新潟港海岸日和山浜地区にて,飛砂が発生する冬季(12月中旬から
3
月上旬)に,TLS測量とUAV測量による海浜地形測量を
4
年に亘って実施した.精度の高いTLS測量は信頼し得る土量計算を可能にした.砂浜地形の土砂収支解析から,遡上帯からの飛砂発生の事実の確認,及びその発生量の推定ができた.1冬季期間の遡上帯からの飛砂発生量は概略1.6~
2.5m3
/mであった.海浜のある一定の範囲(第2区画)にて,海浜陸端に設置してある堆砂垣周辺の堆積量から推定された飛砂量は,2016年度
4
.6m
3
/m,2017年
7.5m3
/m得ている.2016年度
2.27m3
/m /
4.6m3
/m=0.49,2017年度
3.66m3
/m /
7.5m3
/m=0.49となり概略50%程度が遡上帯から発生していることになる.遡上帯の幅は20m~40m程度であった.地形データから判読された最大遡上高は改良仮想勾配法により算定される値と概略一致した.
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