名古屋文理短期大学紀要
Online ISSN : 2433-6548
Print ISSN : 0914-6474
27 巻
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  • 原稿種別: 表紙
    2003 年 27 巻 p. Cover1-
    発行日: 2003/05/29
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2003 年 27 巻 p. Cover2-
    発行日: 2003/05/29
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 田中 正
    原稿種別: 本文
    2003 年 27 巻 p. 1-4
    発行日: 2003/05/29
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    青年期男子における親の養育態度と自我同一性の関係を探る.親の養育態度は,辻󠄀岡美延の親子関係診断尺度EICAで,自我同一性はRasmussenの自我同一性尺度EISの日本語訳を用い,男子大学生90名に実施.結果として,両親の養育態度が自律的な男子は統制的なもとにある者よりも自我同一性が高く,受容的な男子は拒否的なもとにある者よりも自我同一性が高いこと,中でも受容的な養育態度との関係が強いこと,母の養育態度と自我同一性の関係についてもほぼ同様の結果であるが,母との関係では統制的か否かと自我同一性の関係が受容的な態度との関係よりも強いこと,他方父との間にはほとんど関係がないこと,親の養育態度の一致につては,両親がともに受容的か自律的かで一致している場合に自我同一性が高く,拒否的か統制的で一致している場合が低いこと,不一致でも父が統制的で母が自律的な場合には高いことが分かった.
  • 小林 成隆
    原稿種別: 本文
    2003 年 27 巻 p. 5-12
    発行日: 2003/05/29
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    児童虐待の防止等に関する法律は,平成12年11月20日から施行されたが,施行後3年を目途として検討が加えられ,必要な措置が講じられるとされている。そこで本稿ではこの改正を行う際に考慮すべき留意点をいくつか提言することを目的とする。少子高齢社会の進行しているわが国においては,家庭における高齢者介護能力と子育て能力とが著しく低下し,介護と子育てとが重要な問題になってきた。そのうち児童虐待は,子育て機能の低下した一般家庭において,保護者が児童を養育する過程で生じる子育ての困難性に基づく育児トラブルをその本質としている。したがって児童虐待は,ごく普通の一般家庭における子育ての困難さの中から日常的に起こりうることがらであるといえよう。この故に児童虐待防止のためには,虐待発生後の児童に対応することを主とした現行施策から,児童と保護者をともに対象として予防及び治療を行う方向に施策を転換することによって子育て支援を強化し,児童虐待の発生しない家庭をつくることが必要である。本論文はそのために必要な法律改正に当たっての提言と具体的な施策として社会保険方式による「子育て保険(仮称)」の創設を提唱する。この新しい子育て支援の制度によって子育ての社会化をはかり,児童虐待の防止を図るものである。
  • 加藤 國太郎
    原稿種別: 本文
    2003 年 27 巻 p. 13-21
    発行日: 2003/05/29
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    モバイルコミュニケーションは携帯電話やPHSなどの通信・情報機器を使って,日常的なコミュニケーションになってきた.従来のコミュニケーション手段にはない利便性を持っており,新しいネットワークを形成するなど,コミュニケーション行動を変えるインパクトを持っている.学生が携帯電話を駆使して,情報の発信・受信・収集をしている実態,携帯電話利用上のメリット,デメリットの実態を調査することをねらいとして,「携帯電話に関するアンケート調査」を実施した.携帯電話利用が対人関係に及ぼす影響,意思伝達力との関わり,モラルとマナー,IT社会最大の脅威であるコンピュータウイルスヘの防御等について,学生の意識を検証,分析することによって,情報の基礎能力を身に付けさせる情報教育の内容について考察する.
  • 芳本 信子, 村上 洋子, 菅沼 大行, 稲熊 隆博, 永田 豊, 宮地 栄一
    原稿種別: 本文
    2003 年 27 巻 p. 23-28
    発行日: 2003/05/29
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    抗酸化能が認められているリコピンをMndマウスに経口投与して発育に伴う中枢神経組織内のSODおよびCO活性の変動を測定した.そして,非Mnd対照マウスの測定結果と対応させながら,Mndマウスにおける運動傷害の原因因子の検討を行った.1.遺伝的神経変性疾患モデル動物であるMndマウスの脳および脊髄組織内SOD活性値は,発育に伴い徐々に減少したが,リコピンを経口投与したMndマウスは,酵素活性の回復傾向がみられた.これは,抗酸化能が認められているリコピンが,Mndマウス脳の成長段階で産生される細胞毒性の酸素フリーラジカルを消去することが示唆された.2.Mndマウス大脳皮質組織内で,好気的エネルギー産生に関与するCO活性はマウスの発育にともなって次第に減少したが,リコピンを連続経口投与することによって細胞傷害性のO2-基を中和して,正常なエネルギー産生代謝の回復が認められた.従って,神経変性が持続的に進行するMndマウスの中枢神経組織内では,リコピンの連続投与は細胞毒性を示す活性酸素基を消去する抗酸化作用を助けて,エネルギー産生代謝系に作用して神経変性の進行を阻害し,症状の発現を遅延させる効果を有することが確認された.
