画像電子学会年次大会予稿集
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Media Computing Symposium in Nagano 2005 - 画像電子学会 第33回年次大会予稿集 -
選択された号の論文の104件中1~50を表示しています
開催日:2005年6月16日-17日 会場:JA長野県ビル
6月16日(木)
9:00-10:15 座長:岩橋 政宏(長岡技術科学大学)
10:25-10:55 座長:越智 宏(日本大学)
11:55-12:05 座長:越智 宏(日本大学)
ポスターセッション
16:00-17:00 座長:伊藤 稔(工学院大学)
  • 上村 浩文, タン ジュークイ, 石川 聖二
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-15
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    本論文では,カメラ画像からの色情報を用いたロバストな色抽出法について述べる.画像計測の技術は,人工的な目であるカメラを備えた知能ロボットを実現するために不可欠な技術である.ロボットが周囲の環境を知覚するためには,画像から輪郭や色,テクスチャなどの情報を得る必要がある.その中で,色情報を用いた物体の検出に関する研究が多くなされている.しかし,色情報は太陽や照明などの光の変化によって変化するために,継続的に安定した色の抽出は難しい問題となっている.本論文では,2次元カラーヒストグラムを用いて照明変化に対してロバストな色抽出を実現する.提案手法を用いて,パン・チルトカメラによるロバストな色領域追跡を行う.
  • 野田 景子, タン ジュークイ, 安倍 晋介, 石川 聖二, 木藤 伸宏, 奥村 晃司
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-16
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    リハビリテーションの現場では,トレーニングの効果を定量的に評価する手法の確立が求められている.本研究では,モーションキャプチャによって得られる人の3次元歩行モデルに対し,動作の左右の非対称性解析による評価法を提案する.リハビリトレーニングを受けた股関節症患者の歩行モデルに対する解析結果を示す.
  • 辛 貞殷, 小沢 慎治
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-17
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    最近普及している3次元スキャナにより人体の自動測定の可能性が拡大されている。しかし, 3次元形状モデルを用いたマッチングによる物体認識の研究は数多く行われているが,人体を対象とした形状認識に対する理論はまだ正確に確立されていなく,実際には手動で行っているのが現状である。そこで本研究では3次元レーザスキャナを用いて人体の3次元スキャンデータを得て,個人体形の3次元形状を表現する3次元モデルを少数の特徴点で正確に表現することを目的とする。得られた各特徴点は人体アニメーションや仮想試着室システムの構築に活用できる。
  • - トラッキングベースの物体検出性能検証 -
    杉田 将人, 米山 暁夫, 羽鳥 好律
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-18
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    本研究では、物体情報をRFIDタグに持たせ、タグとのネットワークを通じて取得した情報と、動画像情報とを連携させた物体認識を行う手法を提案する。この手法では身の周りの様々な物体情報はRFIDタグから取得可能を前提とし、取得した情報と映像とをマッチングさせることにより高速かつ高精度に物体の位置・姿勢を検出する。本稿では、まず事前に物体情報を持たない特徴トラッキングベースの物体検出について性能分析を行い、動画像から情報抽出性能を検証したので報告する。
17:10-18:20 座長:高橋 時市郎(東京電機大学)
  • 今井 裕二, 今井 慎一, 岩橋 政宏
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-19
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    近年、道路交通状況をテンプレートマッチング等の画像処理によって自動認識する試みが注目されている。しかし、特徴が多岐にわたる車両においては高い精度が得られない問題がある。そこで本研究では、少ない特徴量で精度の良い車両判別を行うことを目的とし、バイオメトリック技術で用いられている指紋判別に効果的であるマニューシャマッチング法を車両判別に応用した新しい自動判別方法を提案する。実験の結果、画像処理を用いた他の従来法に対して正答率の向上がみられ、提案法の有効性を確認した。
  • 今井 修平, 田中 宏卓, 越智 宏
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-20
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    複数の撮影画像をもとに、対象物の空間座標を求めるには、撮影画像の間において対応する点の座標が既知である必要がある。撮影画像ごとの対応点の位置は、パターンマッチングを用いて探索することにより見つけることができるが、任意視点画像では困難である。本稿では、任意視点画像において、基準となる3点を参照してアフィン変換によりテンプレートを決め、エピポーラ線上でパターンマッチングを行うことで、対応点を自動的に求めることを検討した。その結果、平面および曲面を持つ対象物において、正しい対応点を求めることができた。
  • 高野 武志, タン ジュークイ, 石川 聖二
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-21
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
  • - 頭上ステレオカメラによる頭部動作取得 -
    細田 真道, 中山 彰, 石井 陽子, 小林 稔
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-22
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    会議では議事録担当者は記録を取ることに集中するため,議論に参加しにくいという問題がある.そのため,議事録の作成を支援する試みがあるが,事前の準備が必要であるなど,何らかの手間を強いている.我々は,マルチメディア会議システムを利用し,会議アーカイブにインデックスを振るため,頭部動作を用いた会議状態推定の試みを行ってきた.本稿では,マルチメディア会議ではない,通常の実空間で行われる会議について,4 人の着席判定と頭部動作の取得を試みる.
