2019年に第9回のRugby World Cup日本大会が開催された。今大会で予選2回戦に臨むジョージア代表の選手に対して理学療法士, 柔道整復師,あん摩マッサージ師の計3名でコンディショニングケアを行った。活動期間は1日間であったが, 私自身のラグビー選手としての経験が選手とのコミュニケーション, コンディショニングに生かされ, 理学療法士として多くのことを学んだ期間であった。その中でもスポーツにおけるコンディショニングを行うためには, 競技特性や競技のポジション別からみた傷害特性を,コンディショニングを行う前の知識として知っておくことが重要であると改めて学んだ。また, タイトな試合スケジュールの中での疲労などが起因する傷害発生を予防するための, 選手やコーチに対する傷害予防のための啓発が重要であると感じたRugby World Cup日本大会であった。
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