西日本畜産学会報
Online ISSN : 1884-6394
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50 巻
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  • 山尾 春行
    2007 年 50 巻 p. 1-5
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 岩元 久雄
    2007 年 50 巻 p. 7-13
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 古賀 康弘
    2007 年 50 巻 p. 15-20
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 深川 聡
    2007 年 50 巻 p. 21-28
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 猪野 敬一郎, 稲田 司, 野中 敏道
    2007 年 50 巻 p. 29-34
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    泌乳中後期のホルスタイン種泌乳牛4頭を用い, TMR中のトウモロコシを粗粉砕したトウモロコシ (CGC) で給与した区と, 微粉砕したトウモロコシ (FGC) で給与した区の2区を設け, トウモロコシの粉砕粒度の違いが暑熱期の乳牛の泌乳成績および第1胃内性状に及ぼす影響について検討した.試験期間は2002年の6月から開始し, 馴致期間7日間ののち, 1期7日間3期としたスイッチバック法により実施した.その結果, 乾物摂取量, 乳量, 乳脂補正乳量は供試された飼料間で差が認められなかったが, 乳脂率はCGC給与区が, 乳蛋白質率はFGC給与区が, それぞれ高い傾向を示した.また, 第1胃内酢酸・プロピオン酸比はFGC区が有意に低かった.これらの結果は, 暑熱期の乳成分管理における, TMR中トウモロコシ粉砕粒度選択の重要性を示唆している.
  • 吉元 哲兵, 仲村 敏, 渡慶 次功, 仲田 正, 建本 秀樹
    2007 年 50 巻 p. 35-42
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    希少な琉球在来豚アグーの効率的増殖には, 良好な精子を常時供給できる凍結保存技術の確立が不可欠である.そこで, 本研究では, 一般的にブタ精子の低温障害に対する抵抗性の向上に関わるとされる冷却処理前の室温放置が, 凍結融解アグー精子の性状 (細胞膜障害, 先体のタンパク質分解酵素活性, 精子運動性ならびに精子受精能力) に影響を及ぼすか否かを検討した.アグー4頭とランドレース2頭から射出精液を採取し, 直ちに精漿を取り除きBTSに懸濁した精子を0, 1および2時間室温で放置した後, 凍結用希釈液による錠剤化凍結処理を行った.その結果, 室温放置時間を設けず凍結したアグー精子では, 融解後の先体タンパク質分解酵素活性, 運動精子率, 活性化型前進運動精子率さらには体外受精による精子侵入率が室温放置を行った精子に比べて有意に高値を示し, 逆に細胞膜障害性を示す精子は有意に減少した.一方, ランドレース精子では, 室温放置時間の違いがアグー精子ほど凍結融解後の精子性状に影響を及ぼすことはなかった.したがって, ランドレース精子とは異なりアグー精子の凍結保存時には, 採精後, 速やかに冷却・凍結処理を開始する方法が有効であると結論された.
  • 平川 宗隆, 砂川 勝徳, 新城 明久
    2007 年 50 巻 p. 43-50
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/12/08
    ジャーナル フリー
    日本ザーネン種が沖縄県に導入されて以来80年以上経過している.そこで, 沖縄肉用ヤギ11集団の4外部形質から表現型頻度と遺伝子頻度を求め, 沖縄肉用ヤギへの日本ザーネン種由来の遺伝子の移入率および外部形質における淘汰について集団遺伝学的に検討した.調査したヤギは5カ月齢以上の雌雄合計1, 338頭であった.調査は沖縄県下10島の11集団について, 2005年9月から2006年11月までの間におこなった.その結果, 沖縄肉用ヤギの外部形質に関する遺伝子頻度は, 有色qi=0.377, 肉髪なしqw=0.860, 有角qp=0.781であり, 毛髯と副乳頭の出現割合はそれぞれ65%と16%と推定された.これらの4形質について, 島別の沖縄肉用ヤギ集団への日本ザーネン種の移入率を推定すると, 形質間で移入率の違いはあるが, 平均すると伊平屋島は50%, 与那国島は52%と低かったのに比し, 宮古島は91%, 沖縄島北部は89%, 沖縄島中南部は77%と高かった.沖縄全体では平均69%となった.島間にはザーネン種の移入率に差が認められ, 2極化が進んでいることが示唆された.また, 毛色, 肉髯, 角および副乳頭の4形質に自然および人為の淘汰が働いているか否かを分析した結果, 有角 (p) および副乳頭なしの遺伝子において淘汰に対して有利であることが示唆された.