  • 竹中 晃子, 野路 公子, 竹中 修
    原稿種別: 本文
    2003 年 27 巻 p. 29-33
    発行日: 2003/05/29
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    高コレステロール血症は動脈硬化を引き起こし,心筋梗塞や脳梗塞の原因となる.家族性高コレステロール血症はLDLレセプター遺伝子の変異に起因することが明らかにされたが,遺伝子変異を有する患者への食事指導は今後重要な課題となる.実験動物としてはWHHLうさぎがよく用いられているが,ヒトにより近い霊長類の遺伝子変異が見いだされれば実験動物として利用価値が高いと考えられる.したがって,マカカ属サルのLDLレセプター遺伝子変異を見出すことを目的としてきた.しかし,エクソン4の領域の両端に設定したヒトの塩基配列に相当するプライマ―を用いてこの領域の増幅を試みたが,サルの塩基配列が異なるのか増幅できなかった.すでに化学合成していたサルのエクソン領域のプライマーを組み合わせて増幅することができたので,ベクターに組み込みクローニングを行い,延期配列を決定した.その結果イントロン4の5’側に設定していたヒトのプライマーとは4塩基がニホンザルでは異なり,特に,PCR法でDNAを増幅していく際の連結部位の2塩基の配列が異なっていたことが,増幅できなかった原因であると考えられた.さらに,ニホンザルのエクソン4の塩基配列も決定することができた.この領域は細胞表面に出ていてLDLと結合する重要な部位でありCysを含む繰り返し配列が存在しS-S結合により立体構造を維持している.エクソン4の381塩基のうち26塩基がヒトと異なっており,そのうちアミノ酸の置換を伴う変異が9つあり,6アミノ酸の置換は162から171の間に集中し,また荷電の変化を伴う置換が4つもあった.さらにプリン塩基とピリミジン塩基間の置換がこの中に5つもあった.
  • 後藤 千穂, 徳留 裕子
    原稿種別: 本文
    2003 年 27 巻 p. 35-40
    発行日: 2003/05/29
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    留学生から身体の不調をきくことが多い.その要因として生活習慣の違いや環境の変化に伴うストレス等が考えられる.本研究ではアイルランドのゴールウェイ市の留学生を対象に健康調査を行い,身体不調の実態と生活習慣の変化との関連について検討した.調査協力の得られた留学生は92名(男性24名,女性68名)で,平均年齢25.6歳,平均アイルランド滞在予定期間は13.3週であった.対象者の国籍は,スイス26.1%,日本23.9%,スペイン19.6%の順で多かった.また,滞在形式はホームステイが85.9%と最も多かった.生活習慣の変化をみたところ,飲酒量は「増えた」が42.0%であり,喫煙量は「減った」が37.0%であった.食事量は「増えた」が41.3%で,摂取が増えた食品として「多脂性食品」や「甘い食品」が多く,反対に摂取が減った食品は「野菜」「果物」であった.体調の変化は「悪くなった」が32.6%で,3人に1人が身体の不調を感じていた.また,これらの生活習慣の変化および身体の不調について,国籍・滞在日数による差はみられなかった.生活習慣のうち,身体活動量,飲酒量および食事量と体調の変化との関連をみた.その結果,食事量が「増えたまたは減った」群では,「変化なし」群に比べ,体調が悪くなっており,特に野菜の摂取量が「減った」群では有意に体調が悪くなっていた.また,生活習慣の変化と身体症状数との関連を検討したところ,食事量の「変化なし」群の方が,身体症状も少ないという結果が得られた.以上の結果より,身体の不調の原因として,生活習慣のうち,食事の量,特に野菜摂取の重要性が推察された.
  • 近藤 みゆき, 小田 良子, 徳留 裕子, 今枝 奈保美, 永谷 照男, 徳留 信寛
    原稿種別: 本文
    2003 年 27 巻 p. 41-44
    発行日: 2003/05/29
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    近年,食の洋風化や,精製食品・肉・乳製品の摂取が増加した.一方,穀類・いも類・豆類の摂取が減少した.その結果,1日の食物繊維摂取量は昭和30年代の20gレベルから現在の15g程度まで減少した.大腸がん,高脂血症,糖尿病といった生活習慣病と食物摂取は負の相関があることがわかっており,これらの疾病の増加が問題となっている.本調査では,30〜60歳代の栄養士(女子)を対象に7日間の食事調査を行い,食物繊維摂取量の摂取状況をとらえ,摂取源の食品(群)・栄養摂取状況との関連性について検討した.この結果,食物繊維の摂取量の多い者は,大豆製品類・野菜類・果物類の摂取が多く,栄養摂取量のバランスもよかった.また,個人の7日間の食物繊維摂取量の変動についても報告する.