6月17日(金)
9:00-10:20 座長:松本 充司(早稲田大学)
10:30-12:10 座長:有川 知彦(NTTレゾナント)
  • 小池 真由美, 小暮 拓世, 妹尾 孝憲, 青木 輝勝, 安田 浩
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-28
    発行日: 2005/06/17
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    次世代の主要産業としての成長が期待されているディジタルコンテンツの流通は画像配信普及環境の整備が一段落した現在も依然として低調であり、今後の成長の途筋も不透明である。これらの要因のひとつにコンテンツの著作権に関し、その管理保護(DRM-Digital Rights Management)スキームの共通化が遅れ、その為、コンテンツ配信のValue Chain はプロバイダ毎に異なり、縦割りであることが普及の障害になっているとも考えられる。このDRMスキームの共通化は、システムの相互運用性、端末の互換性にとって必須の課題である。本稿ではDRM標準であるISO/IEC13818-11 MPEG-2 IPMP(Intellectual Property Management and Protection)を取り上げ、標準規格の実装からとユースケース適用からの2つのアプローチで課題を抽出した。
  • 齋藤 達司, 市川 明男, 森 玲人, 大野 良治
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-29
    発行日: 2005/06/17
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    デジタルAVレコーダにおいては,対象とする放送規格やメディアの規格に応じて処理すべきAVデータやファイルシステムが異なる.今回筆者らは,記録媒体上に異なる複数のファイルシステムを構成する際に,記録媒体をパーティション分割することなく,あるファイルシステムで未使用になった領域を別のファイルシステムのファイルに割り当てることができ,さらにリアルタイム性が要求されるようなAVデータを複数の形式で入出力可能なファイル管理方法および,開発したファイルシステム上でデジタル放送形式のストリーム(MPEG2-TS)およびDVD形式のストリーム(MPEG2-PS)を1つのハードディスクドライブ(HDD)上で管理することが可能なAVレコーダシステムを開発した.
  • 高橋 寛幸, 曽根原 登, 東倉 洋一
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-30
    発行日: 2005/06/17
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    ブロードバンドネットワークの普及により,動画,静止画,音楽をはじめとする様々なコンテンツがネットワーク上を流通しつつある.これらのコンテンツの評価方式の一つとして,利用者によるコンテンツ評価方式がある.しかしながら,評価者である利用者の主観評価を効率よくまとめる方法についての検討は十分ではない.本研究では,利用者による評価方式として,複数の評価者の評価を「評判情報」としてまとめる評判システムに着目し,コンテンツ流通に適した評判システムを検討したので報告する.
  • 杉山 武史, 木谷 靖, 藤井 寛, 曽根原 登
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-31
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    圧縮技術の向上,制作ツールの普及,ネットワークの広帯域化によって,高品質のデジタルシネマを制作し発信することが容易になりつつある.デジタルシネマ流通を促進するためには,メタデータを用いたコンテンツの検索や推薦などによる利用促進の仕組みが必要である.われわれは,Webサイトを通したデジタルシネマの評価,流通促進のためのメタデータ流通プラットフォームを試作した.本稿ではこのプラットフォームの概要とそこで用いられるメタデータモデルについて述べる.