  • 玉城 政信, 岩崎 義史, 島袋 宏俊, 小尾 岳士
    2007 年 50 巻 p. 51-55
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    亜熱帯地域に属する沖縄での乳牛飼養において, 暖地型イネ科牧草を活用した飼料給与体系を確立するために, パンゴラグラス品種トランスバーラ (Digitaria eriantha Steud.cv.Transvala: トランスバーラ) 乾草を用いた混合飼料 (Tra区) と輸入エンバク乾草を用いた混合飼料 (Oat区) を給与し, 泌乳性に及ぼす影響を比較検討した.両混合飼料とも飼料構成 (配合割合) は乾物ベースで約60%を自家配合飼料, 残り40%を粗飼料として, 粗飼料のうち約65%をトランスバーラあるいはエンバクとし, 残りをアルファルファ乾草とした.Tra区の可消化養分総量 (TDN) は73.0%, 粗タンパク質 (CP) は18.2%, 中性デタージェント繊維 (NDF) は39.0%で, Oat区ではそれぞれ72.0%, 15.8%, 35.6%であった.試験はホルスタイン種搾乳牛8頭を用いて, 1期2週間のクロスオーバー法によった.
    その結果, Tra区はOat区に比べて乳生産量, 乳脂率, 乳タンパク質率および体重などには有意な差は認められなかったが, 乾物摂取量は有意に少なく, 血中尿素態窒素, 乳中尿素態窒素 (MUN) は有意に高かった.これらのことから, トランスバーラはそのNDFおよびCP割合を考慮することにより, 輸入エンバクに代わりうると考えられた.
  • 神谷 裕子, 神谷 充, 田中 正仁
    2007 年 50 巻 p. 57-62
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    高温環境下において乾乳後期乳牛を11頭供試して, 栄養充足率が血液成分に及ぼす影響を検討するために, 分娩9日前に採血を行った.可消化養分総量 (TDN) 充足率と血漿中NEFA濃度との間には負の相関 (P<0.01) が認められた.粗蛋白質 (CP) 充足率と血漿中必須アミノ酸 (P<0.01) , 非必須アミノ酸 (P<0.05) および総アミノ酸濃度 (P<0.01) との間に正の相関がそれぞれ認められた.CP充足率と血漿中総タンパク質, アルブミンおよび3-メチルヒスチジン濃度との間には明らかな関係は認められなかった.カルシウム (Ca) およびリン (P) 充足率と血漿中Ca濃度との間に正の相関 (P<0.01) が認められた.Ca充足率と骨形成指標である血漿中オステオカルシン濃度との間に正の相関 (P<0.05) が認められたが, 骨吸収指標である尿中デオキシピリジノリン排泄量との間に相関は認められなかった.以上より, 高温環境下の乾乳後期乳牛において, 栄養充足率の低下により, 血漿中アミノ酸濃度およびCa濃度の低下, 体脂肪動員の増加および骨形成作用の低下が認められた.
  • 坂井 隆宏, 安田 みどり, 武富 和美, 大曲 秀明, 河原 弘文, 宮崎 秀雄, 式町 秀明
    2007 年 50 巻 p. 63-69
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    製茶加工残さ給与が肥育豚の枝肉と肉質に与える効果について検討した.ランドレース去勢豚産子を製茶加工残さを市販飼料に2%混合して給与する茶残さ区と対照区に6頭ずつ振り分け, 各区の平均体重が約65kgを超えた時点で試験を開始し, 110kg以上に到達した時点でと畜を行った.増体量や枝肉重量で有意な差は見られなかったが, 背脂肪は試験区で有意に薄くなった.背脂肪中のビタミンEは茶残さ区で0.45mg/100g, 対照区で0.32mg/100gとなり, 茶残さ区で有意に高い値が得られた.さらに, 冷蔵中における背脂肪の過酸化脂質の増加が茶残さ区で抑制された.ロースの官能検査を行った結果, 試験区間に有意な差は見られなかった.以上の結果から製茶加工残さを肥育後期に飼料の2%程度添加して給与することによって豚の発育や食味に悪影響を与えることなく枝肉成績や肉質, 保存性を向上させることができることが示された.
