自動制御連合講演会講演論文集
第57回自動制御連合講演会
選択された号の論文の415件中301~350を表示しています
生体情報計測(1)
  • 間渕 隆弘, 横田 理, 長尾 光雄
    セッションID: 2C08-2
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/03/02
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    東洋医学には脈診法と呼ばれる診断方法ある.これは手首を通る橈骨動脈を指による触診を行うことにより臓器の状態や健康状態を把握する診断方法である.しかし,この診断方法は医師の経験による診断で,客観性や再現性に欠ける.そのため本研究では脈波を計測できる装置の開発を行い,脈波の大小を調べることを目的にしている.その初期として光学センサを用いてヒトの橈骨動脈に空気噴流を吹き付け,脈波の変化を光学センサで計測する方法を提案する.
  • 柴田 将太, 伊藤 直史
    セッションID: 2C08-3
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/03/02
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    肥満を原因とする各種疾病を予防するため,健康診断等で体脂肪分布を簡易に計測することが求められている.そのための手法として,インピーダンス CTがある.これは,対象表面に微弱な電流を印加し,表面に生ずる電位の計測データから内部導電率分布を推定し,体脂肪分布を画像化する方法であ る.分布の推定精度を向上させるには,対象に接触させる電極数を増やし,計測データ数を増加させる必要があるが,従来のリレーを用いた計測システ ムでは難しい.そこで,I2Cインターフェースを利用した多点計測システムを開発している.このシステムはPCから計測に用いる電極を容易に切り 替えることができ,また,電極数を約64点まで増やすことが容易に可能である.
  • 野村 健太, 渡辺 哲矢, 岩瀬 将美
    セッションID: 2C08-4
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/03/02
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    本研究では,日常生活におけるバランス能力が,一輪車やセグウェイ,バランスボードなどの不安定な乗り物に対する習熟過程へ及ぼす影響を解析するべく,日常生活におけるバランス能力とバランスボード上でのバランス能力との関係解析を行う.各被験者に対して,床面上で特定のバランス保持姿勢を取らせる試験と,バランスボード上でのバランスを保持する試験を実施する.各試験結果に対して統計的手法を適用し,関係解析を行う.
  • 太田 匠, 小林 大樹, 岩瀬 将美
    セッションID: 2C08-6
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/03/02
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    本研究は,肘関節駆動用アクチュエータを有する筋電義手開発を目指して,筋電位に基づく肘関節角度の推定法を確立する.筋電位発生から身体運動発現までの電気力学的遅延をむだ時間として扱い,筋電位と肘関節角度の関係を表わす動的システムを非線形モデルとして表現する,むだ時間付非線形ARX(NDARX)モデルを導入する.NDARXモデルへ筋電位を入力することで,肘の伸展-屈曲時の関節角度をモデルの出力として推定する.提案法による肘関節の推定角度と計測値を比較し,有効性を検証する.
生体情報計測(2)
OS JAXA 公募型研究の紹介 ー Tilt Wing VTOL 機の制御技術 ー
モデルフリー制御・データ駆動制御
OS 移動・搬送システムの制御
最適制御
流体・弾性体とシステム制御
フルードパワー制御
OS プラントモデリングの新展開(1)
OS プラントモデリングの新展開(2)
  • 松井 義弘, 綾野 秀樹, 中野 和司
    セッションID: 2B11-1
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/03/02
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    DCモータの速度制御系をアナログ回路で構成した実験装置を用い,そのステップ目標応答データからDCモータの伝達関数を推定する方法を示した.なお,閉ループデータは,ディジタルオシロスコープで取得した制御器出力,モータ電機子電流およびモータ速度である.実験装置のモータ速度は,制御対象であるDCモータと同じものを速度発電機として使用したため,取得されたデータは,ブラシ・整流子によるノイズが比較的大きいものであったにもかかわらず,提案法で良好な推定結果が得られた.
  • 岡 宏弥, 丸木 勇治, 末光 治雄, 松尾 孝美
    セッションID: 2B11-2
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/03/02
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    本報告では,摩擦がある場合にSpongらの部分線形化モデルを用いて,振子がホモクリニック軌道に達する倒立振子制御系を構成する.振子がホモクリニック軌道になることは,倒立点で一旦振子が静止し,さらに回転運動を続けることを意味している.このようなコントローラは,不安定な制御系を用いて振子の振り上げを可能にできることを示唆している.まず,振子部分システムに対して,丸木らが提案したコントローラが,倒立点を含むホモクリニック軌道に漸近的に収束することを示す.ついで,台車の安定性を保証するために,forwarding的な手法を導入する.さらに,全体の安定性を保証するために,振子制御則と台車制御則との調整項を導入する.最後に,提案したコントローラの有効性を,計算機シミュレーションと実験により確認する.