  • - RemoteCastBBを用いた理科ねっとわーく教材の配信 -
    渡部 保日児, 雨矢 俊幸, 柴田 功, 笹本 勝也, 西原 秀夫
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-32
    発行日: 2005/06/17
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    広告配信システム(RemoteCastBB)を応用してITを活用した教育環境を構築する実験を行なった.本プロジェクトは複数年にわたっていくつかの実験を行なうが,ここでは1台のサーバと10台程度の端末を利用した実験の結果を報告する.RemoteCastBB は,端末に複数のコンテンツ(パッケージ)を蓄積しておき,パッケージ自動選択によるメニューやスケジュールに沿った再生機能によって,任意のコンテンツの再生が可能である.従って,コンテンツの再生時にかならずしもネットワークに接続している必要がなく,さらに複数の端末を同一ネットワークに接続して利用してもネットワーク負荷とならない.この利点を用いて,教育での利用を試みた.
15:00-16:00 座長:田中 清(信州大学)
16:00-17:00 座長:長谷川まどか(宇都宮大学)
  • - 動画像系列からのオブジェクト検出・追跡方式 -
    加藤 晴久, 米山 暁夫, 中島 康之, 田中 清, 松岡 哲也
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-37
    発行日: 2005/06/17
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    オブジェクトの検出や追跡などの画像理解には,画素領域だけではなく周波数領域で特徴量を解析することが有効である.しかし,MPEGで符号化された映像を解析するには一度復号した後,改めて周波数領域に変換する必要があるため大きな処理コストが問題となっている.本稿では,MPEG符号化データそのものを周波数上の情報として利用することでオブジェクトを高速に検出追跡する方法を検討した.実験では提案法がカメラやオブジェクトの変動に対応して追跡できることを示す.
  • - MPEG符号ドメインでの書き換え可能な電子透かし方式 -
    中島 克洋, 田中 清, 中島 康之, 松岡 哲也
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-38
    発行日: 2005/06/17
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    本稿では、コンテンツ制御、インデキシングやDRMなどのコンテンツ管理を目的とする、MPEG符号上での書き換え可能な電子透かし方式を提案する。データの埋め込みはブロックごとに行い、透かしのキャリアとして量子化されたダミーDCT係数値とそれに至るゼロランの長さを利用する。透かしの検出過程では、オリジナル符号に極めて近いMPEG符号を再構成することができ、それによって埋め込んだデータの書き換えとオリジナルMPEGビデオの画質を保持することができる。MPEG-1による符号系列を用いた実験により、PSNRを大きく劣化させることなくフレームあたり数キロビット以上のデータを埋め込み、符号再構成を実現できることを示している。
  • - 透かし検出機能付きプレーヤの構築 -
    柳原 広昌, 中島 康之, 松岡 哲也, 田中 清
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-39
    発行日: 2005/06/17
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    本稿では,教育・業務支援向けビジネス用ストリーミングコンテンツを対象として,時空間領域における注視オブジェクト情報や関連リンク情報などを電子透かし情報として映像フレームに埋め込むことで利用者の利便性や理解度を向上し,メタ情報も含めたコンテンツの管理も容易にした透かしインデキシングによるストリーミングコンテンツの高度化システムを提案する.また,本システム向けに構築した透かし検出機能付きプレーヤ(以後,透かしプレーヤと呼ぶ)について述べる.
17:10-17:55 座長:小野 文孝(東京工芸大学)
6月16日(木)
9:00-10:30 座長:新谷 幹夫(東邦大学)
  • - CG による降雨シーンの効率的な生成法の開発 -
    間渕 友彰, 菊池 司, 岡崎 章
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-43
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    本論文では降雨シーンを効率的に生成するため,LOD(Level of Detail)を利用したアルゴリズムを提案する.本手法によりデザイナーやクリエーターにかかる制作ストレスを軽減することができ,さらにリアルな降雨シーンを小さな計算コストで再現することができる.
  • 中進 美孝, 吉岩 聡, 西尾 孝治, 小堀 研一
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-44
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    パーティクルは,境界の不明確な形状を効果的に表現できる手法の一つである.本稿では,入力した風景画像に対して蜃気楼効果を付加する手法を提案する.蜃気楼は,温度の異なる空気層間での光の屈折により,対象形状が変形して観測される自然現象のことである.提案手法では,まず視点と入力画像間に透明な球群を配置する.この球群の配置位置には,自然現象がもつ特有の揺らぎを考慮するため,水平・垂直方向に揺らぎを与える.そして,球群に対して屈折効果のみのレイトレーシングを適用する.蜃気楼のもつ反転や伸縮といった効果は,配置した球群の屈折率により制御でき,各々の球の屈折率と位置を時間変化とともに変更することでアニメーションを生成することができる.
