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山本 竜治, 砂田 和博, 阿部 亨, 山崎 均, 西村 和之
セッションID: C3-01
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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再利用が可能な食品保冷容器を新たに開発し、現在食品の輸送・保存に主として使用されている発泡スチロール容器との保冷性能、作業性、LCAの比較検討を行い、その結果、環境負荷が大幅に低減できることを前回報告した。今回はさらに改良した容器を使用して、1年を通して保冷性能等の実証試験を実施するとともに、保冷容器導入における環境影響をLCAにより評価する。これを基に最適な容器製造及び利用システムの構築を目指す。
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三戸 理, 越智 寛, 武藤 厚俊, 藤田 泰宏
セッションID: C3-02
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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風力発電機について、ブレード長尺化の環境、経済効果を明らかにする目的でT-E2A(東レ・エコ効率分析)を実施した。長尺化の手段として炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の適用を検討、たわみ量低減によりブレード全長を10%延長できることを理論計算により明らかにし、これを分析対象とした。分析の結果、長尺化による発電量増大効果が大きく、発電量1kWh当たりのライフサイクルCO2排出量、ライフサイクルコストをいずれも低減できる可能性があることを確認した。
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LCAを含む多目的自動車構造設計への適用
石川 晴雄
セッションID: C3-03
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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特に近年の製品設計では、本来的性能の高品質化は当然として、強度、剛性、安全性などの従来的拘束条件とともに、環境負荷低減、軽量化、省エネルギー、コストなども性能に近い拘束条件として考慮する必要性も顕著である。本報告では、初期設計の段階から,目的ごとの設計者の意図を導入・評価し、多目的性を同時に満足する設計解集合を導出するPSD手法を紹介するとともに、それを自動車のドア構造に適用した結果について説明する。
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劉 久増, 松本 亨
セッションID: C3-04
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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カーエレクトロニクス部品は、高付加価値部品であるにも関わらず、リサイクルされないか、素材として再原材料化しているのが現状である。これらは、耐水性、耐熱性、耐震性など信頼性に優れた部品類が含まれているが、再度自動車に利用することは、機能的にも経済的にも困難である。本研究は、使用済自動車のエレクトロニクス部品(セルモータ)を再使用した高付加価値リユースの試作品(空気清浄機)を対象に、全て新規部品からなる従来品と比較した優位性を明らかにすることを目的とした。その際、AHP(階層化意志決定法)を用いて、環境的効果の他、経済的効果、二次製品(部品リユースを施した製品)の性能面を総合的に評価した。
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竹山 典男, 三宅 浩司, 清水 正雄, 相原 史郎, 本池 祥子, 佐藤 美津男, 一戸 誠之, 田中 基寛, 齋藤 潔, 市村 浩一, ...
セッションID: C3-05
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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日本電機工業会1999年事業にて電気冷蔵庫のLCI分析を実施し、その結果を第1期LCAプロジェクトへ提供し、活用されている。しかしながら近年、高効率コンプレッサーや真空断熱材等の採用による省エネ性能の向上、製造工程やリサイクル状況の変化、消費電力量測定基準の変更等、製品仕様およびライフサイクルシナリオの変化が著しい。そこで、2009年における業界の代表モデルを作成し、部品加工や電子回路基板の製造負荷および海外製造を考慮し、最新のシナリオに基づいてLCI分析を行った。
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小塩 真史, 橋本 征二
セッションID: P2-01
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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小型家電は多種多様なレアメタルを含有しており、都市鉱山の一つと考えられるが、そのほとんどは一般廃棄物として収集され処分されている。本研究では、小型家電から有用な金属を効率的に回収する為に、いくつかの小型家電に含まれるレアメタルの蓄積量・廃棄量の推計を地域別に行った。また、この推計結果をもとに、各地域の特色に合った回収方法について基礎的な考察を行った。
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吉津 翔平, 中谷 隼, 森口 祐一
セッションID: P2-03
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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都市内には,大量の鉄・銅・コンクリートなど再生可能な資源がインフラや建造物等の形態で保持され,実用に供されている.
それらが現在どの程度存在しているかについての推計を行い,また将来において建築物等のスクラップアンドビルドが進むにつれ,
それらのうちどれほどの量が解体廃材として発生し,リサイクルが可能であるかを見積もる上での基礎研究を行った.対象地区には埋立地の上に都市が
発展してきた東京都臨海地域を例にとり,物質ストック分析を用いて行った.
