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梁 曽漢, 小宮山 純平, 大岩 秀和, 佐藤 一誠, 中川 裕志
セッションID: 2H1-4
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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多腕バンディット問題における戦略は、報酬に線形に比例する効用を最大化する目的のもとに設計されてきた。しかしながら、ユーザにとっての効用は報酬に線形に比例するとは限らない。本研究で提案する非線形な効用関数を最大化する戦略は、試行回数が少ない場合にリスク回避のために探索を増やし、報酬を安定化させることを可能とする。また、複数のデータセットにおいて従来戦略より良い性質が得られることを実験的に検証した。
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竹林 洋一, 上野 秀樹
セッションID: 2H3-NFC-04a-1
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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上野 秀樹, 山本 昇平, 石川 翔吾, 竹林 洋一
セッションID: 2H3-NFC-04a-2
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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高齢者のケア現場では、認知機能障害や精神症状が問題となることが多い。高齢者は身体疾患などのために複数の内服薬を服薬していることがあり、そうした内服薬によって認知機能障害や精神症状が生じることも多い。しかし、その評価には医学的な専門的知識が必要とされ、従来見逃されることも多かった。私たちは内服薬の影響を考慮した認知症コーパスを開発し、ケア現場での活用をめざしている。
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野中 裕子, 高橋 明秀, 林 佑樹, 中野 有紀子
セッションID: 2H3-NFC-04a-3
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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認知症高齢者の日々の生活を見守る上で,状態把握は不可欠である.本研究では,会話エージェントとの会話を通して,発話中の韻律情報や顔表情,特に頷き行動を解析し,これらの情報から,会話中の各話題についての反応性の良さを自動的に判定する手法を提案する.さらに,システムの解析結果を家族などの介護者にわかりやすく伝えるためのレポートシステムを提案する.
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谷田 泰郎, 徳見 理絵
セッションID: 2H3-NFC-04a-4
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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認知症の人は家族の存在や家族の心の変化に大きな影響を受ける.また,家族にとっても他の経験者や自分自身の心の変化を客観的に認識することで,自分自身と認知症の人の関係を再構築するきっかけになることもあるだろう.本稿では,通常は企業のマーケティングフレームとして活用している価値観モデルを使って認知症の人の家族の心の変化を測定する試みを紹介する.
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坂本 麻衣子
セッションID: 2H3-NFC-04a-5in
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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物忘れ外来を受診する患者は増加傾向にある。検査時間を短縮し、認知障害の早期発見を目標にタブレット型の認知検査を開発する。筆者はアメリカ(UCSD)で英語版を開発したが、認知障害を摘発する感度・特異度は100%・98%と高い。また、紙上のテストと比較し、タブレット型の方が親しみやすく, 大幅に検査時間短縮できることがわかった。日本語版の開発ではさらに、高齢者に受検し易くするため、問題文を工夫する。
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大武 美保子, ケンパー スーザン
セッションID: 2H4-NFC-04b-1
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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感覚機能や認知機能の、加齢に伴う特性の変化に関する研究が進んでいる。基礎研究で得られた知見に基づいて、高齢者の医療介護現場などで取り入れることができる、高齢者の特性に配慮したコミュニケーションの工夫が提案されている。本発表では、写真を用い時間を決めて現在の気持ちや考えを伝え合う会話支援手法、共想法について、高齢者の特性に配慮したコミュニケーションの観点から考察する。
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林 侑輝
セッションID: 2H4-NFC-04b-2
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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人間の認知機能の状態を測る上で、比較的簡単な仕組みを用い、かつユーザに心理的な負荷を与えないことは十分に配慮すべき点である。本論文では、ユーザが日常的に必要な行為(例えば、食料品の買い物) を簡単なコンピュータインタフェースのもとでオンラインで行っている間に、その行動を複数の観点から自動的かつ客観的に評価し、例えば、加齢に伴う認知機能の低下をユーザ自身で発見できるシステムを提案する。
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田中 宏季, サクリアニ サクティ, グラム ニュービック, 戸田 智基, 中村 哲
セッションID: 2H4-NFC-04b-3
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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自閉症スペクトラム障害とは、社会性とコミュニケーションに困難がある発達障害であり、言語と非言語の表出に影響を及ぼすと報告されている。特に他人とのインタラクションにおいて定型発達児と比較した際の特異性がこれまで報告されている。本研究では、自閉症児のコミュニケーション支援に向けた対話システムを開発するため、保護者とのインタラクションにおける発話応答時間と応答内容の分析を行った。
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徳見 理絵, 谷田 泰郎
セッションID: 2H4-NFC-04b-4
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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超高齢化社会において認知症が注目され、認知症の人に対する社会的な理解や医療・介護サービスはここ十数年で大きく進展している。しかし、認知症の人への影響がもっとも大きい家族に対する社会的な理解やケアが不足している。そこで、我々は正しい知識を届けるためのデザインが必要だと考え、まずは認知症の人の家族が抱える課題を理解するために、家族介護者の心の変化を定性調査を通じて探求する。
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石川 翔吾, 竹林 洋一
セッションID: 2H4-NFC-04b-5
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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行動観察の客観化手法であるマルチモーダル行動記述フレームワークを構築した.本発表では,本フレームワークに基づき,認知症の人の情動について分析した結果について述べる.
