コンタクトスクリーンの基本的な濃度分布特性として二次元正弦波パターンを仮定し, これと網撮り用リスフィルム, 密着反転用リスフィルムの各特性とを組み合わせてコンピュータ計算によって網目写真の調子再現特性, 網点の濃度分布, 網目写真の平均透過率と有効網点面積率との関係, などを調べた。
コンタクトスクリーンの種類の変化については, 再現濃度域, 網点の形状 (スクエア, チェーン), 調子 (ネガ用, ポジ用), 線数の要因を考慮した計算式を採用した。
フィルムの特性としては, 真空吸看式プリンターを使ったステップタブレット密看撮影による特性曲線の直線部及び立上り部 (二次曲線近似) の特性を採用し, 更に現像による隣接効果を考慮した。
以上により, 実測データに対して非常に良く近似した計算結果を得た。
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