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原 卓也
セッションID: P2-07
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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産業連関分析において、部門統合誤差の問題を回避するためにはできるだけ部門数の大きな産業連関表(すなわち基本分類IOに近いIO)を用いることが望ましいとこれまで一般に考えられていた。しかしながら基本分類IO自体が現実の多種多様な産業活動を数百部門程度の正方行列で表現したものであることを考えると、基本分類IOにおける各産業部門の中には多様な産業が統合されてできたものが少なくないと考えられる。本研究では、現実に得られるIOにおいては部門統合誤差は相対的なものであり、必ずしも部門数の大きなIOを用いることが望ましいとは限らない可能性について検討する。
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松田 健士, 井伊 亮太, 荒木 大志, 神波 泰夫, 外岡 豊
セッションID: P2-08
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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著者らはHLCEというライフサイクル排出量評価指標で日本のGHG排出量を年間一人当・消費ベース誘発排出量として評価する手法を開発している。
本発表では、その計算体系の基礎データ整備として、2005年産業連関表に対応する二酸化炭素排出量のエネルギー消費に係る一次統計等を重視した推計状況を報告する。
本法は建築学会のLCA指針で採用されている実態反映型DBの方法であり、近年の統計の変化の影響を考察する。
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明村 聖加, 中谷 隼, 森口 祐一
セッションID: P2-17
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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東日本大震災の前後で変化したエネルギーに対する政策や議論、例えば震災前では環境省による低炭素エネルギー社会シナリオの報告書、震災後では市民参加型のエネルギー環境会議の発言録などについてテキストマイニング及びカテゴリカル主成分分析を行うことで、震災前後におけるエネルギー政策を進める上で重要視されている論点、特に低炭素エネルギー社会の実現の位置付けの変化を分析した。また階層分析法を用いて、情報の与え方によるエネルギー政策に対する選好への影響について分析した。
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高山 慎史, 菊池 康紀, 平尾 雅彦
セッションID: P2-20
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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近年、新エネルギー技術も含めた電力需給システムの設計が求められている。しかし、現状では、新エネルギー技術導入時の電力需給システムがどのような挙動を示すのかまだ十分な議論はなされていない。そこで、本研究では、年間消費電力に対する各発電技術の構成比を入力とし、電力のコスト、CO2排出量、供給安定性にかかわる項目を評価結果として出力するモデルを構築し、新エネルギー技術を考慮した電力需給システムを複数のシナリオに分け、電力需給構造の分析を行った。
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高橋 亮太, 橋本 征二
セッションID: P2-21
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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滋賀県では、「持続可能社会の実現に向けた滋賀シナリオ」(平成21年10月)において、太陽光発電を2030年までに20%の住宅に普及することとしている。これをより具体的に検討するため、太陽光発電の導入シナリオを「世帯数」「屋根面積」「日射量」などの観点から複数設定し、これらの発電量・コスト・環境負荷等を比較することで、より効率的な導入のあり方を検討し、今後の導入プランを提示した。
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佐々木 宏大, 中谷 隼, 森口 祐一
セッションID: P2-24
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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震災後の電力需給逼迫への懸念を背景に、我が国では電力消費量を抑制する施策への関心
が高まっている。そこで、本発表では、国内の産業がサプライチェーンのどの段階、どの
分野で電力を消費しているかを産業連関分析を用いて明らかにした。さらに、環境負荷お
よび経済的損失を考慮した電力消費抑制のための施策実行の基礎とするために、各産業の
二酸化炭素排出量や粗付加価値額等に対する電力消費量を明らかにした。(194文字)
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岩下 達也, 松本 亨
セッションID: P2-25
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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本研究では、町丁目レベルの細密人口予測と、パーソントリップ調査のデータを用いた性別・年齢階層別・町丁目別自動車利用特性の分析に基づき、自動車需要の将来予測を行った。それをもとに2020年までの自動車起因CO2排出量を推計した。その結果、2020年の北九州市戸畑区の自家用自動車起因のCO2排出量は年間24,801tで、2005年比54%の増加と予測された。人口が減少するにも関わらずCO2排出量が増加する結果となった理由は,一人当たりの自動車利用距離が増加すること、特に女性と高齢者の自動車利用の増加が大きな理由としてあげられる。
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青木 秀樹, 伊坪 徳宏
セッションID: P2-35
