La mer
Online ISSN : 2434-2882
Print ISSN : 0503-1540
58 巻 , 1-2 号
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  • 柴田 玲奈, 荒川 久幸
    2020 年 58 巻 1-2 号 p. 1-16
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    ジャーナル オープンアクセス
    Previous studies have reported that the use of light is effective for fishing, and specific wavelength light and aquarium colors are effe ctive for control maturity, growth and survival of fish. Thus, the use of light in fishing and aquaculture has a long history. In the current study, we reviewed previous findings regarding the relationship between fish visual function, the ocean light environment, and responses of fish to light. We examined the effects and problems associat­ ed with the impacts of artificial light on fish behavior. The findings highlight the importance of understanding the ecology of adult fish during development from larvae, as well as visual func­ tion, behavioral responses to light, and physiological responses of fish at each developmental stage. Clarifying these issues is necessary for elucidating the most effective light conditions for fishery, seed production and aquaculture.
  • Huang JIANXI, 溝端 浩平, 北出 裕二郎
    2020 年 58 巻 1-2 号 p. 17-33
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    ジャーナル オープンアクセス
    松島湾の海水交換を調べるため,宮城県が取得した水温・塩分データ,セナアンドバーンズ社により提供された水温モニタリングデータを解析した。その結果,松島湾内外の海面水温の差が初夏と晩夏に大きくなるのに対し盛夏に小さくなるというような温暖期に2 つのピークをもつことが分かった。数日周期の水温変動は,初夏から秋にかけて卓越する北西・南東成分の風と良い相関があり,北西からの風の約2 日後に松島湾内の温度が低下することが示された。これらの機構を明らかにするため,観測された大気データを用いてRegional OceanModeling system(ROMS)により再現実験を行った。春から秋にかけての水温変化を再現したところ,風により数日かけて松島湾の海水が交換され,湾内外の海面水温の差が変化することが分かった。モデルでは,南東向きの風が吹いた後,湾内に温度躍層が形成されて内部潮汐が発生することが示されたが,同様の特徴がモニタリングデータにも認められた。これらのことは風により海水交換が引き起こされていることを裏付けた。
  • 藤原 俊司, 木下 泉
    2020 年 58 巻 1-2 号 p. 35-38
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/05/19
    ジャーナル オープンアクセス
    1984 年に4 海域(北カリフォルニア,アラスカ湾,ベーリング海,アリューシャン海域)で収集されたギンダラの耳石(扁平石)を用いて耳石横断面年齢査定法で年齢査定を行い,耳石半径および耳石厚を計測した。耳石比(耳石半径/ 耳石厚)と年齢は,4 海域全てにおいて,直線関係にあった。そのうちの3 海域(アラスカ湾,ベーリング海,アリューシャン海域)の耳石比―年齢関係には統計的に有意な差が検出されなかった。しかし,北カリフォルニアの耳石比―年齢関係は,他の三海域におけるものと統計的有意差が検出された。このことは、これまでの標識放流の研究結果から得られた仮説(=ギンダラには、これらの海域で少なくとも2 つの系群がある)と符合している。耳石の計測値はギンダラの資源構造の解析に役立つと考えられる。今後,詳細な耳石形態学的分析をすることで,ギンダラの資源構造がより明確にできるであろう。
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