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田中 とも江, エーニン プインアウン, 神谷 直輝, 石川 翔吾
セッションID: 2H5-NFC-04c-1
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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生きる力を奪う拘束(身体/薬/言葉)が、ケア現場では大きな課題である.拘束の主要因となる排泄の問題に着目して、ケア現場における排泄ケアと拘束の関係性ついて示し、関係性を表現したネットワーク型知識映像コンテンツについて述べる.
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柴田 健一, 石川 翔吾, 松村 菜穂美, 井関 秀典, 玉井 顯, 上野 秀樹, 竹林 洋一
セッションID: 2H5-NFC-04c-2
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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認知症のケアには医療・看護・介護の方が携わっているため、多職種連携が課題となっている。本発表では認知症ケア高度化に向けて、認知症検査法を用いて様々な視点から認知症の人の状況を理解し、多職種間で認知症の人に関する情報を共有するマルチモーダル評価ツールについて述べる。
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菊池 拓也, 石川 翔吾, 本田 美和子, 盛 真知子, 尾藤 誠司, ジネスト イブ, 上野 秀樹, 竹林 洋一
セッションID: 2H5-NFC-04c-3
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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認知機能の低下を考慮しないケアが認知症の人の拒否的な言動を引き起こしていると考えられ、認知症ケアメソッドのユマニチュードによって、拒否的な言動の緩和が期待される。 本発表では、ユマニチュードの有効性評価を目指し、開発している映像を基にケアの効果を議論するカンファレンスツールを用いて、ユマニチュードのコミュニケーションを分析した結果を述べる。
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松村 菜穂美, 久保 長徳, 井関 秀典, 加藤 千穂, 寺川 悦子, 玉井 顯
セッションID: 2H5-NFC-04c-4
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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地域における認知症高齢者の支援には、まず認知症の症状の把握とその診断・治療・ケアへの道筋を立てる必要がある。今回、認知症疾患医療センターにおいて、日頃みられる高齢者の症状の把握方法である認知症行動観察方式(AOS)を活用し、認知症の診断・治療・生活指導についてIT化を図り、効率化と利便性を実現したので、今後の展望を含め、報告する。
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岡田 真, 竹内 和広, 橋本 喜代太
セッションID: 2I1-1
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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今日,ウェブ上のカスタマーレビューは重要な情報源として利用されているが,その有効活用において,レビューの筆者と読者との利用状況の相違点を考慮することは重要である.本研究では,利用状況を考慮したレビューのサポートベクトルマシンによる自動分類において,素性情報として評価文型を利用する有効性について調査を行った .
