循環器に対する理学療法の研修を、Rancho Los Amigos Medical Centerで受けた。研修の内容は循環器リハビリテーションと循環器の生理学的評価であった。対象は基本的には虚血性心疾患ではNYHAのIII、その他の疾患として切断、脊髄損傷、脳血管障害、等であった。負荷試験における評価の項目は安静時心電図、危険因子の把握、薬物療法の種類、心音(S3、S4、雑音)、運動負荷試験における制限因子などであり、負荷試験の結果からFAI%、MaxVO
2(ml/kg/min.)、到達心拍数、胸痛の有無、不整脈の有無と種類、血圧の反応、STの変化、酸素飽和度、等を指標としていた。負荷試験の方法はトレッドミルではBruce法とlow levelの方法が主に行われていた。運動療法のプログラムは、主にトレッドミル、自転車エルゴメーターで実施されており、方法はKarvonennの式を使用していた。リスクが高い場合は係数0.6から実施していた。通常の治療、訓練では運動負荷時間、血圧、胸痛の有無、脈拍数、心電図でモニターした場合は心拍数と不整脈の種類、等をチェックしていた。
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