日本原子力学会 年会・大会予稿集
2004年春の年会
選択された号の論文の775件中351~400を表示しています
蒸気インジェクタ
原子力システム設計,ヒューマンマシンシステム,高度情報処理
ヒューマンエラー,状況認識
  • 日常生活におけるエラー事例の分析結果より
    守川 伸一, 仁平 義明
    セッションID: M27
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
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    エラーの検知と修正過程に関するモデルを用いて、日常生活で経験するエラー事例を分析した。エラーに気づかせた情報に関して、違和感(意図と結果の矛盾情報を含む)、決定的情報のいずれも視覚情報が多かったが内容は異なっていた。違和感は明るさ、大きさ、一部に対する反応など漠然としているが、決定的情報では、確認、照合など具体的であった。また、エラーの種類別に見るとスリップでは違和感は聴覚、触覚も多いが、ミステイクでは視覚が多く、し忘れは違和感があまり無いなどの違いがあった。
  • 松井 裕子, 彦野 賢
    セッションID: M28
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
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    ツインユニットとなっている国内外のいくつかの原子力発電所におけるユニット間違いによるトラブル報告がある。実際のトラブルとほぼ同じ経路を歩行中の作業員の発話内容分析を行った先行研究では、経路を間違った被験者が周囲の環境と自分自身との位置関係にあまり注意を向けていない可能性が指摘されている。本研究は、作業員に発電所内の動画像から場所の定位を行うように求めることにより、作業員が発電所内で定位を行う際に利用する手がかりの種類および、定位の成否と利用された手がかりとの関係について調べることである。実験の結果、全試行のうち約5%においてユニット間違いが発生したこと、またそれらの試行ではユニット番号やユニット表示に関する言及が少ないことが示された。
  • 彦野 賢, 松井 裕子
    セッションID: M29
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
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    人間の空間認知にはいくつかのタイプがあり,その特性が日常的な行動にさまざまな影響を及ぼしていることが知られている.空間認知特性が一因と考えられるヒューマンエラーの未然防止のためには,空間認知特性と行動との関連について明らかにすることが重要である.本稿では,タービン建屋内を移動中の作業員の歩行行動を観察記録した結果を報告する.作業員の歩行行動はいくつかのパターンに分類されることが分かった.
  • 古田 一雄, 舒 羽非
    セッションID: M30
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
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    計算機シミュレーションを用いてTSAを推論し、TSAの良否を評価する手法を開発した。開発手法をDURESSに適用してその有用性を確認した。
保全情報,運転,訓練
原子炉機器,輸送容器・貯蔵設備の設計と製造
セラミックス絶縁耐熱コイルCRDの開発
  • (2) 駆動機構の開発と開発課題
    奈良林 直, 荒岡 勝政, 佐藤 道雄, 徳増 正, 石里 新一, 森 治嗣, 班目 春樹, 寺井 隆幸
    セッションID: N01
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
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    内蔵CRDを原子炉圧力容器内に内蔵することによって、原子炉格納容器の容積、およびCRD関連機器の物量を削減し、経済性の向上を図ることが期待できる。また、この内蔵CRDの適用によって、RPV下部が簡素化されると共に炉心がRPV下部に移動し、RIA(反応度投入事象)を撲滅すると共にLOCA時に炉心冠水維持が容易になる、RPV下部冷却による過酷事故時のIVR(炉心溶融物RPV内封じ込め)も有利となる等の大きなメリットが期待される。内蔵CRDの主要構成要素には、耐熱モータ、スクラム動作用のラッチ機構、位置検出器などがあり、更にRPV外から電力・信号の伝送する非接触コネクタである電磁カップリングなどがあり、いずれもセラミックス絶縁耐熱コイルを採用する。主要開発要素に対する技術課題は耐久性・信頼性向上、非接触電力・信号伝送技術、耐熱セラミックス絶縁コイルの高温・照射下での耐久性向上、軸受けの高温水中でのロバスト性向上、炉心上部構造の二相流安定性、ガイドチムニーの二相流FIV評価などである。
  • (3)高温水中下における軸受材料のスクリーニング試験と寿命試験
    後藤 正治, 大森 修一, 森 治嗣, 川野 昌平, 佐谷野 顕生, 奈良林 直
    セッションID: N02
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