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下佐古 慎司, 若杉 徹
セッションID: 2I1-2
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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昨今製薬企業MRの営業活動は、訪問規制等で面談の時間や頻度も限られており、今まで 以上に適切な営業ターゲット選定が重要となっている。WEBにおける個人行動履歴と同様 に、調剤履歴に対してハイブリッド型レコメンドアルゴリズムを適用する事により、 自社製品(アイテムベース)、医療機関や医師(ユーザーベース)毎の顧客ターゲティング (レコメンド)を試みた。
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山田 奉子, 上田 洋, 村上 晴美, 岡 育生
セッションID: 2I1-3
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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数学関連の様々な情報がWeb上にあるが、数式は検索が容易ではない。複雑な構造の数式は文字に置き換えられず、一般の検索システムは使えない。現在、pdf形式やxml形式の数式については解析が進められているが、本研究はテキスト検索を用いて、Web上に多数存在する画像形式の数式を提示する点を特色とする。数式画像特有の素性等を用いて他の画像と区別し、入力したキーワードに関連した数式画像を提示するものである。
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宮崎 邦洋, 大知 正直, 松尾 豊
セッションID: 2I1-4
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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インターネット上には膨大な量のニュースが掲載されており,それらは企業の株価にも影響する.本研究では,日に大量に発行される大規模なコーパスと,分刻みの指数先物の価格データを使うことで,ニュースの先物価格に対する詳細な影響を分析した.分析では主成分分析で各ニュースをスコアリングし,先物の変動との相関をとった.その結果,影響度の大きい単体のニュースが実際の値動きに影響を与えていることがわかった.
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岩間 憲三
セッションID: 2I3-1
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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算数で使う言葉が持つ意味を,帰納的に獲得する仕組みを構築している.その仕組みは,いくつかの入力に共通することを,変手という形にして保持し,後にそれを活用する.変手を作る際および活用する際,変手(たとえば,”いくつ・・・”)に入る,それまでに作った変手を,ひとつの集まりに入れる.こうして作った集まり,例えば,”1頭”,”2頭”の集まりが,言葉の意味を,階層的に表すことを議論する.
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松崎 拓也, 岩根 秀直, 穴井 宏和, 新井 紀子
セッションID: 2I3-2
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトにおける数学問題の自動解答へ向けた取り組みについて報告する。開発中の解答システムは、問題文の論理表現を接点として、精密な言語理解と数式処理システムによる推論とを接合したものである。本稿では、大学入試過去問を用いたシステムの評価を通じ、言語理解・数式処理・両者の接合部の3つの部分における技術的課題を明らかにする。
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川添 愛, 宮尾 祐介, 松崎 拓也, 横野 光, 新井 紀子
セッションID: 2I3-3
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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人間は、ある出来事が成立したという情報から、他の出来事の成立・不成立を推論することができる。また、ある出来事が成り立たないということを、参加者の情報から推論することもできる。本研究では、人間がそのような推論に利用している知識を記述したイベントオントロジーを紹介し、東ロボプロジェクトの世界史問題への応用について議論する。
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狩野 芳伸
セッションID: 2I3-4
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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歴史系科目は「暗記」すれば解けそうだという印象がある。しかし、何を暗記すれば解けるのだろうか。そもそも、暗記するとはどういうことだろうか。我々は暗記をある種の構造化したテキスト把握と考え、これを基にセンター試験型の問題の自動解答器を構築し、代ゼミ模試の歴史科目解答において最高の正答率を達成した。この成績は受験生と比べると「人並み」程度であった。本発表では解答器の設計と問題点、今後の展望を述べる。
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横野 光, 稲邑 哲也
セッションID: 2I3-5
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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大学入試の物理問題回答に向けて,我々は問題に書かれている状況のシミュレーションを行い,観測された物理量を元に解答するというアプローチによる研究を進めている.実際の予備校の模試を対象にした実験では,システムが解答できた問題は多くなかったが,解答を出力した問題については正しい答えを得ることができた.本稿では提案手法の有効性と,問題文からの状況理解を初めとした取り組むべき課題について述べる.
