最近, 企業における問題として, 企業活動の国際化, 人材の採用システムの変革などに伴う人材の流動化がある. 具体的には, 多くの企業において, 職場や職種の転換を希望する社員が増加していることである. その原因は, 海外赴任からの帰国帰国社員の増加, 外部からの調達, あるいは通年雇用制度の採用などである. この場合, 企業においては, これらの社員を新しい職場に早期に適合させるため, 職業能力の再訓練や最開発が必要になる. そこで, 本研究では, これらの社会的要求を解決するため, コンピテンシ手法を活用した職業能力開発プロセスのコンセプトを提案する.
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