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    制御棒駆動機構(CRD)を原子炉内に内蔵することによって経済性、安全性の更なる向上が期待できる。そのためには、炉内の高温水中下で使用可能な軸受について、材料の選定及び摩耗特性の把握が重要となる。本報告では、軸受材料を高温水中下で行ったスクリーニング試験と寿命試験について報告する。
  • (4) 軸受の摩耗特性評価および耐久性の検討
    川野 昌平, 佐谷野 顕生, 奈良林 直, 大森 修一, 後藤 正治, 森 治嗣
    セッションID: N03
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
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    内蔵電動制御棒駆動機構(CRD)の摺動部位にはスラスト軸受やローラ/ピンが使用され、それらの材料には高温水中環境下における耐久性が要求される。高温水中における軸受材料の摩耗特性を実験的に評価し、候補材の耐久性について検討した結果を報告する。
  • セラミックス絶縁コイルの耐熱性向上
    亀田 常治, 奈良林 直, 米田 えり子, 福井 和也, 寺井 隆幸
    セッションID: N04
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
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  • (6)電磁カップリングによる信号伝送の理論的検討
    小林 徳康 , 佐藤 道雄, 菅原 良市, 徳増 正, 荒岡 勝政, 奈良林 直, 後藤 正治
    セッションID: N05
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
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    BWR内に制御棒駆動機構(CRD)を内蔵することによって経済性、安全性の向上が期待できる。CRDへの電力はコネクタの一種である電磁カップリングを使用して供給する。一方、CRD位置信号も電磁カップリングを使用して炉外に伝送する。ここでは、電磁カップリングを使用したCRDの位置検出方法について、電磁カップリングの等価回路を使用して位置検出性能の理論的検討を行った。その結果、CRDの回転および原点位置を検出できる見通しを得た。
  • (7) 二相流FIV試験
    森元 雄一郎, 班目 春樹, 岡本 孝司, 萩原 剛, 奈良林 直
    セッションID: N06
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
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    制御棒駆動機構(CRD)を原子炉に内蔵することによって経済性、安全性の更なる向上が期待できる。内蔵CRDの設計において,CRDが沸騰二相流に直接曝されるのを防ぐため,急縮小部を持つガイドチムニと呼ばれる流路内を設置することが考えられている。CRDの安全性を評価するために,ガイドチムニが二相流によってどのように励振されるかを知ることが必要となる。
    本研究では,急縮小部を持つ円管内を流れる二相流の流動とそれによって励振される管の振動について実験的に調査した。
    急縮小部を通過した二相流は,急縮小部上流での流動様式が気泡流,スラグ流に関わらず,脈動現象を示す。この脈動の周期は2-10[Hz]と管の固有振動数(約100[Hz])と大きく異なる。図2に液相の見かけ速度を変化させていったときの液相流速と加速度変動の標準偏差の関係を示す。管が二相流によって受ける加振力は液相流速に大きく依存することがわかった。
キャスクの開発
  • 辻 博之, 伊藤 大一郎, 藤波 幸一
    セッションID: N07
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
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    コンクリートキャスクのキャニスタの蓋は溶接構造であるため、高い密封信頼性を有し、米国でも密封監視は要求されていない。しかし、我が国においてはPA上の観点から、簡易に密封監視ができることは本方式の実用化に非常に有用と考えられる。このため、実規模試験体を用いた試験によって、簡易なキャニスタの漏えいモニターについて検討した。本試験結果によれば、キャニスタ内圧が0.3→0.05MPaG低下した場合、キャニスタ蓋部と底部の温度差は20℃以上低下し、両者に密接な関係があることが明らかとなった。これにより、キャニスタ内圧の有意な変化は、キャニスタ蓋部と底部の温度差等から推定可能であると考えられる。
  • 実機大金属キャスク伝熱試験の分析
    石田 直行, 熊谷 直己, 鴨志田 守, 平沼 健, 清水 仁, 星川 忠洋, 堂守 生剛, 林 眞琴
    セッションID: N08
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