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田中 リベカ, 戸次 大介
セッションID: 2I4-OS-08a-1
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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Modal subordination(MS)とよばれるモダリティを介在した照応現象は、Roberts(1989)によって取り上げられて以降、形式意味論の諸理論において説明対象とされてきた。一方、依存型意味論はMartin-Löf型理論を起源とする依存型理論に基づいた自然言語の意味論であり、一般的な照応現象に対して証明論的な説明をもつ。本稿では依存型意味論におけるMSの記述を検討し、考察を与える。
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渡辺 成美, 戸次 大介
セッションID: 2I4-OS-08a-2
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では,戸次 (2010) の CCG による日本語文法の分析を拡張し,敬語表現のための統語素性と 語彙項目を提案する.特に「お勉強になる」「お勉強する」「ご勉強になる」「ご勉強する」という例に見られるような連接条件と用法を整理し,例外的な用例も含めて CCG の範囲で定式化を行う.また,敬語表現のための構成的な意味論についても考察する.
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叢 悠悠, 浅井 健一, 戸次 大介
セッションID: 2I4-OS-08a-3
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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自然言語で記述された文の意味を形式化する際に,特定のフレーズを取り囲むコンテキストが必要となる場合がある.このコンテキストは,プログラミングにおいて残りの計算を指す「継続」とみなすことができる.本研究では,限定継続命令 shift/reset を用いてフォーカスおよび逆スコープを含む文の意味表示を与える.また,フォーカスと逆スコープを含む文における両者の相互作用についても検証する.
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山田 隆弘
セッションID: 2I4-OS-08a-4
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ソシュールが述べたように、言語表現の意味は「意味されるもの」と「意味するもの」との対応関係として表される。この対応関係を厳密に記述するためには、「意味されるものの構造」を「意味するものの構造」とは独立に規定する必要がある。本発表では、「意味されるものの構造」をオブジェクト指向に基づいて規定する方法を提案し、それによって言語表現の意味構造がどのように記述されるかを示す。
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Alastair Butler
セッションID: 2I4-OS-08a-5in
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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This paper describes an implemented system that directly obtains meaning representations of quality from treebank annotations. The central component is a system of evaluation for a small formal language with respect to a structured information state. Inputs to the system are expressions of the formal language obtained from the conversion of parsed treebank data. Outputs are Davidsonian (higher order) predicate logic meaning representations. Having a system of formal evaluation as the basis for generating meaning representations is shown to make possible accepting input with minimal conversion from existing treebanks and treebank parsers. Demonstrations of the system are given with Japanese and English data.
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竹内 孔一, 石原 靖弘, 竹内 奈央
セッションID: 2I5-OS-08b-1
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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名詞の意味構造について言語学,自然言語理解,人工知能におけるオブジェクト記述の分野の展望した結果,(1)属性として項目を分けて記述すること,(2) 述語との関係を名詞に記述すること,(3)状態遷移モデルを導入する必要があることを明らかにする.さらに,情報抽出にあたり(4)人の評判や評価,認識といったものも動的に加えられる名詞の意味構造の属性として必要であることを示す.
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Nur Hasanah, 林 雄介, 平島 宗
セッションID: 2I5-OS-08b-2
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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In this research, we have conducted analysis from the log data of university students using MONSAKUN to understand students' thinking process while posing arithmetical word problems.
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高田 朋貴, 高木 友博
セッションID: 2I5-OS-08b-3
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
昨今,計算機が人間の言葉をより正確に取り扱うことが求められてきている.本稿では,幼児の学習バイアスに基づく手法と従来の機械学習である統計手法を組み合わせることで,曖昧な言葉の意味を計算機上で効率的かつ正確に取り扱うことを目指す.まずLSモデルを用いて単語の意味を同定するために用いる周辺情報を取得する.次に,この情報をLDAで解析しこのトピック分布により単語の意味表現を生成する.
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中原 和洋, 内田 咲, 小林 実央, 山田 茂雄
セッションID: 2I5-OS-08b-4
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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知識ベースのConceptNetや推論手法のAnalogySpaceが開発され、コモンセンスAIの研究基盤が整いつつある。著者らは日本におけるコモンセンス知識収集と知識ベース構築を行ってきた。本論では、上述の知識ベースと推論を用いて市販幼児教材の仲間外れ概念探し問題に取り組んだ結果を報告する。Wikipediaを利用したLSA手法、WordNetの概念間類似度計算手法と比較し良好な結果が得られた。
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渥美 雅保
セッションID: 2I5-OS-08b-5
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
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物体への働きかけ動作(物体指向動作)の観測とそれへのラベル付けが与えられて,動作の視覚的動き特徴の心象を表すクラスとその格表現に基づく表象を,アクションとアクティビティの2つのレベルで確率的に関連付けて学習する確率潜在コンポーネント解析に基づく手法,及びそれを用いた動作の認識と推論の手法について述べる.そして,両手のスケルトン映像を用いた実験を通じて,本手法の学習,認識・推論の性能を評価する.