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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サプライチェーンにおけるCO2管理が注目をされる中、GHGプロトコル・イニシアティブの「スコープ3・スタンダード」が2011年に発行された。この制度では間接的に排出されるサプライチェーン全体でのGHG排出量を管理することができる。しかし、スコープ3とLCAは概念が近いものの、実際に分析を通じた比較研究は少ない。そこで本研究ではLCAとスコープ3の位置づけを明確にし、特徴や違いをまとめた。また、東京都市大学を評価対象とし、双方を用いてCO2排出量を算出した。
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笠井 利浩, 千葉 充浩, 市橋 健
セッションID: P2-38
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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近年、環境負荷削減や上水道水使用量の削減を目的として、一般家庭に雨水活用装置が設置される機会が増えてきた。しかしながらこのような小規模な装置では、設置前のシミュレーション等による評価が行われずに設置されている場合が多い。本研究では、設置場所、貯水タンク容量、時間帯別使用水量等の稼働条件を入力することにより、だれでも簡単に環境負荷削減量、経費削減量および雨水使用量を求めることができるWebアプリケーションを開発したので報告する。
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笠井 利浩, 今井 康友
セッションID: P2-39
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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国外では様々なスタイルの雨水活用装置が開発されているが、日本の雨水活用装置は発展途上にある。本研究では、国内外の雨水活用装置の調査を行い、装置のシステム構成の違いによる特徴について分類してまとめた。日本国内における平均的な一戸建て住宅にこれらの雨水活用装置を設置したと想定し、トイレ洗浄用水や洗濯に用いる水道水を雨水で代替した場合の環境負荷削減量やコスト削減量について評価を行った。
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木質バイオマス利用実態の推移を踏まえた環境負荷削減策の検討
野田 潤, 木皿 自然, 柿澤 奈々子, 小林 謙介, 井上 隆, 田原 聖隆
セッションID: P2-40
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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近年、低炭素社会に大きく貢献し得る材として、森林資源の活用が大きな注目を集めている。木材の約8割は建築分野で利用されているが、木質バイオマスの活用による資源や炭素放出量の削減効果を、具体的かつ定量的に評価した例は殆どない。本研究では、近年の建築分野における木材のマテリアルフローの年次変化に着目しつつ分析し、森林資源の建築分野での利用可能性と環境負荷低減可能性の検討を行う。
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田島 亮介, 鈴木 崇司, 多田 千佳
セッションID: P2-43
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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温泉地域から排出される生ゴミの量,処理エネルギーは大きく,今後低減させる必要がある.含水率の高い生ゴミの有効活用法にメタン発酵が考えられる.しかしメタン発酵は加温や原料収集,残渣処理にエネルギーを消費し,小規模化が困難であった.そこで,温泉熱を利用して加温エネルギーを削減し,原料収集等に観光客が参加する新しいシステムを考え実証を行っている.このシステムの地域への導入における環境影響評価を試算した.
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玄地 裕, 楊 翠芬, 匂坂 正幸
セッションID: P2-50
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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国産バイオ燃料の大幅な生産拡大を図るためには、食料や飼料等の既存用途に利用されている部分ではなく、未利用バイオマスの活用や耕作放棄地を活用した資源作物の生産に向けた取組を進めることが重要である。本研究では耕作放棄地の活用によるバイオ燃料生産の可能性・適用性について検討した。また、異なる原料由来のバイオ燃料生産システムにおける温室効果ガス排出量の推計、比較を行った。
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紺野 聖人, 中谷 隼, 森口 祐一
セッションID: P2-55
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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容器包装プラスチックのリサイクルにおける選別工程の効率化のために、欧州で実施されている大規模選別施設による選別工程の一括化を日本で導入した場合の効果を、環境負荷および経済性の観点から評価した。具体尾的には、施設の導入に伴う収集・輸送工程の変化、選別工程のエネルギー消費量とイニシャルおよびランニングコスト、ベールの樹脂種類の組成に依存する樹脂種類別の再生樹脂の製造量と、それぞれの用途に着目して、施設の導入による効果を評価した。(214字)
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川嶋 琢幹, 嵐 紀夫, 稲葉 敦, 本下 晶晴
セッションID: P2-57
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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プラスチックと炭酸カルシウムを主成分とする「ストーンペーパー」が森林資源並びに水資源を保護するものとして着目されている。通常のパルプ紙は、カーボンニュートラルと考えられるので、ストーンペーパーはCO2排出量を主とする地球温暖化の観点からは通常のパルプ紙よるも環境影響は大きいと考えられる。本研究では、森林資源並びに水資源の評価も含めてスt-ンペーパーの環境影響を考察する。
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砂川 直也, 村上 佳世, 伊坪 徳宏
セッションID: P2-64