  • 東 和彦, 大山 敏, 坂東島 直人, 石田 孝史, 原田 宏
    2007 年 50 巻 p. 71-76
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    黒毛和種種雄牛候補牛の若齢時における枝肉形質関連部位の超音波測定値および産肉能力直接検定, 現場後代検定の成績を用いて, 種雄牛候補牛の総合選抜指標について検討した.種雄牛候補牛については宮崎県家畜改良事業団において直接検定を終了した432頭の雄牛を用い, 第7胸椎部の胸最長筋横断面積 (MLTA) , バラ厚 (RT) , 皮下脂肪厚 (SFT) , 筋問脂肪厚 (IMFT) , 脂肪交雑 (MS) , 第13胸椎部の胸最長筋横断面積 (MLTA13) を取り上げ, 単形質アニマルモデルによって遺伝率の推定を行った.直接検定終了時における超音波測定値の遺伝率はMLTA, MLTA13, RT, SFT, IMFTおよびMSでそれぞれ0.07, 0.03, 0.11, 0.36, 0.14および0.35であった.また, 種雄牛候補牛25頭の超音波測定値およびその育種価推定値は, MLTA, MLTA13, RTおよびSFTにおいて, それらの後代検定牛342頭の枝肉格付成績と有意な相関関係が認められ, 正の相関係数が得られた.後代検定牛のMLTAおよびRTを従属変数, 種雄牛候補牛の枝肉形質測定値を独立変数とした重回帰分析では, 49.7%と63.9%の中程度の寄与率が得られ, それぞれに対応する形質が最も高い標準偏回帰係数で取り上げられた.
  • 原田 宏, 横山 寛二, 佐藤 水咲, 渡邉 正良, 石田 孝史
    2007 年 50 巻 p. 77-81
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    バークシャー種種雄豚25頭を205頭の母豚に交配して生産された後代豚796頭 (去勢豚: 203頭, 雌豚: 593頭) を用い, 生体において超音波測定を行い得られた測定値である, ロース芯面積, 背脂肪厚および筋問脂肪厚を分析対象形質とし, 後代検定の有効性に関する研究を行った.
    種雄豚の効果は, すべての形質に対し有意 (P<0.01) 性が認められた.枝肉形質の遺伝率はREAが0.33, SFTが0.37, SFT-1が0.40, SFT-2が0.17, IMFTが0.27であった.季節の効果は, IMFTを除くすべての形質において1%水準で有意性が認められ, 性の効果は, すべての形質に対し有意 (P<0.01) 性が認められた.季節と性の交互作用の効果はSFT-1とIMFTに対して有意 (P<0.05) 性が認められた.また, 半きょうだいの去勢豚および雌豚のREA間において0.44の偏相関係数が認められ, 雌豚のREAと去勢豚のSFTおよびSFT-2間に負の相関係数が認められた.
  • 飛佐 学, 中野 豊, 古澤 弘敏, 梶原 良徳, 安河内 幸一, 道端 奈穂子, 望月 俊宏, 岡野 香, 名田 陽一, 下條 雅敬, 増 ...
    2007 年 50 巻 p. 83-89
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    飼料イネ (Tetep) と暖地型マメ科牧草ファジービーン (以下Pb) との混合がサイレージの発酵品質ならびに乳牛における生産性に及ぼす影響について検討した.Tetepサイレージは乾物率が高く, 有機酸の生成が少ないが良質なサイレージとなり, Tetep・Pbサイレージは乾物率が低く, 全窒素に対する揮発性塩基態窒素比率 (VBN/TN) が高く, V-SCOREの低いサイレージとなった.Pbの可消化養分総量 (TDN) および粗蛋白質 (CP) はTetepより高いため (TDN; 65.0%, CP; 15.0%) , Tetep・PbサイレージのTDNおよびCPはTetepサイレージより高い値となった.Tetep・Pb給与区の平均乳量は対照区 (イタリアンライグラスサイレージ給与) と同様であるが, 乳脂肪含有率は, Tetep給与区で高く, Tetep・Pb給与区が対照区よりやや低い傾向となった。また, 乳蛋白および無脂固形分 (SNF) 含有率はTetep・Pb給与区がTetep給与区より高く, いずれも対照区よりやや高い値を示した.血液性状については, 総蛋白, 総コレステロール, 尿素窒素およびグルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ (GOT) においてTetep・Pb給与区が対照区よりやや高い値を示したが, 臨床上問題となるような値ではなかった.ルーメン液性状については, 酢酸における総VFA中のモル比率はTetep・Pb給与区が対照区よりやや低い値を示したが, 酪酸および吉草酸における総VFA中のモル比率はTetep給与区およびTetep・Pb給与区が対照区よりやや高い値を示した.アンモニア態窒素濃度についてはTetep・Pb給与区が対照区より有意に高い値を示した.
