鹿児島県霧島市敷根清掃センターで,振動ふるい機に搭載されている三相誘導モーターについてLCC数理モデルの有効性を継続調査し始めてから6年が経過した.市民生活における「安全衛生管理と環境保全」を最優先課題として,2009年度から三相誘導モーターを2台調達して,単年度ずつ交互に稼働させ,稼働後のモーターはメンテナンス後に次年度の予備として待機させている.現在,それを繰り返す「新しい定期保全方式」を展開中であるが,最初の4年間(2サイクル)は525,000円の三相誘導モーターに対して,高額な機器を稼働後の検査に導入したため,毎年,メンテナンスに420,000円前後の経費が発生していた.2013年度に「視聴覚を取り入れた実用的で簡便な部品交換の評価方式」を新規に導入したことで,単年度あたりの経費が189,500円まで驚異的に減額した.本年度は,更に37,000円まで減額され,LCCにおけるメンテナスコストの低減効果が益々顕著になった.
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