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    日立製作所では、当社で開発した乾式金属キャスクが十分な除熱性能を有していることを確認する目的で、実規模大の試作機を用いた伝熱試験を実施し、除熱性能と除熱評価解析モデルの信頼性を確認した。本報告では、伝熱試験結果からキャスク内部の伝熱現象を分析し、その現象を再現できる解析手法を確認する。
  • 村沢 観治, 今上 博司, 木村 陵介, 望月 信一, 山本 浩市
    セッションID: N09
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
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    乾式金属キャスク用の木製緩衝体を開発し、1/4スケールモデル落下試験を行うことにより各姿勢の9m落下時の衝撃を50G以下に緩和できることを確認した。本試験の検証解析を動的衝撃解析コード「LS_-_DYNA」で行った結果、落下試験結果を安全側に推定できることが明らかになった。
原子炉の運転管理と点検保守
リスクベースド保守
  • 全体計画と定例試験手順の分析
    高橋 義則, 西 宏八郎, 上野 隆, 藤井 正彦, 桜本 一夫
    セッションID: N14
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
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    定例試験に関して、定例試験手順の分析、リスク指標の定量的評価基準の検討、定量評価及び検討対象試験の抽出、試験頻度変更に対する定性的な検討、及び複数の試験頻度変更による影響確認等を評価し、リスク情報に基づく適正な定例試験頻度の検討を実施した。
    はじめに、本検討では定例試験における試験手順の分析結果について述べる。
    通常運転中に実施される定例試験において、その手順により発生する機械故障や手順を逸脱してしまう人的過誤等の影響を把握するため、定例試験手順書をもとに試験手順をFMEA (Failure Modes and Effects Analysis)に基づき分析し、故障・失敗によるプラントへの影響(負の効果)を確認し、試験による負のリスク影響の大小を判定して、定量的にリスク評価するべき定例試験項目を摘出した。
  • 評価及び結果
    高橋 義則, 西 宏八郎, 上野 隆, 藤井 正彦, 桜本 一夫
    セッションID: N15
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
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    保安規定に記載されている定例試験の頻度について、定例試験頻度を見直すことを目的として、リスク情報を活用した評価を実施した。
    本検討は、評価方法のフローチャートに従い、BWR5を代表プラントとして、定例試験それぞれの試験頻度を変更した場合の個別の定量評価及び定性評価と、変更候補として選定された全ての定例試験の試験頻度を同時に変更した場合のリスク評価ついてである。
  • _-_ 定量評価のためのリスク指標の検討 _-_
    高橋 義則, 西 宏八郎, 藤井 正彦, 上野 隆, 桜本 一夫
    セッションID: N16
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    リスク情報を活用して定例試験頻度を評価することを目的として、米国でのリスク情報の活用方法を参考に、種々の安全機能を持つ定例試験の頻度評価を行うためのリスク指標を選定するとともに、定例試験頻度の変更候補を選定するためのリスク指標のスクリーニング基準を設定した。
  • 森 智美, 五十嵐 祐介, 森田 毅, 青木 孝行, 高田 洋祐, 高橋 浩道, 河合 勝則
    セッションID: N17
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    米国におけるリスク情報を活用した検査の最適化手法を参考として、敦賀発電所2号機においてPSAでモデル化されている機器・系統について、出力運転中の定期的な試験・検査頻度の延長可能性等に関する評価を実施した。
  • 状態監視型保全のためのポンプ経年劣化傾向分析
    城山 孝二, 能島 雅史, 荒木 憲司, 貝森 公大, 宮本 裕之, 寺島 信, 林 洋二郎
    セッションID: N18
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    原子力プラントの機器メンテナンスは,品質を保持したままコストを削減するために,従来の一定時間毎に検査・部品交換を行う時間監視型(TBM:Time Based Maintenance)から,機器の状態に応じて検査・部品交換を行う状態監視型(CBM:Condition Based Maintenance)に移行しつつある.CBMを実現するためには,機器の運転条件と消耗品の経年劣化の関係を明らかにし,運転条件に応じた寿命を精度よく予測することが重要である.日立では,これまでに配管減肉管理,弁管理に取り組んできた.本研究では,ポンプ摺動部の摩耗を対象に,CBMの考え方を適用し,有効性を確認した.