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麻生 英樹, 小林 瑞季, 小林 一郎
セッションID: 2I5-OS-08b-6
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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複数の要素トピックが組み合わせられた混合トピックを持つ文章のデータから、要素トピックに対する n-gram 言語モデルを推定することで、未知の組み合わせに対する言語モデルを得るための手法を提案する。提案手法を、人間の動作の動画に対する言語表現を学習するタスクに適用した結果について報告する。
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木村 洋介, 長濱 峻介, 菅野 重樹
セッションID: 2J1-1
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
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多くの人は犬や猫に対して愛着を感じる. 特に飼い主とペットの関係は、人間が餌を与えることによって構築されており、餌やりは愛着形成に寄与している. つまり、食べる動作をロボットに組み込めば、人間はロボットに対しより愛着を感じると考えられる. 本研究では、食べる動作を行うロボットを製作し、その動作映像を見た被験者が食べる動作を行っているロボットに対しどのような印象を抱くかの実験を行い、評価した.
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松添 静子, 葛岡 英明, 田中 文英
セッションID: 2J1-3
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
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本研究の目的は,ロボット自身の弱さを演出する行動が子どもの自発的な働きかけを誘発する性質を活かした教育支援ロボットの開発である.そのためには具体的にどのような行動が効果的か探索し,ロボットへ実装する必要がある.そこで,WOZ型ロボットを併用した探索と発見した行動の有効性検証を,2台ロボットの同時比較の中で反復する進歩的開発を行った.幼稚園での実験にて発見した弱さ演出行動とその効果について報告する.
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岡田 遼太郎, 矢入 郁子
セッションID: 2J1-4
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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超高齢社会に突入した日本では近年,介護や見守りのためのシステム研究・開発が注目を浴びている.筆者らは生データの抽象度の高い赤外線グリッドセンサを用い,低電力かつ取り付けが容易な位置・行動センシングデバイスの開発を行ってきた.本稿では当デバイスを用いた実験で得られた視覚障害者と高齢者の時系列赤外線データを対象に分析を行い,室内位置及び行動推定の粒度と精度について検討する.
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中澤 昌美, 池田 和史, 服部 元, 滝嶋 康弘
セッションID: 2J1-5
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本稿では、家庭内において効果的に情報提示を行うため、フロアセンサを用いて人物の姿勢を推定する手法を提案する。提案方式では、フロアセンサを用いて収集したデータから人の静止状態を検出し、静止状態に対して立位、座位、臥位の3つの姿勢を推定する手法を適用することで高精度な姿勢推定を実現する。提案手法の有効性を確認するため、フロアセンサを利用した静止検出および姿勢推定の精度評価を被験者実験により実施した。
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飯塚 修平, 松尾 豊
セッションID: 2J3-1
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
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ウェブサービスを成長させる手法として,ユーザの反応の違いからパフォーマンスの高いウェブページのパターンを発見するウェブページ最適化が注目を集めている.簡単に実践できる手法である一方,小規模なウェブサイトでは実験のために十分なデータを集めるまでに時間がかかってしまうという欠点がある.そこで本研究では,訪問者数が少ないウェブサイトでも高速に最適なパターンを発見することができる最適化手法を提案する.
