス提供の違いによる検討―
    吉田 司秀子, 川口 徹, 新岡 大和, 工藤 健太郎, 木村 文佳, 遠藤 陽季, 佐野 春奈
    原稿種別: 研究報告
    2024 年 17 巻 1 号 p. 1-7
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/03/06
    ジャーナル フリー

    目的:へき地医療拠点病院においてリハビリテーション (以下、リハビリ) を行い在宅復帰した患者を対象に、サービス提供体制に着目して在宅復帰した患者の特徴を探ること。

    方法:A県S町へき地医療拠点病院でリハビリを実施し自宅に退院した者131名を解析対象とし後方視的にデータ収集を行った。

    結果:サービス提供元の有無によって診療圏域を構成する地区を分類すると、サービスが不足した地区でリハビリ初回実施時FIMの総得点および認知項目が有意に高く、独居である者が有意に多く、別居の家族も含め支援する者が有意に少なかった。

    結論:へき地医療拠点病院においてリハビリ実施後に在宅復帰した患者は、サービス提供体制によって退院した患者の生活機能および患者を支援する人的環境に違いが見られた。

大会長報告
  • 藤田 あけみ
    原稿種別: 大会長報告
    2024 年 17 巻 1 号 p. 8-12
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/04/23
    ジャーナル フリー

    日本ヒューマンケア科学学会第16回学術集会が、令和5年12月16日(土)に青森県立保健大学で開催された。本学術集会は青森県保健医療福祉研究会発表会と合同開催とし、学術集会のテーマは、「ポストコロナ時代のヒューマンケアを支える多職種・多機関連携」とした。教育講演、シンポジウム、一般演題の発表があり、一般演題は口述発表14演題、ポスター発表38演題の発表があり、活発な意見交換が行われた。教育講演は、公益社団法人やどかりの里の増田一世様に、「私たち抜きに私たちのことを決めないで―当事者とともに歩む多職種・多機関連携―」というテーマで講演していただいた。シンポジウムは、「ヒューマンケアを支える多職種・多機関連携」というテーマで、多職種・多機関連携について深い認識をもっている4名シンポジストの皆様にヒューマンケアを支えるために実践した多職種・多機関の連携、連携の工夫や課題について紹介してもらい、当事者の方々が地域の中で生き生きと暮らしていくために多職種・多機関でどのような連携が必要か、これからのヒューマンケアを支えるための望ましい多職種・多機関連携についてディスカッションを深めた。

教育講演
シンポジウム
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