もんじゅ用ISI
ECT
  • き裂形状の定量的評価
    長屋 嘉明, 糟谷 高志, 遠藤 久, 内一 哲哉, 高木 敏行, 西水 亮, 小池 正浩, 松井 哲也
    セッションID: N25
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    第2報ではマルチコイルECTプローブより画像化した信号に対して、画像処理法の一つであるテンプレートマッチングを応用したき裂位置同定手法を提案した。本報告では、同定された位置近傍に分布する測定ECT信号よりき裂形状の再構成を行ない、プローブ性能を評価する。
  • き裂位置同定の画像処理的手法
    長屋 嘉明, 糟谷 高志, 遠藤 久, 内一 哲哉, 高木 敏行, 西水 亮, 小池 正浩, 松井 哲也
    セッションID: N26
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    第1報では複雑形状の金属構造物に適用可能なECTプローブ開発を目的としたマルチコイルECTプローブを試作し、表面人工き裂試験片において空間分解能3mm、識別可能深さ3mmを達成したことを報告した。本報告では、画像化したECT信号に対して、画像認識技術を応用したき裂位置同定手法を提案する。
  • 糟谷 高志, 長屋 嘉明, 遠藤 久, 内一 哲哉, 高木 敏行, 西水 亮, 小池 正浩, 松井 哲也
    セッションID: N27
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    2励磁コイル方式を採用した厚肉金属部対応ECTプローブは、従来識別限界であった深さ5mm以上のき裂の識別能力をもつ。深いき裂や近接複数き裂などを人工的に施したSUS304試験体を測定し、得られた信号を用いて、き裂深さサイジングを行う。深いき裂に対するサイジングが十分な精度で可能であることを示す。
  • 西水 亮, 松井 哲也, 小池 正浩, 遠藤 久, 内一 哲哉, 高木 敏行
    セッションID: N28
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    本研究では、従来の2つの励磁コイルを用いる厚肉用プローブの改良型として、フェライトコアにより2つの励磁コイルを磁気的に結合したプローブを開発した。試験体として鋼板に設けたSUS304深さ15mmのEDMスリットを用いて、従来のプローブより、検出感度が+16%向上することを確認した。
  • 橋本 光男, 福岡 克弘, 山田 陽介, 浅井 晃一
    セッションID: N29
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    原子炉内構造物の検査には、水中、耐高放射線、高速性、高精度化が要求される。本研究は、このような条件下で高速に非接触に検査ができる渦電流探傷法に着目し、一様な渦電流分布を持つプローブを開発し、厚板への適用性を検討した。基本的な特性として、検出特性、分解能を評価し、次に疲労き裂、SCCの検出特性を評価した。この結果、き裂を高感度で検出でき、かつき裂の評価特性を明らかにした。これらの結果について報告する。
  • 多チャンネルECT信号によるSCCの復元技法について
    小島 史男, 五島 菜々花, 河合 信弘, 小林 太, 西水 亮, 小池 正浩, 松井 哲也
    セッションID: N30
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    ECTカメラによる多チャンネルインピーダンス信号を用いて、通信ネットワークを介した迅速診断システムの構築をおこなっている。迅速診断システムは検査機器の高機能化にもとづく検査機能のモデル化を通じて、逆問題解析による高精度なき裂のサイジングを行うことを目的としている。き裂の高精度評価は2段階で実施した。第1段階では、ECTの2次元信号を正則化技法により、近接き裂の信号分離を行い、表面き裂の枝分かれや、き裂進展の概要を把握し、き裂形状のモデリングを行う。第2段階においては、き裂形状モデルと検査機能モデルを融合して、深さ方向のサイジングや、導電率、透磁率などの物理パラメータの推定を実施し、高精度なき裂形状を実現するアルゴリズムを構築した。開発したアルゴリズムの有効性をSCC試験片データを通じて検証したので報告する。
状態監視・保守要素技術
  • (2)原子力発電プラントでの適用性評価試験
    手塚 英昭, 大森 修一, 手塚 健一, 森 治嗣, 遠藤 俊昭, 鈴木 英宣, 速水 弘之
    セッションID: N31
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    耐放射線性にとりわけ優れたF(フッ素)含有石英コア材料を用いたイメージガイドを応用して、ワイヤー方式による回転機構を先端対物部に組み込んだファイバスコープシステムを開発し、原子力発電プラントで適用性評価試験を行った。
  • 変動比率法を用いた傾斜調定率によるプラント出力制御安定性評価
    加賀見 雄一, 森  治嗣, 兼本 茂, 榎本 光広, 河村 真一郎
    セッションID: N32
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    実機プラントにおける炉心特性監視の重要性が高まってくることから、炉内計測信号と炉心動特性モデルを組み合わせて、炉心流量評価、炉心安定性評価、温度反応度係数、ボイド反応度係数算出等を推定する新しい炉心監視手法の開発を進めてきた。近年、運転効率向上の為、熱出力定格運転が実施されている。熱出力増加に伴い、プラント出力制御安定性が問題となる場合がある。これは、熱出力増加に伴い主蒸気加減弁の開度が大きくなるため、開度/主蒸気流量の非線形特性を、制御系ゲインの一つである傾斜調定率で補償しきれなくなる場合に対応する。本報ではこのプラント出力制御安定性評価に重要な傾斜調定率に新たな評価手法を適用し、その検証及び有用性を述べる。