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小林 清哉, 井上 聡
セッションID: 2J3-2
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
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本研究では、共通鍵ブロック暗号方式の代表例であるフェイステル構造の特徴に着目し、ラウンド関数部にセル・オートマトンの一つであるライフゲームを用いる暗号化手法を提案する。 音楽ファイル、画像ファイル、テキストファイルなど、一般的に用いられるファイル形式での暗号化及び復号化の検証を行った。
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武田 英明, 沼 晃介
セッションID: 2J3-3
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では情報を取捨選択してコンテンツを作る編集行為を創造的活動の一つとして分析する。複数のまとめブログのコンテンツ内容を比較分析することで、編集行為の種別と傾向、パターンなどを明らかにする。
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吉岡 真治
セッションID: 2J3-4
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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Wikipediaのカテゴリーは、閲覧者にとって有用な分類を提供するものであり、そのカテゴリーは束状の階層関係として表現される。 この関係には、概念間の階層関係を含む様々な関係が存在する。 本発表では、このカテゴリー階層関係の特徴的なパターンを分析すると共に、その分析結果に基づいた日本語Wikipediaオントロジーに関する考察を行う。
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河又 翔平, 久保田 夕貴, 小野 慎也, 紀中 一明, 須田 健太郎, 湯山 諭, 片野 実, 平井 宏祐, 世戸口 丈耀, 沼 晃介
セッションID: 2J3-5in
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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現状ウェブで複数の情報を比較することは,情報源が分散しているため,また情報が構造化されていないため,煩雑な作業である.そこでわれわれは,情報散逸の阻止,双方向引用(トランスクルード),ウェブ情報の構造化の3つの問題解決を目的に,情報を表形式で整理し構造化することが可能な一般向けRDF WikiシステムWikiparisonを提案,開発した.現在一般ユーザを対象に運用を行っている.
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坪井 一晃, 篠田 孝祐, 諏訪 博彦, 栗原 聡
セッションID: 2J4-OS-16a-1in
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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小売店のマーケティング戦略の決定において,消費者の行動の分析は重要となる.そこで,消費者の行動から頻出するパターンを求める,ACOアルゴリズムを応用したパターンマイニング技術の提案する.
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石川 孝
セッションID: 2J4-OS-16a-2
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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社会ネットワークでは,似た人同士は相互作用しやすいという同質原理が知られているが,この原理が複雑ネットワークの自己組織化メカニズムであることの説明は十分になされてはいない.本発表では,投票者モデルを基礎としてとして,複雑ネットワークの一般的な自己組織化メカニズムとしての同質原理の正体について考察する.
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笹原 和俊
セッションID: 2J4-OS-16a-3
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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SNSではしばしば実世界の出来事と連動したマクロレベルの「気分」が観測される。オンライン上での集合気分の動的な性質を調べるために、Twitterの投稿に含まれる顔文字と感情に関わる形容詞の間の情報の流れを有効移動エントロピーで定量化し、「顔文字ネットワーク」を構成した。本講演ではこのようなネットワークの構造特性について報告し、オンライン上での集合気分との関係性について議論する。
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臼井 翔平, 鳥海 不二夫, 平山 高嗣, 間瀬 健二
セッションID: 2J4-OS-16a-4in
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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現在,このソーシャルメディア上での情報収集・発信は,個人的な趣味趣向に関する情報だけに留まらず,政治や経済といった公の情報にまで至っている.このような情報拡散はソーシャルメディア上に構築されるネットワークによって拡散される.本研究では,ネットワークが有向である際の構造に着目し,構造の違いが情報拡散に及ぼす影響を分析する.
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石橋 和樹, 南出 直樹, 風間 一洋, 篠田 孝祐
セッションID: 2J4-OS-16a-5in
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本論文では,論文の共著者ネットワークのコミュニティ構造に着目して,単語の専門性を定量化する指標であるICFと,それを用いたランキング手法であるTF-ICFについて述べる.次に,人工知能学会全国大会の発表プログラムから抽出した書誌情報と題名と概要から抽出したキーワードを用いて,FLR法,MC-value法,TF-IDFとTF-ICFを比較し,提案手法の有効性を示す.
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岡崎 幹, 赤井 研樹, 西野 成昭
セッションID: 2J5-OS-16b-1
発行日: 2014年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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社会的ジレンマにおける協力行動の進化は非均質image scoreによる間接互恵により安定化する事が示された。しかし人間関係の変化を捉える際、世代交代による進化ではなく一世代での創発を考えるべきである。本研究では非均質image scoreに基づくネットワークの制限下における一世代の協力行動の創発に戦略模倣と個体差が与える影響を分析し、戦略模倣及び個体差が協力行動の創発を妨げうることが示された。
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