日本保健福祉学会誌
Online ISSN : 2424-0036
Print ISSN : 1340-8194
10 巻, 2 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 高山 忠雄
    原稿種別: 本文
    2004 年10 巻2 号 p. 1-
    発行日: 2004/03/30
    公開日: 2017/09/15
    ジャーナル フリー
  • William G. Brueggemann
    原稿種別: 本文
    2004 年10 巻2 号 p. 3-8
    発行日: 2004/03/30
    公開日: 2017/09/15
    ジャーナル フリー
  • 安梅 勅江, 田中 裕, 酒井 初江, 庄司 ときえ, 宮崎 勝宣, 渕田 英津子, 丸山 昭子
    原稿種別: 本文
    2004 年10 巻2 号 p. 9-17
    発行日: 2004/03/30
    公開日: 2017/09/15
    ジャーナル フリー
    子どもの3年後の発達に影響を与える要因について、長時間保育を含む保育形態、育児環境、属性等の関連を明らかにした。全国87園にて保護者と園児の担当保育専門職に質問紙調査と訪問面接調査を実施し、追跡可能であった485名を有効回答とした。その結果、1)3年後の子どもの発達への年齢・性別調整後の関連要因は、<対人技術>で一緒に買い物に連れて行く機会が乏しい、きょうだいがいる、基準年の運動発達がゆっくりである、<粗大運動><理解>で基準年の運動発達がゆっくりである場合、有意にリスクが高くなっていた、2)全変数投入の多重ロジスティック回帰分析では、<粗大運動>で本を読み聞かせる機会がめったにない、基準年の運動発達がゆっくりである、<対人技術>できょうだいがいる場合、有意にリスクが高くなっていた、3)3年後の子どもの発達への有意な関連要因として、「保育時間」はいずれの分析でも有意とならないことが示された。
  • 鈴木 英子, 叶谷 由佳, 石田 貞代, 香月 毅史, 佐藤 千史
    原稿種別: 本文
    2004 年10 巻2 号 p. 19-29
    発行日: 2004/03/30
    公開日: 2017/09/15
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、日本語版RAS (Rathus assertiveness schedule)を作成し、その因子構造を評価することである。 RASは、Rathusによって開発されたアサーティブネス行動を測定するための尺度であり、欧米では広く使われている。そのRASをback-translationとともに日本語へ翻訳し、看護学生103人のサンプルで検討した。その結果、日本語版RASはテスト-再テスト法(r=0.86 p<0.01)及び折半法(r=0.72〜0.80 p<0.01)で信頼係数が高かった。日本語版RASのクロンバックの信頼係数は0.82〜0.84 (p<0.01)であり、内的整合性が高かった。因子分析では、7因子が抽出され、原版のRASとは、若干の違いがあったものの妥当性が高い可能性が示唆された。
  • 渕田 英津子, 安梅 勅江
    原稿種別: 本文
    2004 年10 巻2 号 p. 31-40
    発行日: 2004/03/30
    公開日: 2017/09/15
    ジャーナル フリー
    目的 : 本研究は、在宅高齢者が住み慣れた環境で、健康で生きがいをもって生活を送ることができる生活条件を当事者の二ーズに基づき明らかにすることで、保健福祉サービスにおけるエンパワメント環境の整備のあり方について検討することを目的とした。方法 : 中部地区大都市近郊農村地帯において、健常高齢者(39名)と虚弱・要介護高齢者(54名)に対し訪問調査法(93名)とグループインタビュー法(15名)による調査を実施した。その内、質問に対して有効回答が得られた健常高齢者(37名)と虚弱・要介護高齢者(49名)の訪問調査結果(86名)とグループインタビュー調査の結果からエンパワメント理論とシステム理論に基づき複合分析を行った。結果 : 複合分析の結果、在宅高齢者の生活条件として、「個の条件」では、生きがい・楽しみ、社会貢献の場や機会の活用、健康な生活への主体的な取り組み、保健福祉サービスの活用、「相互の条件」では人との交流、相互支援体制の整備、「地域システムの条件」では、安全で安心できる環境の整備、緊急時の支援システム、参加可能な多種多様な保健福祉サービスの必要性など、具体的なエンパワメント環境整備への項目が得られた。考察 : 1)高齢者が自分の意志で生活に関心を持ち、生活を送ること、2)地域で高齢者をエンパワメントする相互支援システムの推進と実現、3)コミュニティに参加可能な多種多様な保健福祉サービスの充実が、エンパワメント環境の整備に結びつくものであることが示された。
  • 鈴木 千比呂, 鈴木 英子
    原稿種別: 本文
    2004 年10 巻2 号 p. 41-51
    発行日: 2004/03/30
    公開日: 2017/09/15
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、ボクサーの心身の健康へのサポート体制構築のための基礎的資料とするために、心理社会的実態を明らかにすることを目的とした。Nボクシングジムのボクサー60名を対象として、性別、年齢、ボクシングに取り込む上での意識等及び不安感についての心理調査(STAI)を行った。ボクサーは、16歳頃からボクシングを始め、プロにならない場合25歳を過ぎるとやめる傾向であった。プロの15名全てが未婚、アマチュアでは、4分の1が既婚であった。プロボクサーは、ボクシング以外の仕事を週5日6時間ぐらいしていた。日本戦のファイトマネーは、スポンサーがつきにくく、試合1回の報酬が少ない。これらのことから、ボクサーの経済的困難さが伺える。トレーニング内容・時間・目標・日々の取組み・意識については、プロはアマチュアより、明確な目標をたて、それを達成するために練習に取り組んでいた。STAIの結果については、状態不安では、プロ、アマチュアの男子は、不安が高く、アマチュアの女子は普通であった。特性不安では、3者ともに不安が高かった。ボクサーは不安を持ちやすい状態にあることがわかったが、不安を持ちやすい者がボクシングというスポーツを選択する可能性も否定できない。
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