  • 長舩 和典
    セッションID: N33
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    原子炉プラントでは設備の健全性を確認するための超音波を用いた非破壊検査の方法の一つとしてEMATが使われている。しかしながらEMATの検出信号レベルは低く、改善が望まれている。検出信号レベルはEMATを構成する永久磁石の磁場を強くすることによって高くなるが、永久磁石によってできる磁場は最高で約1.5Tであり、EMATの信号強度をこれ以上高めることは難しい。また、永久磁石は厚さが薄くなると磁力が弱まりSH波(horizontally polarized shear wave)用EMAT等においては高周波化が困難である。そこで、永久磁石をパルス磁場発生コイルにすることで、これらの問題を解決することを検討している。
    パルス磁場発生コイルに流すパルス電流をPFN回路を用い発生させ、SH波用EMATの磁場発生コイルにすだれ状電極を使用したところ最大磁場1.7Tとなる周期的磁場を作り出すことが出来た。
    今後はパルス磁場発生を用いたEMATを試作し、S/N比の向上や超音波の高周波化の観点からその有用性について報告する。
  • 馬場 淳史, 中村 基之, 松井 哲也
    セッションID: N34
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    原子力プラント機器の表面欠陥を迅速に検査するため、非接触で広域一括検査できる、ESPI法*を応用した検査技術を開発中である。本報告では、弾性波励起手法として積層型圧電素子を用いた探傷ヘッドを試作し、装置基本性能を検証した。また、パルスレーザ照射励起の弾性波の計測を検討し、表面欠陥の検出が可能なことを確認した。*ESPI法:レーザスペックルパターン干渉法
  • 尾崎 哲浩, 辻 雅司, 島津 洋一郎
    セッションID: N35
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    BWR安定性評価手法のベンチマークのため、Forsmark1/2号機において様々な条件下で実験が行われたが、実験CASE4で採取されたデータには安定性に関係の深いと考えられる周波数の近接した二種類の振動成分が観測された。従来法では、これらの振動成分を的確に分離することは難しい。本研究ではSVD法、ICA法を組み合わせた解析を行うことにより、LPRM信号の独立なノイズ入力に対する出力信号の推定を行った。また、分解されたこれらの独立信号に対して、AR同定法によるシステム同定を行い減幅比の算出などの解析を行った。
  • 高屋 茂, 中桐 俊男
    セッションID: N36
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    SUS304鋼に関して、高温環境下(923K)で一軸引張圧縮疲労試験を実施し、その磁気特性変化の測定、観察を行った。得られた結果から、磁気的手法による高温環境下疲労損傷診断の可能性を検討する。
原子力安全工学(原子力施設・設備,PSAを含む)
高速炉サイクル安全性試験
  • 炉外試験へのアルミナ融体適用性検討
    久保 重信, 小竹 庄司, 神山 健司, 佐藤 一憲, 小山 和也, ズエフ ウラジミール, バジリエフ ユーリ
    セッションID: M36
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    再臨界問題排除の技術的見通しを得るためのEAGLEプロジェクトの炉外試験シリーズにおいて、模擬燃料物質としてアルミナを用いた試験を実施し、ナトリウムを用いない体系での模擬燃料物質としての適用性を確認した。
  • 炉内中規模試験の準備と実施
    小西 賢介, 豊岡 淳一, 佐藤 一憲, 久保 重信, 小竹 庄司, 小山 和也, Vurim Alexander, Vassiliev Y ...
    セッションID: M37
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    FBR実用化に向けての炉心安全上の重要課題である再臨界問題排除の技術的見通しを得るためのEAGLEプロジェクトを進めている。IGRを用いた2kg規模の燃料溶融技術を確認するとともに、溶融燃料による排出経路壁の破損挙動を調べるための炉内中規模試験(WF試験)を準備を進めた。
  • 浜田 広次, 栗原 成計
    セッションID: M38
    発行日: 2004年
    公開日: 2004/08/20
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    Na中へ水が漏えいすると、高温のNa_-_水反応ジェットを形成する。伝熱管損傷の評価においては、反応ジェットと伝熱管の伝熱特性の解明が重要である。本研究では、 実験により伝熱現象を考察し、安全評価に適用可能な実効熱伝達率の実験式を導出することを目的とする。Na_-_水反応試験装置による実験ではSG管束部を模擬した試験体を反応容器内に設置し、そこでNaと水を反応させた。試験体は、初期破損模擬管1本、熱伝達率測定用の計測管2本およびダミー管40本が配列される。熱電対は外壁面から0.7mmと3.3mmの深さと外壁面から2mm浮かせて設置した。実効熱伝達率hは、非定常熱伝導方程式に基づき、計測管内の2点の温度から計算する。hと温度の相関よりNa単相流の熱伝達率相当と考えられるhが一定になる領域と、反応ジェットの熱流束を表す傾き-1の領域が確認できた。一方、反応ジェットを水素(気相)とNa(液相)の二相流でモデル化して、実験式を導いた。
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