ATC (Automatlc Train Control)システムなどの導入にあたって必要な軌道回路のシミュレーション手法について,システム規模の増大とともに,従来の手続き型プログラミングに基づいた手法の問題点が顕在化していた.本開発では,シミュレーション手法にOOP (Obiect Oriented Programming)を適用し,軌道回路をオブジェクトとして一般化することにより大規模かつ簡便なシミュレーションを可能とし,解析の人為的ミス,解析時間の短縮,解析精度の信頼性向上を達成した.更に,現在の山手・京浜東北線の一部区間で更新・稼働中のATC (D-ATC)に適用することにより,軌道回路の電気的特性検討の事前評価に貢献する事ができた.
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