根の研究
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29 巻 , 4 号
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原著論文
  • 定政 哲雄, 山浦 寛子, 中野 明正, 安藤 郁奈, 佐藤 信仁
    2020 年 29 巻 4 号 p. 77-83
    発行日: 2020/12/20
    公開日: 2021/05/19
    ジャーナル 認証あり

    接ぎ木により中玉トマト ‘華小町’ の生産性が向上した.これは主要な元素の吸収量が増加することによるものと推定された.つまり,茎葉における多量元素K,P,Caの乾物あたりの含有量が接ぎ木によりそれぞれ7%,13%,15%増加した.一方でMgは26%減少した.根の多量元素含有量は,接ぎ木により8~28%の増加を示した.微量元素では,接ぎ木により茎葉のMnとFeの含有量がそれぞれ28%と27%増加したが,根ではそれぞれ50%と27%と著しく減少した.出液速度は接ぎ木により1.56倍となったが, この時の根の乾物量の接ぎ木による増加は1.32倍であった.根の乾物率が接ぎ木品種の方が低いことからも,リグニン化の進んでいない活性の高い根の割合が高いことも出液速度を高く維持することに寄与していると推定された.

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