澱粉工業学会誌
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12 巻, 2 号
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  • 菅沼 彰
    1965 年 12 巻 2 号 p. 43-47
    発行日: 1965/03/20
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 本坊 慶吉, 大久保 猛, 川西 幸敏, 佐多 須賀子
    1965 年 12 巻 2 号 p. 48-57
    発行日: 1965/03/20
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    以上の結果を要約すると, 晒粉反応時のpHの差, 澱粉の貯蔵, 或は薬品の使用量の差などがばらつきに大きな影響を及ぼすのに対して, 水洗回数の差によってはあまり大きな影響は見られない。 また現場仕込みと晒澱粉の粘性については糊化開始温度と最高粘度に達する温度の低い澱粉, また最高粘度500B.U. 以上で, しかも白度90以上の, 異物を混入していないものが良好な結果を得ている。 凍麺原料としての晒澱粉については未解決の問題が非常に多く, 今後さらに検討しなければならないが, たとえば澱粉中に含まれるカルシュウム, あるいは塩素イオン等と凍麺の透明度との関係や, 冷凍との関係, またカルキ処理だけでなくて, 次亜塩素酸ソーダ等の使用の方法, 特に鈴木等の報告にあるように, 白度90以上で, しかも最高粘度が700ないし800B.U. 程度の, 非常に粘度の高い澱粉が, すり込み澱粉に次亜塩素酸ソーダを使用することによって得られていることなどからも凍麺原料としての晒澱粉製造方法として検討する必要があるのではないかと思われる。
    最後に, この報告を行うにあたり, いろいろ御指導頂いた鹿児島農業試験場の山村頴博士, 並びに当社の研究室の諸氏に対し感謝の意を表する。
  • 貝沼 圭二, 田所 克子, 鈴木 繁男
    1965 年 12 巻 2 号 p. 57-61
    発行日: 1965/03/20
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    1) グルコース, フラクトース混合系から, グルコースを分離定量する目的で, Willstätter-Schudel法の改変法を用いて, フラクトースの影響を検討した。
    2) Willstätter-Schudel法の水酸化ナトリウムを, 炭酸ナトリウムに変えたミクロ法を用いて, フラクトースが, 2倍量存在する場合に, 2%程度の誤差で測定出来ることを知った。 但し, この場合に放置する温度が重要な因子で, 20℃では影響が少ないが, 30℃を越えるとデータのバラツキが大きくなると同時にフラクトースの影響が大きく出て来る。
  • 鈴木 繁男, 荒井 克祐, 鈴木 弘子, 宇高 京子
    1965 年 12 巻 2 号 p. 61-68
    発行日: 1965/03/20
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    生育時期別甘藷澱粉について, 化学的, 物理的性質について測定を行なった。
    (1) 粒度分布は生育時期のおそくなるにしたがって大粒子が増加し, 平均粒径も増加する。
    (2) 灰分, リン, カルシウムおよび蛋白質は, 今回の試験では, 特に生育時期別による差は認められなかった。
    (3) アミロース含量は, 沖繩100号は前回と同様初期に一旦減少した後は変動はなかったが, 農林1号はやや異なった挙動を示し, 生育初期の8月末頃まで減少した後, 再び増加し, その後安定した値を示した。
    (4) アミログラムによる糊化点は, 前回ほどの差がなかったが, 初期と後期に約2.5℃の差が認められた。 最高粘度は生育時期がおそくなるにしたがって上昇する。
    (5) X線回折図型は濃林1号で後期のものに第1環にやや強度が強くあらわれたが, 沖繩100号では特に大きな変化は認められなかった。
    (6) 液化不良澱粉, (α-アミラーゼ不溶性フラクション) に生育時期別の差を認めた。 特に初期に多いが, その後急激に減少し, 9月中旬頃から安定する傾向を認めた。
    本実験を行なうにあたり, 試料は関東東山農業試験場, 千葉試験地 小野田正利技官に御提供頂き, X線回折図型の測定には, 食糧研究所 柴田茂久技官, アミロース含量の測定には, 同堀内久弥技官に御援助頂いた。感謝の意を表する次第である。
  • 貝沼 圭二, 鈴木 繁男
    1965 年 12 巻 2 号 p. 69-79
    発行日: 1965/03/20
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • R. S. Shallenberge, 山根 嶽雄
    1965 年 12 巻 2 号 p. 80
    発行日: 1965/03/20
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 1965 年 12 巻 2 号 p. 81-84
    発行日: 1965/03/20
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
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