日本保健福祉学会誌
Online ISSN : 2424-0036
Print ISSN : 1340-8194
21 巻, 2 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
  • Tokie Anme
    原稿種別: 本文
    2015 年21 巻2 号 p. 5-8
    発行日: 2015/04/08
    公開日: 2017/09/15
    ジャーナル フリー
  • 紅林 佑介
    原稿種別: 本文
    2015 年21 巻2 号 p. 9-17
    発行日: 2015/04/08
    公開日: 2017/09/15
    ジャーナル フリー
    目的:長期入院をしている統合失調症患者の認知機能の特徴を検討し、看護援助の示唆を得ること。方法:5年以上入院をしている統合失調症患者35名に対し、背景項目の調査と、PANSSを用いた精神症状の調査、Cog Healthを用いた認知機能の調査をした。結果:対象者は測定した全ての認知機能領域が同年代健常者より低く、男女共に作動記憶の正確さが特に低かった。また男女間に背景項目と精神症状に差は認められなかったが、男性よりも女性の方が遅延再生の正確さが高かった。また入院期間と、作動記憶および遅延再生の正確さと負の相関が男性にのみ認められた。結論:男女の長期入院患者共に作動記憶に焦点を当てた看護援助が、また男性患者に対してはそれに加えて再認機能へ焦点を当てた看護援助が重要である。
  • 齋藤 深雪, 鈴木 英子, 吾妻 知美
    原稿種別: 本文
    2015 年21 巻2 号 p. 19-29
    発行日: 2015/04/08
    公開日: 2017/09/15
    ジャーナル フリー
    目的:国際生活機能分類(International Classification of Functioning, Disability and Hea1th:ICF)は精神障害者の生活機能を評価することを可能にした。そこで、ICFを活用し、自己評価式精神障害者生活機能評価尺度を作成した。この尺度は課題や行為の遂行能力をみる活動面(18項目)と生活・人生場面への関わる能力をみる参加面(24項目)の下位概念から構成された。今回は参加面の妥当性と信頼性を検討した。方法:対象は、統合失調症である精神科デイケア通所者1,272名であった。研究者らは、郵送法による質問票調査を2回実施した。調査期間は2007年9月から2008年2月であった。結果および考察:因子的妥当性は5つの因子を抽出し、累積寄与率は54.4%であった。再テスト信頼性では、1回目と2回目の参加点に有意な関係が見られた(r=0.93、p<0.01)。折半法では、偶数項目の合計点と奇数項目の合計点に有意な関係が見られた(r=0.85、p<0.01)。内的整合性はα=0.67〜0.83であった。以上から、この尺度は一定の信頼性と妥当性が確保された。
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