  • 新井 裕輝, 大竹 達也, 上野 英喜, 井門 俊治
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-45
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    Web上において3次元表示を可能にするWeb3Dの開発が進んでいる。Web3Dは、Web上で3次元コンテンツを操作することが可能なため多方向から閲覧でき、物体の外見・構成を見るのに適している。矩形型マグネトロンの電離衝突点分布、U字型磁石の磁場解析、3次元分子模型表示、数値地図などをWebブラウザ上にて3次元表示を様々な手法で行い比較を試みた。
  • 宇波 由紀子, 近藤 邦雄
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-46
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    今日、デジカメなどの普及に伴って写真画像の加工の需要が高まっている。しかし、フォトレタッチソフトを用いての画像の加工には技術や経験などが必要であり、誰でも容易に行えるとはいえない状況である。そこで本研究では写真画像を与えるだけで、誰でも容易に写真からイラスト風の画像を得ることを目的とする。領域分割という概念を利用し、領域描画及び色の誇張表現を行ってイラスト風画像の生成手法を提案する。
  • 鈴木 和明, 近藤 邦雄
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-47
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    ゲーム機の解像度や色数の制限のために,効果的な画像表現が創意工夫されてきた.このような分野の低解像度画像をドット絵と呼ぶ.ドット絵は,熟練したドッターと呼ばれる人々によって手作業で描かれてきた.ドット絵作成には膨大な時間がかかる.この手間とゲーム機の高性能化を背景に,映像の3D 化が進んでいる.しかし,低解像度のディスプレイにおいては,ドット絵は効果的な表現方法である.本研究では,写真やイラストからドット絵を自動的に生成するために,描画手法を分析する.そして輪郭線描画手法を提案する.
  • - 全焦点映像生成を利用した領域分割 -
    秦 裕文, 久保田 彰, 羽鳥 好律
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-48
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    近年の携帯電話の発展やディジタル放送の開始に際し、インタラクティブなアプリケーションの需要が高まっている。その中で自由視点映像という、ユーザが視点を自由に選べるアプリケーション技術が注目を浴びてきている。 本研究では,このアプリケーションに必要となる距離画像をリアルタイムに概算できる処理を考察している.提案手法では,焦点の異なる複数の画像を用いて,領域の焦点の違いから,簡便なフィルタ処理により奥行きを算出することを試みる.
10:40-11:55 座長:石川 聖二(九州工業大学)
  • 嶋田 有紀, 新谷 幹夫
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-49
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    テクスチャマッピングを行う際、一つの画像のみでなく、異なる位置から得た複数の画像を使う事で、より品質の高い画像を生成することができる。このようなテクスチャマッピング手法を視点依存テクスチャマッピングという。この処理において、以下の2点を考慮する必要がある。・対象形状の(処理中の)注目点が各カメラから可視であるか。・カメラの撮影方向と視点方向が近いかどうか。視点依存テクスチャマッピングでは、従来はこの判定を処理量の関係で頂点ごとに処理し、内部の画素は色補間していた。このため大きなポリゴンに対しては満足な品質が得られなかった。近年のGPU(Graphics Processing Unit)は内部処理をユーザーがプログラムする事で従来以上に柔軟な処理を行うことができるようになった。この機能をピクセルシェーディングと言う。本論文ではこれを利用して、画素単位に上記判定処理を行う視点依存テクスチャマッピングを実装し、従来の頂点単位処理によるものと比較した。その結果、対象形状のポリゴン数が少ない場合、提案手法による品質の向上が認められた。この手法の応用としては、視点依存テクスチャマッピングを利用する三次元コンテンツを遠隔地通信などで提供する際のデータ量削減などが考えられる。
  • 新冨 剛勇, 佐藤 一威, 竹歳 和久
    原稿種別: 一般
    セッションID: 05-50
    発行日: 2005/06/16
    公開日: 2006/04/04
    会議録・要旨集 認証あり
    ドームスクリーンは臨場感・奥行き感の再生において通常の平面スクリーンより優れている。このシステムを眼鏡無に出来ればVR表現の究極の高臨場感ディスプレイができると思われるので可能性と発生する諸問題を検討した。
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