  • ―牛群検定データからの検討―
    横山 学
    2007 年 50 巻 p. 91-97
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    泌乳牛の繁殖成績向上への知見を得るため, 1999~2005年における福岡県の牛群検定データを解析した.泌乳成績および体重は増加, 繁殖成績は低下傾向にあり, 濃厚飼料によるTDNおよびCP充足率は低下傾向にあった.分娩間隔は, 体重, 乳蛋白質率および無脂固形分率と相関が (P<0.05) , 空胎日数は, 体重との問に0.899, 乳脂率との間に0.928, 無脂固形分率との問に0.889の相関係数が得られ (P<0.01) , 乾物要求量 (P<0.01) , TDNおよびCP要求量 (P<0.05) , 濃厚飼料によるTDNおよびCP充足率 (P<0.05) との間にも有意な相関が見られた.分娩後初回授精日数は, 体重 (P<0.05) , 乳脂率 (P<0.05) , 乳蛋白質率および無脂固形分率 (P<0.01) との間に有意な相関が認められた.以上より, 繁殖成績を向上させるには, 高泌乳牛に対応した飼養管理が重要と考えられた.
  • アスマ スルタナ, モハマド アブジャフォルベパリ, アム ニアズッディン, ハルーヌル ラシッド, モハマド ムジャッファル ホサイン, ...
    2007 年 50 巻 p. 99-105
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    バングラディシュの主要な畜肉であるブラックベンガルヤギ肉の肉質に及ぼす抗凍結剤および凍結時間の影響について検討した.本研究では次の5つの処理区を設けた: ブロック肉 (試料A) , ミンチ肉 (試料B, 対照区) , 4%ショ糖および0.3%ポリリン酸塩を添加したミンチ肉 (試料C) , 4%ソルビトールおよび0.3%ポリリン酸塩を添加したミンチ肉 (試料D) および4%ショ糖, 4%ソルビトールおよび0.3%ポリリン酸塩を添加したミンチ肉 (試料E) .各試料を-20℃で80日間貯蔵し, 20日ごとに各種分析を行った.結果, すべての処理試料において, 一般成分 (水分, タンパク質, 脂質, 灰分等) は貯蔵期間の経過とともに次第に減少した.官能検査に関しては有意な差はなかった.pHは貯蔵開始直後低下したが, 貯蔵期間が進むにつれ増加した.タンパク態量および滲出水分量は貯蔵期間が長くなるにつれ有意に増加したが, タンパク可溶化率は有意に減少した.全体として試料Eの肉質が最も良く, D, C, AそしてBと続いた.ヤギ肉の冷凍保存では, ソルビトールとショ糖の組み合わせが抗凍結剤としてベストであることがわかった.
  • 原田 宏, 佐藤 水咲, 横山 寛二, 渡邉 正良, 石田 孝史
    2007 年 50 巻 p. 107-111
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    超音波測定を行った, 二代祖まで確認できるバークシャー種の雌659頭を用いて, 育成豚の選抜に用いるための枝肉形質超音波測定値に影響している父系統の遺伝要因および環境要因について検討した.種雄豚を変量モデルとして分析を行った結果, 種雄豚の効果はすべての形質に対して有意性 (P<0.01) が認められた.枝肉形質の遺伝率は約0.5以上であり, 比較的高く推定された.また, 枝肉形質超音波測定値の最大値と最小値の差は大きく, 父を母数効果とした場合よりも, 父と母方祖父を組み合わせたモデルでより大きくなった.以上のことは, バークシャー種育成豚雌における枝肉形質の遺伝的改良が可能であることを示すとともに, 母方祖父をモデルに組み込むことによって, より大きな遺伝的改良量を得ることができる可能性を示唆している.
  • 原田 宏, 沖永 紀子, 坂東島 直人, 東 和彦, 清野 滋美, 石田 孝史
    2007 年 50 巻 p. 113-117
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    2001年に産肉能力検定直接法において飼料給与法が粗飼料多給に改正された.このことは, 枝肉形質の発育にも影響があると考えられ, 超音波測定を行い以前の発育様相との差について検討した.供試牛として, 1990年4月から2006年6月にかけて, 直接検定に合格し20ヵ月齢時まで繁養された242頭の黒毛和種雄牛を用いた.
    一日平均増体量 (DG) は飼料給与法の違いによる変化はみられなかったが, 飼料効率では年次による変化がみられた.第7および13胸椎部の胸最長筋横断面積 (7および13-MLTA) は年次間で有意な差はなかった.バラ厚 (RT) は給与法が改正された後に, 薄くなることが認められた.脂肪交雑 (MS) の検定期間中の発育様相は, 年次間による差はみられなかった.皮下脂肪厚 (SFT) および筋間脂肪厚 (IMFT) では, 検定期間中の値は給与法の改正に伴って薄くなり, 検定終了後の値では給与法の影響がさらに大きくなった.
  • 常石 英作, 小林 直彦, 丸山 新, 松橋 珠子, 折戸 秀樹, 神谷 充
    2007 年 50 巻 p. 119-120
    発行日: 2007/07/31
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
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