西日本畜産学会報
Online ISSN : 1884-6394
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41 巻
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 松永 信正
    1998 年 41 巻 p. 1-3
    発行日: 1998/08/01
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 家入 誠二
    1998 年 41 巻 p. 4-8
    発行日: 1998/08/01
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 井越 敬司, 小林 弘昌
    1998 年 41 巻 p. 9-13
    発行日: 1998/08/01
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    チェダーチーズよりpH6.0に最適pHを有するプロティナーゼをDEAE―セファデックスクロマトグラフィ―, DEAE―セファデックス再クロマトグラフィ―およびセファデックスG-200によるゲル濾過クロマトグラフィーによって比活性にしておよそ50.8倍, 収率1%として部分精製した。本酵素の最適温度は30℃, 分子量はおよそ210, 000であった。この酵素はDIFPによって強く阻害された。また, EDTAによっても阻害され, Mn2+で活性の賦活化が認められた。従って, 本酵素は活性発現に金属イオンが関与するセリンプロティナーゼと推定された。本酵素はβ-カゼインを分解したが, αs1-カゼイン (αs1-CN) は分解しなかった。従って, 本酵素はチーズ熟成中のβ-カゼイン (β-CN) の分解に関与しているものと考えられた。
  • 出口 栄三郎, 西中 川駿, 後藤 和文, 阿久沢 正夫
    1998 年 41 巻 p. 14-18
    発行日: 1998/08/01
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    鹿児島県トカラ列島の北端に位置する口之島に, 野生化牛の一群が生息している。1978年以降, 本牛の生息地域と生存頭数の現地調査を数度にわたり行った。野生化牛は15地域に生息し, いずれも標高200~300mの急傾斜と起伏に富んだ山岳地であり, 行動範囲は4区域に大別された。これまでの調査で確認された最大生息頭数は1990年の25頭であった。生息地域の環境は年々悪化し, 現在, 口之島野生化牛存続が危惧されている。
  • 中西 良孝, 稲葉 友香, 原口 裕幸, 内村 利美, 紙屋 茂, 柳田 宏一, 萬田 正治
    1998 年 41 巻 p. 19-24
    発行日: 1998/08/01
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    異種家畜の採食行動特性の差異を利用した生態的な草地管理法の1つである先行・後追い放牧による掃除刈りの効果を追究するため, 牛先行放牧後の草地において, 引き続き牛を放牧した場合と馬を後追い放牧させた場合の両家畜の採食行動や放牧後の草地植生を比較した。先行放牧後に放牧圧がほぼ等しくなるよう黒毛和種妊娠牛4頭群とトカラ馬8頭群を別々に放牧した草地 (牛区および馬区各々約0.75ha) において, 放牧期間中に1回それぞれの日中 (7: 00~18: 30) の採食行動を観察するとともに, 退牧後に採食植物の草高および現存草量を測定した。先行放牧後の草地での主要植物出現頻度はオヒシバ (Eleusine indica (L.) Gaertn) 47.2%, イヌビエ (Echinochloa crus-galli (L.) Beauv.) 15.6%, キシュウスズメノヒエ (Paspalum distichum L.) 7.5%であり, オヒシバ優占の植生であった。後追い放牧時における馬の日中の採食, 飲水, 横臥休息および排糞行動は牛と比べて有意に少なかったが, 佇立休息と移動は有意に多かった (P<0.05) 。後追い放牧期間中, 牛はオヒシバ, イヌビエおよびキシュウスズメノヒエの順に, 馬はオヒシバ, キシュウスズメノヒエおよびチカラシバ (Pennisetum alopecuroides L.Spreng.) の順に多く採食し, 優占種であるオヒシバについては牛と比べて馬が有意に多く採食した (P<0.05) 。後追い放牧後の草高については, オヒシバ, イヌビエおよびキシュウスズメノヒエのいずれも牛区と比べ馬区で有意に低かった。現存草量も牛区と比べて馬区で有意に少なかった。以上の結果から, 先行・後追い放牧を行った場合, 馬は牛よりも採食時間が短かったものの, 効率的に牛の不食草を利用したものと推察され, 馬による掃除刈り効果が示唆された。
  • 野方 栄, 原田 宏
    1998 年 41 巻 p. 25-35
    発行日: 1998/08/01
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    純粋種および交雑種の肥育豚222頭の肥育期間中の枝肉形質に及ぼす品種や性などの要因効果について検討を行った。
    主要な筋肉形質および脂肪形質に対する最小自乗分散分析を行った結果, 筋肉形質では雌が雄より有意 (P<0.01) に大きく, 逆に脂肪形質では雄が雌に対して有意 (P<0.01) に大きいことが認められた。また, 交雑種が純粋種に対して筋肉形質, 脂肪形質ともに大きい (P<0.05) ことが認められた。
    日齢の増加に伴う各枝肉形質推定値の発育様相について, LW種やL種は他の品種と比較して筋肉形質の成長割合の低いことが認められた。AおよびC―ロース芯面積の対数曲線の寄与率は4品種ともにそれぞれ50%および80%以上であり, ロース芯面積の増加を推定する際に有効であると推察された。蓄積脂肪の日齢に対する発育様相は, 交雑種と純粋種との間に大きな差異が認められ, 特にLW種は他の品種と比較して著しい皮下脂肪厚の増加を示した。日齢に対する対数曲線の寄与率はAおよびC―皮下脂肪厚ともにW種およびLWD種を除いて60%以上の比較的高い値を示した。
  • 柴 伸弥, 原 慎一郎, 松崎 正敏, 常石 英作, 松岡 秀道, 眞田 康治
    1998 年 41 巻 p. 36-40
    発行日: 1998/08/01
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    高消化性を目的に育成された, ギニアグラス3系統 (九州6号, 7号および8号) について, ヤギを用いて消化性と嗜好性を調査し, 併せてギニアグラスのTDN含量簡易推定法について検討した。九州6号と九州7号は既存品種よりもNFE, 粗繊維の消化性に優れ, TDN含量が高く, 嗜好性も優れることが示された。九州8号は, TDN含量でナツカゼおよびナツユタカと同等であり, 嗜好性はガットンおよびグリーンパニックと同等であった。また, ギニアグラスのTDN含量簡易推定法はADFを用いた単回帰式による推定法が妥当と推察された。
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