チタン合金の中で最も被削性が悪いといわれているβ型チタン合金を,熱処理によって機械的性質を変化させることにより,工具側からではなく材料側から被削性を大きく改善できることを明らかにした。被削性を向上させる有効な方法は,チタンの組織をβ型チタン合金の特徴であるβ単相ではなく,熱処理によってα相を析出させ,引張強さをできるかぎり小さくすることである。
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