  • 加藤 恵子, 池上 久子, 鶴原 香代子, 青山 昌二
    原稿種別: 本文
    2003 年 27 巻 p. 45-51
    発行日: 2003/05/29
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    現代社会はさまざまな今日的課題を含んでいる.その一つが高齢問題であるといえよう.「いかにうまく生きていけるか」というQOLの向上が重要である.高齢女性は特に平均寿命の長さ,核家族化等により一人暮らしの可能性が高くなっている.この研究は一人暮らしの高齢女性に着目し家族と同居の者と比較することによりその特長を掴もうとした.東京都東村山市の高齢女性455名を対象とした質問紙調査をもとに分析した.健康,体力,気力については意識が高く家族構成別特長はみられなかった.生活活動状況は全体的に良好であり,特に友人との語らいを好む者が非常に多く約9割であった.家族構成別にみると家族と同居の者では一人暮らしの者と比べ旅行によく行く,外食は楽しみ,スポーツ教室に入っているで上回っていたが有意差はみられなかった.生きがいを感じる時では家族と同居者のほうが家族団らんのとき,夫婦団らんのとき,仕事に打ち込んでいるとき,運動・スポーツに熱中しているときの項目で一人暮らしの者を上回っており有意差がみられた.一人暮らしの者は生活時間に余裕があり,家族という拘束もないため生活活動状況も積極的で生きがいを感じる時も多いのではないかと推察したが必ずしもそうではなかった.今回の調査では比較的元気な高齢者を対象に調査したことから全体的に意識が高かったがさらに巾を広げた調査を実施し実態をより明確に把握していきたいと思う.そしていかにうまく生きて行くことができるかをさらに探っていくことは急務である.
  • 松田 康子
    原稿種別: 本文
    2003 年 27 巻 p. 53-57
    発行日: 2003/05/29
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    ヘミングウェイの「老人と海」は人間の尊厳を謳いあげた作品である.ヘミングウェイは死に直面する生き方を描いてきたがここで死んでいくのは老人ではなくてマカジキであり,ヒーロー的な要素を持っているのもマカジキである.ヤングのいうヘミングウェイヒーローでもコードヒーローでもある老人に対してマカジキは完全なコードヒーローとして死に対する荘厳さを示している.また,老人を慕っている少年Manolinは老人に信念を持って自分の道を生きる力を与えてくれる明るい存在である.
  • 下田 隆信
    原稿種別: 本文
    2003 年 27 巻 p. 59-62
    発行日: 2003/05/29
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    ポリウレタンを常圧下と加圧下の各種条件で熱分解を行い,有効成分の回収を目的とした場合の生成物に対する反応諸条件の影響について検討した.常圧および加圧熱分解において,ガス状生成物の主成分は二酸化炭素と,低級炭化水素はメタン,プロピレンの生成が各条件とも特に多く認められたが,反応温度400℃,常圧法では1,3-ブタジエンの生成は多くなるが,加圧法では温度上昇とともに消失した.液状生成物については,常圧法の主成分はテトラヒドロフラン(以下THFと略記),シクロペンタノン,アニリン,p-トルイジンおよび1,4-ブタンジオールであった.加圧法では,THF,アニリンおよびp-トルイジンで,シクロペンタノンの生成は微量であり,1,4-ブタンジオールの生成は認められなかった.
  • 石井 貴子, 江上 いすず, 三浦 英雄, 村上 洋子, 後藤 千穂, 野路 公子, 小倉 れい
    原稿種別: 本文
    2003 年 27 巻 p. 63-71
    発行日: 2003/05/29
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    平成12年度より本学では,給食管理実習を1年次後期から2年次前期まで通年で行っている.この試みは,県内の2年過程の栄養士養成校でも希少と思われる.また授業は3時限連続(昼休みも授業に含む)で行われ,特に1年次では1クラスに3人の教員が担当し,特色ある授業を展開している.我々実習担当者は,栄養指導だけでなく大量調理も意欲的にこなす,即戦力となる栄養士をいかに養成するか.を目的の一つに掲げている.今回この特色ある授業を受講した学生の意識調査を行うことにより,どれだけ教育効果が得られるかを見極めるため,本学食物栄養学科及び栄養士科の1・2年次生各々654名を対象に,調査を行った.その結果1年次では,実習を楽しく行うことができ,さらに大量調理と小量調理の違いに興味を持った学生が多いことが分かった.2年次では実習を継続して行うことにより,調理技術が上手になり,体もよく動き,さらに,現代学生気質として低めの傾向にあると思われる,積極性,協調性,忍耐力についても意識の向上が見られ,教育効果が上がっていることが確認された.しかし,食事作りに対する意欲や食糧事情に関する興味については,学生の意識が低いこともあわせて確認された.また,1・2年次ともに肉体的に「疲れた」という意識が非常に高く,今後は疲労度改善の方策をたてる必要性があることが示唆された.
  • 原稿種別: 付録等
    2003 年 27 巻 p. App1-
    発行日: 2003/05/29
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2003 年 27 巻 p. Cover3-
    発行日: 2003/05/29
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2003 年 27 巻 p. Cover4-
    発行日: 2003/05/29
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
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