日本アスレティックトレーニング学会誌
Online ISSN : 2433-572X
Print ISSN : 2432-6623
2 巻 , 2 号
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特集
<第2回学術集会シンポジウムより>
原著
  • 飯田 聡, 伊藤 亮輔, 広瀬 統一
    2017 年 2 巻 2 号 p. 109-115
    発行日: 2017/03/31
    公開日: 2019/05/27
    ジャーナル フリー

    足関節内反捻挫は再発率が高い傷害であり,再発予防はスポーツ現場において重要な課題の1つである.本研究では足関節機能的不安定性(Functional Instability ; FI)が着地動作時の下肢関節および各関節周囲筋群に及ぼす影響に着目した.高校男子サッカー選手をFIを有する群(FI群)と有さない群(Control ; C群)に分類し,片脚着地時における筋電図および着地動作の分析を行った.側方着地時において,FI群の長腓骨筋,中臀筋の筋反応時間がC群に比べて有意に遅延していた.また,FI群の膝最大外反角度がC群に比べて有意に大きかった.以上の結果より,FIは足関節のみならず近位の関節の動態や筋反応時間にも影響を及ぼしていることが示唆された.

  • 生田 啓記, 谷 万喜子, 鈴木 俊明
    2017 年 2 巻 2 号 p. 117-123
    発行日: 2017/03/31
    公開日: 2019/05/27
    ジャーナル フリー

    膝関節における運動器疾患では内側広筋の筋緊張低下の改善に難渋する.本研究は循経取穴による鍼刺激が膝関節伸展運動時の大腿四頭筋の筋機能に与える効果を検討した.

    対象は健常者9名とした.課題は経穴刺激(太白穴),非経穴刺激,無刺激とし,膝関節伸展を膝関節屈曲60°,最大随意収縮60%での等尺性収縮で置鍼刺激開始前,開始直後,5分後,10分後,15分後で行い,内側広筋斜頭,内側広筋長頭,大腿直筋,外側広筋の表面筋電図を各3回5秒間計測した.

    経穴刺激群での内側広筋斜頭の筋電図積分値は,置鍼刺激15分後に有意な低下を認めた.

    太白穴を用いた鍼治療では置鍼15分後において内側広筋斜頭の疲労緩和と筋機能向上に対する効果がみられた.

  • 石郷岡 旭, 山本 利春, 笠原 政志
    2017 年 2 巻 2 号 p. 125-132
    発行日: 2017/03/31
    公開日: 2019/05/27
    ジャーナル フリー

    運動部活動におけるスポーツトレーナー(以下:トレーナー)介入の実態を調査するため,高等学校の部活動指導者814名に質問紙調査を行った(回収率34%).その結果,多くの指導者がスポーツ傷害への対応に困っており,それらの対応や予防を期待し,トレーナーの介入を望んでいたが,トレーナーの介入率は32%と少なかった.トレーナーが介入している部活動では,競技成績の向上や怪我の減少等の介入効果を実感している指導者が多いことが明らかとなった.トレーナーの介入を実施していない部活動では,金銭面や指導者のトレーナーに対する認識不足が,介入に至らない原因と考えられ,高等学校運動部活動へのトレーナーの介入には,これらの問題点についての検討が必要であることが推察された.

資料
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