  • 澤田 賢治, 新 誠一
    セッションID: 2B11-3
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/03/02
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    物理系のモデリングや制御系設計を扱う上で,状態方程式は必須な数理モデル表現の1つである.状態方程式は数学的手法と親和性が高い一方,必ずしも工学的な実情に沿った表現ではない.本発表では,工学的な実情を考慮した数理モデル表現の1つである「和分型状態方程式」について紹介する.本表現はシステム内の寄生的なエネルギー要素やサンプリング時間に対して「連続性」という状態方程式にはない特徴を有している.本発表では,和分型状態方程式の適用例として適応オブザーバ構成についての最近の結果を述べる.
  • 的場 ちさと, 今増 啓介, 末光 治雄, 松尾 孝美
    セッションID: 2B11-4
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/03/02
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    Goisらは,3結合修正型Van der Pol発振子を用いて,心臓リズムを表現する数学モデルを提案し,その3つの振動子の結合が切れることにより,心疾患が起きることを数値シミュレーションにより示している.本報告では,正常状態,心室粗動,洞性除脈の心電図を発生するパラメータを探索するとともに,このモデルから,アンサンブルカルマンフィルタおよび粒子フィルタを構成し,これらの疾患を結合パラメータの推定値から検出できることを示す.
  • 金江 春植, 中道 正紀, 和田 清
    セッションID: 2B11-5
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/03/02
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    ファジィ推論の後件部に1次関数や2次関数を持つ関数型SIRMs(Single Input rule Modules)推論法が肺エラスタンスのモデリングに有効であることは著者らのこれまでの研究で明らかになっている.しかし,全体のエラスタンスの推定結果は個々のルールの加重平均によって決まり,メンバーシップ関数が重なっている部分では,当初の各々の後件部推定結果と異なる値となる.本研究では,呼吸モデルの推定誤差を逐次低減させる繰り返し推定アルゴリズムを提案し,肺エラスタンスの推定精度を向上させる.
  • 星野 修, 松尾 孝美
    セッションID: 2B11-6
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/03/02
    会議録・要旨集 フリー
    We examined how the depression of intracortical inhibition due to a reduction in ambient GABA concentration impairs perceptual information processing in schizophrenia. A neural network model with a gliotransmission-mediated ambient GABA regulatory mechanism was simulated. In the network, interneuron to glial cell and principal cell to glial cell synaptic contacts were made. The former hyperpolarized glial cells and let their transporters import (remove) GABA from extracellular space, thereby lowering ambient GABA concentration, reducing extrasynaptic GABAa receptor-mediated tonic inhibitory current and thus exciting principal cells. In contrast, the latter depolarized glial cells and let the transporters export GABA into the extracellular space, thereby elevating ambient GABA concentration and thus inhibiting principal cells. A reduction in ambient GABA is assumed in a schizophrenia network. Multiple dynamic cell assemblies were organized as sensory feature columns. Each cell assembly responded to a sensory feature stimulus. Tuning performance of the network to a feature stimulus was evaluated in relation to the level of ambient GABA. Transporter-deficient glial cells caused a deficit in the GABAergic gliotransmission and reduced ambient GABA concentration, which markedly deteriorated the tuning performance of the network, broadening the sensory tuning. Interestingly, the GABAergic gliotransmission mechanism could regulate local ambient GABA levels. Namely, it augmented ambient GABA around stimulus-irrelevant principal cells, while reducing ambient GABA around stimulus-relevant principal cells, thereby ensuring their selective responsiveness to the applied stimulus. We suggest that a deficit in GABAergic gliotransmission may cause a reduction in ambient GABA concentration, leading to a broadening of sensory tuning in schizophrenia. The GABAergic gliotransmission mechanism, proposed here, may have an important role in the regulation of local ambient GABA levels, thereby improving the sensory tuning performance of the cortex.
OS 光でできるあんなこと,そんなこと(1)
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