マグネシウム粉末とアルミナ粉末の混合粉末を利用したガス窒化法により,アルミニウムの窒化処理を行った。窒化後に形成された窒化アルミニウム皮膜の構造を調査した。2層構造の窒化膜が形成され,皮膜硬さは段階的に変化し,最表面の皮膜の方が基材側の皮膜より硬かった。最表層の皮膜はAlN,Al2O3およびMgの複合組織であり,基材側の皮膜はAlNとAlの複合組織であった。また,AlN皮膜とAl基材との界面には,微細なMgAl2O4,MgOの生成が確認された。
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