La mer
Online ISSN : 2434-2882
Print ISSN : 0503-1540
57 巻 , 1-2 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 宍戸 太郎, 青木 茂, 金子 誠也, 佐野 光彦
    2019 年 57 巻 1-2 号 p. 1-23
    発行日: 2019年
    公開日: 2021/05/19
    ジャーナル オープンアクセス
    Daytime seine net sampling was conducted on three artificial sandy beaches(Inage, Kemigawa and Makuhari)formed on reclaimed land at Mihama, Chiba Prefecture, central Ja- pan, in September and November 2017, and May and July 2018. A total of 1091 individual fishes, representing 19 families and 23 species, were collected throughout the study period. Five species (Lateolabrax japonicus, Platichthys bicoloratus, Konosirus punctatus, Hypoatherina valenciennei and Plecoglossus altivelis altivelis)were dominant, accounting for 87. 4% of all individuals. Al- most all of the species collected were represented only by juveniles, suggesting that the artificial sandy beaches were used as an important juvenile habitat by a variety of fishes. Although no differences in total numbers of fish species and individuals, and species composition were found among the three beaches, the mean standard length of fish pooled for each species tended to be smaller on Kemigawa Beach than the other two beaches. This difference may be due to the pro- tected aspect of the former beach, resulting in relatively low wave activity, due to the construction of inwardly-curved groins on either side of the beach.
  • David E. ANGMALISANG, 池上 誠一郎, 河野 博
    2019 年 57 巻 1-2 号 p. 25-42
    発行日: 2019年
    公開日: 2021/05/19
    ジャーナル オープンアクセス
    東京湾奥のシロギスを稚魚ネット(多摩川河口の沖合で 2006 年 1 月から 2008 年 5 月まで)と地曳網(多摩川河口周辺の干潟 3 地点で 2006 年 5 月から2009 年 9 月まで)で採集し,成長にともなう出現様式を明らかにした 。さらにこれらの標本から 111 個体 (1本長 2.0-21.1 mm) を透明骨格標本にして,主に骨格系の発達に碁づく機能的発育を明らかにした。沖合では30個体(体長 2.0-8.5 mm, 平均土標準偏差= 4.6 土 1.6 mm) の仔魚が,干潟では232 個体(休長 6.1-49.3 mm, 15.7 土 5.6 mm) の仔稚魚が採集さ れた。遊泳と摂餌形質の発達にもとづいてシロギス仔稚魚はそれぞれ 5 つと 4 つの発育段階に区分さ れた。体長 3 mmになると遊泳と摂餌に関する形質が出現しはじめ,ごく弱い遊泳力で,あるいは流れに乗って受動的に接岸回遊をすると考えられた。体長6.0-8.9mm の個体は,沖合でも干潟でも出現した。その後体長9 mmくらいか ら干潟域での出現個体数が増えはじめ,ピークになる体長15 mm くらいには遊泳・摂餌能力も機能的になっ た。体長15mm よりも大きい稚魚の個体数は減少し,体長30 mm を超えるとほとんど採集さ れなくなる。体長30 mm以上になると,シロギスの稚魚は東京湾内湾のより深い場所に移動すると考えられた。
  • Donna M. GUARTE, Liezel C. PARABOLES, 木下 泉
    2019 年 57 巻 1-2 号 p. 43-50
    発行日: 2019年
    公開日: 2021/05/19
    ジャーナル オープンアクセス
    2002年5月から2018年5月にかけて土佐湾周辺海域で採集されたソウダガツオ属仔魚は主に尾柄部の色素様式によって2タイプ(A,B)に識別できた.すなわち,タイプAは尾柄部中央線に沿っ た色素列を全仔魚期通じて有するが,タイプBには全く見られなかった.屈曲仔魚期までは,各部位の体長比は両タイプ間でほとんど差がみられなかった.ところが,後屈曲仔魚期以降,タイプAの方がタイプBよりも,有意に頭部は大きく,口は大きく,肛門—臀鰭起部長は短く,体高は高かった.すなわち,A/Bの平均体長比 (% )は,頭長で36.8/34.8,上顎長で24.1/21.5,肛門—臀鰭起部長で17.7/19.0,体高で27.8/25.9であった.これら計測形質の違いは,本属仔魚期を通じて,尾柄中央線上の色素列が有効形質であることを示している.調査期間中の採集尾数を比べると,タイプB (795尾)の方がタイプA(21尾)よりも圧倒的に多かった.このことと土佐湾での漁獲量の違い(マルソウダ>ヒラソウダ)および成魚での体高の違い(マルソウダくヒラソウダ)から考えると,タイプAはヒラソウダ,タイプBはマルソウダのそれぞれの仔魚である可能性が高い.
  • 田上 英明, 青山 高幸, 小松 輝久, Sandrine RUITTON, Sebastián Biton PORSMOGUER, Fan ...
    2019 年 57 巻 1-2 号 p. 51-56
    発行日: 2019年
    公開日: 2021/05/19
    ジャーナル オープンアクセス
    2007-2008年の夏季に長野県木崎湖に生息するコクチバスの摂餌などに伴って起こる突進動作を小型加速度データロガーを用いて計測した。供試魚7 個体の合計 220.7時間(昼 130.4 時間, 夜 90.4 時間)の加速度データから 1 時間当たり平均 0.7 土 0.3 回(最大 1.1 回/時間, 最少 0.4 回/時間)の突進動作を計測することができた。すべての供試魚で昼夜ともに突進動作が計測され, 昼の方が夜よりも 1 時間当たりの突進回数が多かったのは,4 個体だった。また, 2 個体で昼に突進動作の平均深度が,夜よりも有意に深かった。
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