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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水問題に対する関心が高まっており、水に関する環境情報の見える化が注目されている。ウォーターフットプリントは国際規格化に向けた作業が実施されており、今後、世界的に広まるものと考えられる。また、社会的・環境的に意義が高いとされる地産地消も注目されている。本研究では、横浜市の地元農家を対象とし、ウォーターフットプリントを実施した。算定結果を一般消費者に一定期間開示し、反応を見るためにアンケート調査を行い、その結果からウォーターフットプリントの潜在性を考察した。
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宮本 高明, 伊坪 徳広, 久保 正英
セッションID: P2-65
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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2011年3月11日に起きた東日本太平洋沖地震を受けて、現在被災地域および被災者を対象としたさらなる復興支援が求められている。「炊き出し」は被災者に食事を提供するだけでなく、ミュニケーションを通じて心の安寧を与えることに貢献するものと考えられている。本研究では、宮城県において開催される「炊き出し」イベントに注目し、LCAに基づいた環境影響評価をおこなう。またCO2の算定に合わせて、ウォーターフットプリントについてもあわせて実施した。
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白石 靖, 山岸 健, 中野 勝行, 水野 成夫, 石塚 明克, 田原 聖隆
セッションID: P2-66
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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経済産業省CFP制度試行事業(2009~2011年)において、参加事業者のCFP算定を容易にするために共通原単位データベースを構築し、1031件のデータを公開した。それらのデータの分類、作成方法、工業会からのデータ提供状況、検証方法、参加事業者における活用方法および使用状況について述べる。さらには、データ作成・提供者及び利用者の両方の視点から見た課題について述べ、CFP制度を支える原単位データベースの望ましい在り方について考察を加える。
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降籏 駿一, 若林 竜哉, 伊坪 徳宏
セッションID: P2-67
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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水問題に関心が高まる中、水使用量を定量的に示すウォーターフットプリントの規格化が進められている。既存文献では、廃棄段階の計算方法が要因で、水量が過剰に投入されていると指摘されてきた。
従って本研究では、廃棄の際使用される、下水処理を反映した廃棄段階の計算方法の作成を目的とする。計算方法は、他の事例研究にも適用できるように、汚水量・水質汚濁物質ごとに排水量が算定できる計算方法の構築を目指す。
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鈴木 琢海, 伊坪 徳宏, 小野 雄也
セッションID: P2-68
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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世界的に地球温暖化や水資源問題に対する関心が高まっている昨今、計算ツールであるカーボンカリキュレータやウォーターカリキュレータが多く開発されている。しかし、それらのカリキュレータはライフサイクルの考慮がなされていないことなどの問題点が挙げられる。そこで、本研究ではこれらの課題を解決し、誰もが計算できるカリキュレータの開発を行った。
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山田 玄卓, 小野 雄也, 伊坪 徳宏
セッションID: P2-71
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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世界的に水問題に対する関心が高まっており、ISOではウォーターフットプリントにおいて水消費量に対する汚染を対象としているのに対し、ウォーターフットプリントネットワークでは水汚染に対して許容濃度に必要な水消費量を算出している。現在日本でもデータベースの開発が行われているが、水の汚染に関しては行われていない。そのため水の汚染をウォーターフットプリントで算出し、N,Pの富栄養化物質に注目して、潜在的水消費量を算出した。
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高橋 和枝, 染村 庸, 國岡 達也, 根本 康恵, 松野 泰也
セッションID: P2-74
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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スマートフォンは、近年、急激に台数を伸ばしており、今後も増加することが予想される。一方、スマートフォンは、フルブラウザ機能を有するため、パソコンやPDAを代替し、将来的には小型電子機器を集約することも期待できる。そこで、スマートフォンの資源消費による環境影響を評価するため、実機を解体し、元素分析により資源含有量を把握した。さらにユーザーアンケートを行い、スマートフォンによる他小型機器の代替可能性を評価し報告する。
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森戸 伸正, 小林 和樹, 嵐 紀夫, 稲葉 敦, 本下 晶晴
セッションID: P2-75
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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近年録画機器の大容量化が進んでいる。これには画像の鮮明さ等を求める消費者の要求が反映されていると考えられる。本研究では、録画機器の特徴を抽出し、それぞれの特徴に対する消費者の受容性をコンジョイント分析を用いて支払い意志額で評価する。
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宮坂 庸平, 菅原 裕介, 伊坪 徳宏
セッションID: P2-81
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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2010年10月に名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催され、生物多様性の損失要因の1つに森林伐採等の自然環境の破壊や汚染が挙げられた。紙や木を使用した製品は森林を伐採して作られるため、環境負荷の中でも「生物多様性」や「一次生産」への影響が懸念されている。近年販売が始まった紙製ハンガーは古紙パルプ100%であり、チップの新規投入量の削減に寄与することが期待される。本研究では木製ハンガーと紙製ハンガーの環境負荷を比較し、生物多様性の観点からMiLCAとLIME2を用いて環境影響評価結果を算定した。
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岡下 隆典, 中谷 隼, 森口 祐一
セッションID: P2-82
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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食品トレーやレジ袋などの容器包装に関わる小売業者の3R促進を、リデュース・リサイクルによる資源消費削減量や廃棄物削減量での評価だけではなく、従来包装と代替包装の流通・包装・保管・管理・販売の作業工程の違いによるエネルギー消費量、店舗で容器包装を回収した場合に保管にかかるエネルギー消費量の実データを収集し、回収した場合のリサイクル工程の歩留やエネルギー消費量と再生原料によるや代替効果も考慮して、環境負荷削減量を比較評価した。
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上村 豪, 嵐 紀夫, 稲葉 敦, 小泉 亨, 前川 均, 並河 治
セッションID: P2-83
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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近年、ICT技術の普及によるCO2排出削減効果が期待されている。しかし、ICT技術を利用すると端末機器であるパソコン等のエネルギー消費だけでなく、ネットワーク等のインフラのエネルギー消費が増大する可能性がある。一方、ICT技術の普及により人件費の削減や紙の消費量の削減などが期待される。さらに、ICT技術の普及により社会全体のインフラの変化がもたらされる可能性もある。本研究では、これらを総合したCO2排出量の削減効果について検討する。
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長谷川 大士郎, 嵐 紀夫, 稲葉 敦
セッションID: P2-84
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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ICT技術の発達により、買い物の形態が多様化している。
買い物にかかるCO2排出削減として、無店舗宅配システムの有効性が指摘されている。そこで食料品を例に、店舗販売とネット販売の環境負荷を比較し、消費者がどの店舗形態を利用しているかを調査することで、現在購入行動にかかるCO2排出量を算出する。
そこからネット販売が及ぼすCO2排出量増減について評価する。
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新井 辰弥, 八木田 浩史
セッションID: P2-88
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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現在、消費者に環境負荷を示す環境表示としてカーボンフットプリントや省エネラベル、企業が発行する環境報告書などがある。
本研究では、環境省が発行している環境表示ガイドラインなどを基に、各環境表示を定量的に評価するシステムを開発する事を目的とした。評価項目を(1)定量的な環境表示か(2)消費者にわかりやすい環境表示か(3)消費者メリットが表示されている環境表示かなどとし、作成した評価項目を基に各環境表示の点数付けを行った。
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菅林 恵太, 曽根 真理, 木村 恵子, 神田 太朗
セッションID: P2-91
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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社会資本整備は、構想、設計、施工等の段階毎に意思決定がなされ、より公正かつ合理的な整備が行われる。各段階におけるLCI計算とそれに基づいた評価を行うことで、環境負荷の少ない社会資本整備を実施することができる。社会資本整備は、段階毎に意思決定事項及び環境負荷量の算出に使用するデータが異なることから、各段階それぞれに適した環境負荷量算出式の開発を行った。
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堀江 直基, 橋本 征二
セッションID: P2-93
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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駅前広場は、交通空間としての役割だけでなく環境空間としての役割も担っている。そのため、駅前広場の開発において、住民や利用者の声が聞かれることは少なくない。本研究では、これからの西大路駅周辺の街づくりに貢献することを目的として、周辺住民がどのような駅前広場を求めているのか、また、周辺住民の属性や地域の特性などが「周辺住民の求める駅前広場」とどのように関係しているのかを検討した。
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古賀 楓子, 橋本 征二
セッションID: P2-94
発行日: 2011年
公開日: 2012/02/16
会議録・要旨集
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京都市都心部では、少子化により小学校の統廃合が多数発生している。廃校となった小学校跡地の約半分は、活用案が決まり再利用されているが、残りの半分は活用の概要が決まっただけであるか、未だに活用方法が定まっていない。本研究では、今後の小学校跡地活用案の策定に資することを目的として、活用案決定までのプロセスを明らかにするとともに、跡地活用案を検討する上で有効となる活用モデルのパターンを作成した。
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